松前まぐろ祭りと松前藩屋敷
2015.9.18

 津軽海峡では大間のマグロが有名である。しかし、北海道側も同じ津軽海峡で、最近は戸井のマグロが有名になりつつある。

 去年、妻の誕生日祝いを兼ねて、戸井のまぐろ祭りというのに参加した。一人1万円!しかし、十分にその値があると思える内容でとても満足し、今年も戸井のまぐろ祭りに二人で行った。しかし、今年の内容はとてもじゃないけど1万円とは言えないような感じで、妻と二人、がっかり落胆して帰ってきた。
 
 そんな中、今度は松前のまぐろ祭りがあるという。これは会費制とかではなく、本当に文字通りお祭りと言う感じで、マグロの刺身が販売されたり、出店が出たりと言うものらしい。
 今年の戸井まぐろ祭りでは高いお金を払ったにもかかわらず満足できない内容だったので、妻はどうも消化不良だったらしく、この松前まぐろ祭りに行きたいと言うので、松前に行ってみることにした。

 松前までは2時間を見ていたが、1時間半強で到着した。まだ準備中だったようなので、少しだけ祭り会場を見てからお城に行くことにした。

祭り会場の準備。城下町っぽい建物が素敵


松前城

 お城の説明は下の看板を参照にしてほしい。

お城の説明

 松前城は桜でも有名。南殿(なでん)という桜は去年のはこだて検定上級の問題の答えにもなっていた(自分は間違ったけど)

南殿

 松前城をぷらっと周り、祭り会場に戻ったら、マグロの刺身販売の所が結構な行列になっていた。最初から並んでおけばよかった・・・。

並ぶ

 ちょうど並んでいた辺りは沖の口広場と言って、祭りのメイン会場になっていた。偉い人達の挨拶を聞き、いよいよ祭りが始まった。刺身販売は入場制限をかけながら販売していたので、店舗がごった返す事もなく、良かった。

マグロ販売所


売る人

 赤身、中トロ、トロと売っていた。どれも購入するつもりでいたけど、売っている刺身を見てみると、赤身は赤身、中トロも赤身、トロは中トロ位かな?という感じに見えた。まぁでも食べてみたら美味しいかもしれないし、せっかく松前まで来たのだから買っていこうという事になり、活アワビも含めて購入した。

 店舗の入り口にでっかいマグロのぬいぐるみみたいのがあったので記念撮影した。200kgらしい。

マグロのぬいぐるみと

 刺身を買って外に出ると、違う店でマグロの寿司が売っていた。1300円。
 見た感じは8カンの寿司の7カンは赤身、1カンは中トロ位の感じ。二人でふたつ購入してみた。
 食べてみると、とても本マグロの赤身や中トロとは思えない安っぽい味であったが、お腹がすいていたので結構おいしかった。また、誰も生本マグロの寿司とは言っていないのでしょうがないかもしれない。

1300円の寿司

 出店も出ていて、たこ焼きを買おうという事になった。

 漁師の作った。自分で捕った松前沖のC:。ミ(←タコの絵文字ね)です。うしおのたこ焼1パック400エン
 と、書かれていた。
 「の」だけやたら小さくないか?

 まぁ普通のたこ焼きだった。

 焼き鳥も買った。確かけっこう安くて、これはなかなか良かった。

焼き鳥

 妻が少し寒がっていて、ホッケのつみれ汁が売っていたので体を温める意味も含めて購入した。

 ぬるかったらしい・・・。

ぬるいつみれ汁


たこ焼き

 

 松前の観光をして帰ることにした。道南では有名?な伝説の物語、善光寺の血脈桜を見に行った。どんな伝説だったかは下の画像の看板を見てほしい。





血脈桜

 その後、松前藩屋敷を見に行った。昔の松前城下の様子を復元している場所で、今回初めて入った。

入り口から入ってすぐの感じ。昔っぽい


奉行所の様子


説明


本州から来た人が裸にされて調べられている様子の絵



旅館の入り口から撮影


旅館の2階から


武家屋敷の説明

武家屋敷


民家の説明


民家の玄関から撮影


北前船の復元模型


アイヌの酋長たちの肖像画?


アイヌの酋長たちを書いた絵がたくさん飾られていた。
蠣崎波響が書いた原画を小島貞喜という人が模写したもののようだ。
絵に遠近感が無く見づらいが、当時の様子を知ることが出来る。

 購入したマグロの刺身も自宅に持ち帰り食べてみたが、見た目通りどうってことのない味だった。
 本当に去年の戸井まぐろ祭りが良かったので、今年の戸井まぐろ祭りには失望したし、松前まぐろ祭りは予想より少し残念な感じで、来年また来たいとは思えなかった。
 こういう事で町おこしをしたり、地元以外のお客さんに「また来年も来たい」と思ってもらえないといけないんだろうけど、少なくとも私たちは「来年も来たい」とは思えなかった。何だろう?このモヤモヤ感は。不完全燃焼的な。

マグロ丼


刺身(手前が中トロ、奥左がトロ、奥右が中落ちだったかな?

 期待に対してどうだったかという事ではなく、妻が行きたがっていた松前まぐろ祭りに来ることが出来た事は良かったと思う。妻もその点は満足してくれたんじゃないかな。
 
 松前藩屋敷を見ている時には雨が結構強く降ったりして、そういう事も予想して妻は雨ガッパを用意していた。雨がっぱを着て雨に打たれながら歩くのも久しぶりでちょっと楽しかった。