北海道新幹線開業!
2016.3.26

 数週間前、仕事をしている時に対馬先生がやってきてこう言った。

 「北海道新幹線に興味ないか?」

 北海道新幹線のことについてははこだて検定で随分勉強し、ある程度知識はついていると思うけど、それに興味があるかと言われればあまり無いような・・・。

 実は北海道新幹線が函館まで造られると決まり、工事が始まるというニュースは帯広に住んでいる時に耳にした。当時、北海道は財政がかなり苦しかったのに何億円も負担すると聞いて「もっと他にお金の使い方あるんじゃないの?」と、北海道新幹線については否定的な意見を持っていた。

 函館に転勤になり、いつの間にかかなり工事が進んでいて、新幹線用の線路も出来ていることに驚いた。否定的な意見を持っていても着々と工事は進み、いよいよ3月26日に北海道新幹線が開通になる。

 で、対馬先生は何で私に「新幹線に興味がないか?」と聞いたのか。

 対馬先生は記念すべき北海道新幹線の一番列車にどうしても乗りたいらしい。そこで私を誘ってくれたわけだ。
 だけど、一番列車は上りも下りも25秒とか30秒で切符が売り切れたと聞いているから乗れないんじゃないの?と思ったんだけど、自由席みたいな感じなら購入できるらしく、一番列車の木古内駅〜新函館北斗駅まで一緒に乗ろうと言う。切符代は出してくれるって。

 なんとなく面白そうだし、一番列車が新函館北斗駅に到着したとき、きっとお祭り騒ぎになっていて、たくさんの人が出迎えてくれる中、新幹線を降車するのは気分も良さそうでテレビとかにも出るかもしれない!と思って、対馬先生の誘いに乗ることにした。

 木古内駅までは道南虫の会の関君に送ってもらい、関君は私たちを降ろした後、まっすぐ新函館北斗駅まで迎えに来てもらうという。関君にはかなり申し訳ない気持ちになったけど、自分と対馬先生の高校の後輩という事で、これは運命と思ってもらうしかないかも。

 5時50分、関君と対馬先生が自宅に迎えに来てくれて、木古内駅に向かった。

関君の車で木古内駅へ

 天候も良さそうで楽しい一日になりそうだ。高速道路に乗り、木古内へ向かう。

高速道路から見える函館山


駒ケ岳もきれいに見える

 木古内までの車の中、関君と対馬先生はずっと話をしていた。自分は後部座席で「まだ眠いなぁ〜」と思い目をつぶって過ごしていた。

 無事に木古内駅に到着。木古内はお祭り騒ぎになっているのかなと思ったら、意外と静かだった。

新幹線木古内駅で記念撮影

 駅に入るとけっこうな人がいた。とりあえず切符を改札に通して中に進んだ。

切符を改札に通すところ

 改札を過ぎて中に入ると、記念式典が終わった直後だった。

記念式典が終わったところ

 とりあえずホームまで行ってみようという事になり、長いエスカレーターを通り上に登った。

長いエスカレーター

 木古内駅に最初に来る新幹線は新函館北斗駅を出発した新幹線なのだが、まだ来るには時間が早い。寒いのですぐに下に戻った。下も結構寒かった。木古内駅は見た目けっこう大きいけど、お土産屋さんとかレストランとかそういう施設は見当たらなかった。駅のすぐ近くに道の駅があり、そこにはレストランとかお土産屋さんとか、あとは木古内で有名な寒中みそぎを紹介する施設もある。

 新幹線ホームから下に戻り、報道陣などがたくさんいる中、自分たちが乗る新幹線が来るまで時間つぶしをすることにした。

顔を出して記念撮影するやつ。

 さっき記念式典をしていた所にくす玉があったので、ひもを持って写真を撮ってもらった。

開業おめでとう!


時刻表はこんな感じ


切符

 これまでJRが運行していた木古内〜五稜郭までの列車は道南いさりび鉄道となり、これも今日から運行が開始される。もし本州から新幹線で木古内駅まで来たとしたら、ここで道南いさりび鉄道に乗り換えて函館駅まで行くことが出来る。

 木古内で降りず、新函館北斗駅まで新幹線を使い、そこからはこだてライナーで函館駅まで行く事を考えると、いさりび鉄道は少し時間がかかるけど、ゆっくり綺麗な函館湾の景色を見ながら列車の旅が出来るし、料金を比較するといさりび鉄道の方が少し安いと思う。急いでないならいさりび鉄道を使った方が楽しそう。

 新幹線の木古内駅からはいさりび鉄道への乗り換えも簡単そうだ。

いさりび鉄道への乗り換え案内の看板


新幹線の駅から見えるいさりび鉄道

 駅の中はけっこう寒く太陽光線に当たりながら体を温めていた。少ししてそろそろ新函館北斗を出発した一番列車がやって来る時間が近づいてきたのでもう一度ホームにあがり、見学することにした。

 ほとんど定刻通りに新函館北斗を出発した一番列車が木古内駅にやってきた。

木古内駅に最初に到着した新幹線

木古内駅に最初に到着した新幹線の動画

 これが記念すべき一番列車なのかと思いながら見学。関君に記念写真を撮ってもらった。見た感じ乗客は満員だった。

一番列車で記念撮影

 自分たちが乗る予定の新幹線は下りの新函館北斗行で、新青森発である。木古内に来るのはまだ少し時間があるし、やっぱりホームは寒いのでまた下に戻った。木古内のゆるキャラのキーコ君がいたので、一緒に記念撮影した。

キーコ君と記念撮影

 報道陣の人が多く、大きなビデオカメラを持っている。誰かインタビューされていたので撮影した。木古内で降りたおじさんかなと思ったが、どうやら木古内の町長らしい。

木古内の町長がインタビューを受けていた

 部活のYさんは木古内出身ということもあり、対馬先生が「見送りに来てくれ」と頼んでいた。朝早いという事もあり、「無理しなくていいけど」と言っていた。

 「Yさん来るかな?」と対馬先生が言っていて、電話もしてみたんだけど通じなくて、「やっぱり朝早いから来ないかな?」と言っていたけど、自分はYさんは来ると思っていた。

 対馬先生が「ちょっとトイレ」と言ってトイレに行き、自分は一人で辺りを見ていたらYさんの姿が目に入った。「お、やっぱり来てくれたんだ」と思って近づこうとしたら、いきなりテレビの取材を受けだした。

テレビの取材を受けるYさん

 ところが、

「新幹線が木古内に来てどうですか?」

 「う〜ん・・・」

 「何か期待していることはありますか?」

 「特に何も・・・」

 的な感じで、インタビューしている人がどんな答えを期待しているかについて、完全に裏切るようなネガティブ発言。
 これはボツになるなと思ったんだけど、一緒に来てくれたお母さんにもインタビューしていた。
 お母さんが何を答えていたかは聞き取れなかったんだけど、そつなく答えていたような気がする。

 Yさんが「学校の先生が新幹線に乗るというから見送りに来た」と言っていたので、インタビュー終了後、インタビューしていた若い女の人に「気を付けて行ってきてください」って声を掛けてもらった。

 ほどなくして対馬先生もトイレから戻ってきた。

 関君は既に新函館北斗駅に向かってくれていて、自分と対馬先生、Yさんとお母さんで話しをしたりしていたら、新幹線のゆるキャラの どこでもゆきちゃん がいたのでまた記念撮影してもらった。

どこでもゆきちゃんと記念撮影

 そろそろ自分たちが乗る新幹線が木古内駅に到着する時間になってきたので、またみんなでホームに向かった。
 予想よりお祭り騒ぎにはなっていなかったが、歓迎の大きな旗みたいのを持っている人たちが向かいのホームにいた。

歓迎する旗を持つ人達

 ほぼ定刻通りに私たちが乗る新幹線が木古内駅に到着した。

新幹線到着!

 早速新幹線に乗り込んだ。
 木古内駅から乗り込む人はかなり少なかったように思う。
 さすがに記念すべき一番列車とはいえ、用もないのに木古内駅から新函館北斗駅まで行こうと思う人は少ないのだろう。

 指定席ではないのでドア近くで立ったまま新函館北斗駅まで向かおうという作戦。乗車時間は13分だったかな?木古内〜新函館北斗まで13分はさすがに早いよなと感じる時間感覚だ。

 見送ってくれたYさんとお母さんに手を振り、新幹線は動き出した。

 動き出してすぐに感じた事は、振動が少ないなという事。スムーズに滑るように加速して行った。

ここでYさん親子とお別れ。

 新幹線が走りだし、周囲を見てみると、立っている人が思ったより少ない。自分の予想ではゴールデンウイークとかお盆とかの帰省ラッシュを報道するテレビで見るような、ギュウギュウ詰めみたいな感じかなと思ったんだけど、出入り口で立っている人が少しいるくらいで、客車の座席付近で立っている人はほとんどいなかった。客車の座席がある部分を対馬先生と二人で少し移動しながら見学してみたが、誰も座っていない席も少しだけどあった。



ほとんど立っている人はいない

 ドア付近にはカメラを持っている人、ビデオカメラで撮影している人などもいたが、新函館北斗駅まではトンネルがけっこうあったし、防音のため?かどうかわからないけど壁があって景色が見えない場所が多かった。でも時々景色が見える場所もあり、函館山が見えたりしていた。

新幹線の窓から見える函館山

 車窓から景色を見ると、さすが新幹線だけあって景色の流れが速い。けっこうスピードが出てるんだろうなと感じたけど、何キロ出ているとかいう電光掲示板は見つけられず、実際のスピードはわからなかった。

 ただ、かなりスピードが出ているにもかかわらず車両は安定して走っており、左右に揺られたりすることも無く、どこにもつかまらず立っていることが出来る。振動も少ない。これはさすがだなと感じた。

 13分の新幹線の旅はあっという間に終わった。木古内駅から新函館北斗駅まで13分。これまでの常識では考えられない移動時間だ。

 そしてほぼ定刻通りに新幹線は新函館北斗駅に到着した。新函館北斗駅にとっても到着する初めての新幹線ということであり、記念すべき一番列車に乗車できたということで嬉しかった。

 さて、いったいどれだけ歓迎ムードなのかなとワクワクしていたのだが、全く思い描いていたのとは違って、たいしたことなく、人も少なかった。

新幹線を降りた瞬間。出迎えの歓迎ムードはない・・・

 新幹線のホームに降り立ち、ホームから駅に向かうとさすがにたくさんの人がいた。

ホームから駅に来たところ


ようこそ北の大地北海道へ!!って横断幕を持って歓迎された。自分たちは木古内からだけど・・
 

外に向かうと新聞記者に取材された。
 
 「どちらから乗られたんですか?」って聞かれたので「木古内から」って答えたら笑われた。
 「何で乗ったんですか?」って聞かれたので「記念に」って答えた。
 「感想は?」って聞かれて、「振動が無くスムーズでとても速かった」って答えた。
 写真も撮られたけど、きっとボツだろう。

 人が多く、ここでも報道の人がたくさんいた。関君もそろそろ着いている頃だし外に出ようかなと思ったら、いつもテレビで見ているアイリちゃんがいて、家族にインタビューするために打ち合わせをしているような感じだった。

 朝の情報番組であるイチオシモーニングという番組で毎日アイリちゃんを見ていて好きだったので、アイリちゃんを見れてちょっと嬉しかった。

アイリちゃん

 外に出ても報道陣がいて、これまたイチオシモーニングに出ている芸人の河野君が誰かにインタビューしていた。

河野君

 関君もちょうど新函館北斗駅に到着しておりここで合流し、家まで送ってもらった。

 思ったよりすごい楽しかった。

 関君と対馬先生とはここで別れ、自宅でゆっくりした。
 朝早かったので、少し寝たりして過ごしていたが、テレビは北海道新幹線開業の番組が多かった。妻がそれらのテレビ番組を録画していて、もしかして自分もどこかで映っているかもと思いチェックしたがどこにも映っていなかった。

 昼近くになってテレビを見ると、新函館北斗駅はかなりの賑わいになっているようだった。自分たちは一番列車で7時半すぎ位だったのでまだ賑わうには時間が早かったのかな?

テレビでは新幹線特番をいろんなチャンネルでやっていた

 昼近くになり、妻と函館駅の方に行ってみることにした。函館駅は新幹線が到着するわけではないが、それでもお祭り騒ぎになっているようで、日本各地のラーメンが食べられるだかという情報を妻が掴んでいたので行ってみようかという事になって。

 朝市の奥に車を止めて、朝市を歩きながら函館駅に向かった。朝市は思ったほどに賑わってはいなかったが、新幹線開通記念価格みたいな感じで少し安めに売っているようだった。

 函館駅に着いたらかなり人が多くてびっくりした。

新幹線開通までのカウントダウン掲示板
0になっていた

 駅前にイカール星人(函館をぶっ壊す悪のキャラクター)がいたので写真を撮ったら可愛い被り物をしている子供もいた。

イカール星人と手下?の子供

 更に、箱館戦争当時の色々な人に扮している人たちがいたので記念撮影してもらった。
 中央にいるのが私。向かって私の右側が旧幕府軍総裁の榎本武揚、更に右側が箱館奉行(箱館戦争前の人)の堀利煕。
 向かって左側の二人は誰だかよくわからなかった。

函館の歴史に登場する人達と記念撮影

 各地の名物やラーメンなどを売っているイベント広場みたいのはかなりの人でごった返していた。活気があり賑わっている。

各地の特産物を売っているイベント広場

 どっかの高校かわかならないけど、書道のパフォーマンスもやっていた。

書道のパフォーマンス。新幹線色の下地に書いているようだ

 当初、ラーメンを食べるつもりだったんだけど、ラーメン以外にも美味しそうなものがたくさんあり、から揚げとホルモン焼きを買った。

から揚げとホルモン焼き屋さんの看板

美味しそうなから揚げ


ホルモン焼き(700円)ちょっと高いと思ったけど、こういう場だからしょうがないか。
味は濃厚で美味しかった

から揚げ(700円)これも高いと思ったけどタレが絶妙で美味しかった

 食べながらあたりを見回したらガゴメコンブのユルキャラ(名前わからない)がいたのでまた記念撮影してもらった。今日はたくさんのユルキャラと記念撮影した。これ趣味にしようかな??

ガゴメコンブのユルキャラと記念撮影

 さて、一番の目的であったラーメン。いろんな地方のラーメンが売っていたが、富山ブラックってのが見た目美味しそうだったのでこれを買ってみることにした。


煮卵トッピングで850円

 味にキレがあり、魚だしが効いていて美味しいラーメンだった。

 ラーメンを食べ終わり、駅の中に入ってみることにした。ラーメンの味がけっこう濃いめだったこともあり、私も妻も喉が渇いてお茶も買いたかった。

 駅に入り、2階に行ってみた。新幹線開業に合わせていろんな店も入っていると何かで聞いたのでどんなふうになっているかなと思って。

 とりあえず自販機を発見したのでお茶を買う事にした。韓国語と中国語でも表示されていた。

自販機の写真。中国語と韓国語でも表示されている

 2階から1階を覗いてみた。人がかなり多くて賑わっている。

2階から1階を見たところ

 駅前も駅の中もすごく賑わっている。新幹線が来る駅でもないのに。凄い活気でちょっと嬉しくなってきた半面、悲しくもなってきた。函館がこんなに賑わうのは今日が最後のような気がして。
 今日、明日位は新幹線開業と言うイベントで大勢の人達で賑わっているけど、来週の土日あたりはもうシーンとしてるんじゃないかと。この先の新幹線指定席の予約率も25パーセント程度しかないとニュースでやっていたし。

 新幹線の画にメッセージが書かれているようなものもあり、ちょっと見てみた。

たくさんのメッセージが書かれている





 たくさんメッセージが書かれていて、函館に来る旅人を歓迎しているのがわかる。夜景、海の幸、五稜郭、ラッキーピエロ、温泉など、たくさん紹介してくれているし、みんな頑張って作ってくれているのも伝わる。

 満腹にもなったし、お茶も飲んだし帰ろうかという事になり、また朝市を通って車に戻ることにした。無料でカニ汁が配られていた。

無料で提供されていたカニ汁

 自分たちはお腹いっぱいなので御馳走にならなかったけど、無料という事もあり、たくさんの人達が並んでいた。

無料のカニ汁をもらおうと列をつくる人達


 午後3時からは函館上空でブルーインパルスの飛行があるという事で、これも見に行く計画だった。実家の母も「連れて行って」と言うので、朝市から直接実家に向かい、実家で少し休んでブルーインパルスを見るために出発した。

 最初、函館山で見ようかなと思っていたんだけど、母が「港町埠頭もいいんじゃない?」という。確かに港町埠頭からなら飛行機と函館山が同時に入った写真なども撮れそうだしいいかも!と思ったんだけど、それなら万代埠頭のほうがいいかもと考え、とりあえず万代埠頭に行くことにした。埠頭に入れなさそうだったら港町埠頭に戻ろうかと思って。

 万代埠頭に着くと、埠頭の中に車で入れた。ラッキー!ここでブルーインパルスを見ることにした。

 埠頭から見ると、ともえ大橋なんかにも人がいて、この人たちもきっとブルーインパルスを見ようとしている人たちだと思う。万代埠頭にもけっこう人がいて、自分と同じことを考える人も多いんだなと思った。きっといろんな埠頭にたくさんの人たちがいたんだと思う。

ともえ大橋

 3時からという事で、少し待っていたんだけど、どこからともなく飛行機の音がしてきた。音の方を見ると飛行機が飛んでいたので、「お!ブルーインパルスが来たか!!」と思ったらただのJALの飛行機だった。
 肩透かしをくらったけど、とりあえずJALの飛行機を撮影して練習。

JALの飛行機

 ほどなくして1機の飛行機が飛んできた。煙を吐き出しながら飛んできたので、今度こそブルーインパルスだとわかった。

飛んできたブルーインパルス

 函館の上空を飛ぶブルーインパルス。とにかくカッコいい!コンデジでは写真と動画、あと一眼レフでも撮影。どうにか函館山と飛行機が一緒に収まるような写真や動画も撮りたいし、飛行機を大きく撮影もしたい。肉眼でも見たい。これは大変だ。

一眼レフで撮影したブルーインパルス


6機の編隊飛行。ものすごいカッコいい!

 爆音を轟かせて飛ぶのかなと思ったら、案外静かだった。周りの人達も「すげー」とか、「かっこよすぎる〜」とか言いながらブルーインパルスを見ている。

6機編隊で煙を出しながら






飛行機と雲


よくこんな間隔を一定にして飛べるもんだ


なんとか函館山と飛行機を入れれた




先頭の1機は煙を出さない


函館山全体と飛行機


オリンピックのマークみたいな形を煙で作っているところ


完全に自分の真上で作っていたし、カメラに入りきらない



函館の上空を飛ぶブルーインパルス@

函館の上空を飛ぶブルーインパルスA

函館の上空を飛ぶブルーインパルスB

函館の上空を飛ぶブルーインパルスC

函館の上空を飛ぶブルーインパルスD

函館の上空を飛ぶブルーインパルスE


 約20分の曲芸飛行はあっという間に終わった。すごくカッコ良かった。

 数年前、海外旅行から帰ってきたときに千歳空港で航空ショーをやっていて曲芸飛行を見たことがあるが、函館山や函館の市街地、函館湾上空を飛ぶブルーインパルスのカッコよさは千歳の時とは大違いに感じた。函館を飛ぶカッコよさというのがあったと思う。

 帰りは渋滞でちょっと大変だったけど、貴重なものを見られてとても感動した。また是非函館上空を飛ぶブルーインパルスを見てみたいと思ったけど、そんな日は来るのだろうか・・・。

万代埠頭から出る車で渋滞

 今日一日、函館や木古内、北斗はお祭り騒ぎだった。新幹線開通を喜ぶ今日のイベントは2度と来ない。貴重な経験が出来たと思う。自分が知らない所でも様々なイベントをやっていたりしていたと思う。夜には花火の音も聞こえていた。

 現段階で東京まで最短で4時間2分。目標だった4時間は切れず、東京からだと飛行機の方がいいのかな?と思っちゃうけど、青函圏のタッグで観光客を呼び込んだり、東北地方(仙台や盛岡)の人達にたくさん函館に来て観光したり美味しいものを食べてもらいたい。

 今後も魅力的な函館であり続けるためには新幹線が開通したからと言って黙っていても人が来る訳ではないから、函館の魅力の情報発信や、観光地の充実、体験型観光の開発など、やって行かなければならないことがたくさんあると思う。そういう事に関わらない人たちも、ごみのポイ捨てをしないで函館の街の美化に努めるとか、マナーの良い車の運転とか出来ることはたくさんある。

 人口が急激に減少していてこの先どうなるか不安も多いけど、今日のような賑わいや活気が今後しぼんでいってしまわないようにと函館市民の一人として強く感じた1日だったし、最初は北海道新幹線に対しては否定的な考えを持っていたし、今時点でもそういう気持ちが無くなったとは言い切れないけど、新幹線開通を契機としてなにかこれまでとは違う函館というものを創って行けるような気持ちにもなった。