はこだてグルメサーカス2015
2015.9.6


 今日の日曜日、天候が微妙だという事で部活動は休みにした。少し久々の何もない日曜日という事で、朝はゆっくり寝ていた。10時少し前に妻に起こされた。

 昨日と今日、函館では「はこだてグルメサーカス」というイベントが開催されており、妻がちょっと行きたがっていたので、一緒に行ってみることにした。どうも、世界各国や日本各地の美味しいものが出店しているイベントらしい。

 会場となっている駅前やグリーンベルトの周辺は凄く混んでいるという情報があったので、車を止めるところが無いかもしれないと思い、少し遠いが自転車で行く事にした。つい先日、「しごき用」に新しく自転車を1台買ったので、2台の自転車で出発した。

 出発してすぐに自転車の鍵を忘れたことに気づき自分だけ自宅に戻った。グルメサーカスに行くくせに、しっかりお昼ご飯を食べてから行こうという事になり、妻が行きたがっていたお蕎麦屋さんに行く事になっていたのだが、自分が自転車の鍵を取りに行って、その後追いつこうとけっこうダッシュで走ったが、妻はもう目的のお蕎麦屋さんに到着しており、椅子に座ってメニューを見ていた。くそー追いつけなかったか!

 自分は鶏のから揚げ定食、妻はお蕎麦とかつ丼セットみたいの。かつ丼は半分くらい妻からもらった。
 しっかり食べておかないと、グルメサーカスで無駄にいろんなものを買ってしまいそうだったので、ここでしっかりお昼を食べたのは良かった。

 昼食後、また函館駅に向かって自転車をこいだ。自宅の標高から考えると、函館駅の方が標高が低く、行きは下っている所が多く、スイスイだ。でも帰りを考えたらちょっと大変そう・・・。
 自分は妻の後ろを走ったが、思いのほか妻の自転車は遅くなかった。

軽快に走る妻

 軽快に走る妻の動画
下り坂なのでほとんど漕いでない。

 昼食時間を除けば40〜50分ほどでグルメサーカスの会場に到着した。自転車をガードレールに縛り付ける感じで鍵をかけ、会場に向かった。

仲良く2台の自転車を歩道に置いた

 会場のグリーンベルトに到着すると、うわさ通り凄い人が来場していた。

賑わう会場

 さて、どんな都市がどんな食べ物を出しているのかな?と思い、ちょっと見て歩くことにした。まず目に飛び込んできたのは函館と姉妹都市、友好都市になっている海外の地域だ。
 友好都市の中国天津市、姉妹都市のオーストラリアのレイクマコーリー、ロシアのユジノサハリンスク、ウラジオストク、カナダのハリファックスなど。
 「はぁ〜ん、姉妹都市とかそういう関係のある都市から出店してもらってるのね!」とすぐに分かった。でも何を売っていたかはちゃんと見なかった。

姉妹都市、友好都市ブース

 なんかのイベントもやっていた。行った時にちょうど終わった。ヒーローみたいのがいたような気がする。

イベント会場

 出店している中で最初にグッと来たのは新潟県から出店していたいちごミルクみたいなやつ。本物のイチゴと牛乳、氷を入れてミキサーで撹拌したものを売っていた。ちょうど自転車をこいで水分補給したかったので、このいちごミルクみたいの(400円)を最初に買う事にした。作っていたお姉さんがとても可愛らしく、友達になりたかったが気持ち悪がられそうなので諦めた。

いちごミルクを作っている可愛いお姉さん


出来上がったいちごミルク

 早速ストローで飲んでみた。でも何度吸ってもストローが詰まる。氷の砕きが甘く、ストローで詰まることが分かった。もうちょっとしっかりミキサーで砕いてくれないと!と思ったが、妻はストローを使わずプラスチックのコップから直接飲んだ。あ!そうすればいいのか・・・。気付かないで何十回もストローから吸おうとしていた自分が恥ずかしくなった。

 直接飲んだいちごミルクはとても美味しく、400円はちょっと高いなと思ったが、まぁこういうイベントだからこんなもんかなと言う感じ。

 その他の店も見て回った。函館市内から出店している店もあったし、近郊から出店している店もあった。本州からもたくさん出店していたが、一番並んでいたのは米沢牛だった。

たくさん出店している様子。奥の建物は市役所

 お、なんか変な枝豆みたいなユルキャラがいるぞ!と思い写真を撮った。実際は枝豆ではなくカエルらしい。

枝豆みたいなユルキャラ


タイガーマスクが焼きそばを作っていた

 いちごミルクの次に目に留まったのはせんべい汁。どこの県のやつか忘れたが、どっかの本州からだ。
 醤油味で野菜などが入った汁に乾燥したせんべいを入れて混ぜる。汁を吸ったせんべいは麩みたいな感じになって美味しいという作戦だ。
 いちごミルクと同じ400円。買ってみた。

せんべい汁を作っているところ


400円のせんべい汁

 まぁ、予想していた通りの感じで、美味しかった。でも、「うわっ、これうめー!」という感じにはならなかった。

 そうこうしているうちに雨が降りだした。ちょっと雨宿りをしながら、今度は福島県の出店に目が行った。

雨が降り出し避難中


福島県からの出店

 桃ジュース見たいのが売っていて買いたくなったが残念ながら品切れ。それで、500円の牛串を買う事にした。
 3人目位で並んだのに、なかなか焼けず、待っている間に結構濡れてしまった。

 牛と言えば、高級なものはけっこうな値段がするので、500円と言ってもどんなものがもらえるのかちょっとドキドキ。で、渡されたのがこれ。

500円の牛串。かなり小さめ
。これはいい肉を使っていそう!

 値段の割には小さな牛串を雨宿り中の妻の元に持って行った。どれどれ美味しいかな?と思って食べてみると、

 「あれ??」

 なんか、ビーフカレーにでも入っている位の感じの特にジューシーでも何でもないただの牛モモを焼いたやつだった。これはやられた。
 でも福島は震災以降頑張っているんだから、応援する意味で購入したのもあり、まぁいいかという感じ。

 で、雨も小降りになったので雨宿りしている場所から出て、福島県の出店の近くにあった農研だかとう胆振の店の「豚の丸焼き」というのが気になって行ってみた。

農研百姓塾

 いろんなのが売っていて目移りした。さっきしっかり昼食を食べたのに、けっこう入るもんだと思いながらどれにしようかなと。結局初志貫徹ということで、豚の丸焼きというのを頼んだ。

美味しそうなのがいっぱい!


買った豚の丸焼き(600円だったかな)

 600円にしてはちょっとしょぼいなと思い、福島県と同じ感じかなと思ったんだけど、この豚肉、柔らかくてジューシーさもあって、思ったより美味しく、妻も「あれ?これ美味しい!」とびっくりしていた。大当たりではないけど、まずまず満足できた。

 近くにはまたユルキャラがいた。「はち丸」と書いてある。名古屋からのようなので、家康か何かのユルキャラなんだろうか?

はち丸

 ここで妻の足が止まった。中部国際空港だかで売っているという、えびせんべい、ゴボウせんべいが売っており、購入した。買ってからまだ食べていないので何とも言えない。

中部地方のえびせんべい

 来年の3月26日にはいよいよ北海道新幹線が開通する予定で、それに関するイベントをやっていた。そう言えば1988年、青函トンネル開通時にもけっこう盛り上がったよな〜と思いだした。
 実家の裏がすぐ津軽海峡線の線路だったので、青函トンネルを通る一番列車が自宅裏を通過するのを見た。
 その列車には生中継のテレビカメラが入っていて、確かケントデリカットが乗っていた気がする。自宅裏を通過した津軽海峡線の電車を見ながら、「この電車にケントデリカットが乗ってるんだなぁ〜」と今振り返るとどうでもいいことに感動したような気がする。中学3年生だったかな?

新幹線のイベント

 この北海道新幹線には普通の新幹線とか電車で言うグリーン車より更に上を行く「グランクラス」というのがあるらしく、その座席の展示もされていた。対馬先生が時々、「新幹線が開通したらグランクラスで東京に行く。酒飲み放題だから」と言っているグランクラスがこれの事だ。これに乗って、酒を飲んで東京に行きたいんだな。

グランクラスの座席展示

 新幹線の形をしたビニールを膨らませ、その中で子供が遊ぶようなのもあった。特にこれには興味なかったが、そこにいた男の人のTシャツが凄いと妻が言った。どれどれと見ると、背中に黒鮪と書かれ、マグロの絵も描かれたカッコいいTシャツだった。欲しい!

マグロTシャツ

 最近、新幹線の色を真似たというか、そういうバスとかも走っている。これはワゴン車だけど、新幹線が来ると言う事でかなり盛り上がっている様子がわかると思う。

 自分は電車とか汽車とかにあまり興味がないので、新幹線が開通したからと言って大してワクワクもしないし興味もないんだけど、新幹線が来たら、函館の街は何か劇的に変わるんだろうか?

新幹線を意識したワゴン車

 満足したので帰ることにした。妻はさっきから「お尻が痛い」と言っていた。こんな長距離を自転車で来ることもないので、お尻が痛くなったんだろう。自分も少しお尻が痛かったが、サドルにあまり体重を掛けないように、時々たちこぎしたりしていたので、ダメージはほとんどない。
 けっこう痛がるので、サドルにタオルを巻いたりしてお尻が痛くならないように工夫したりしたが、妻の後ろを走って観察すると、妻は完全に体重をサドルに預けて運転している。交差点などの段差があるところでもお尻を浮かさないので、衝撃がもろにお尻に来ているみたい。

 「尻あげろ!」とか言おうかなと思ったが、そうして転んだりしたら嫌なので何も言わなかった。

 帰り道はどちらかと言うと登り坂だったのだが、緩やかだったためそんなにきつくもなく、妻も「お尻が痛いのを除けば案外楽勝だった」と言うような事を言っていた。

 これから秋になり、冬を迎えたら自転車も乗れなくなるけど、冬の前にもう一回くらい二人でどこかにサイクリングにでも行きたいなと思った。