標本教室のための蝶採集
2016.7.16

 ここ数週間、天候が悪くて活動できなかったり、私が教員免許の更新試験のため日曜日に札幌に行かなければならなかったりと、なかなか活動できない日が続いていた。特に6月下旬から7月上旬といういろんな蝶が出てくる季節に活動できなかったのは辛かった。
 しかし、毎年恒例の熱帯植物園での蝶の標本づくり教室が7月23日に迫ってきていたので、それ用の蝶を採集しなければならないという事もあり、ようやく活動できる今日、部員が全員参加して蝶の採集をすることになった。

 普段活動している部員は9名なのだが、9名で同じ場所にいても効率が悪いので、2班にわかれて行動することになった。自分は女子部員3名と1年生のK君を連れて、未来大学付近で蝶の採集をすることにした。

 モンキチョウがたくさん飛んでいる場所を見つけ、そこでみんなで採集だ。

 熱帯植物園の小学生対象の蝶の標本づくり教室は定員が15名ということで、ひとり2頭の蝶を標本にし、失敗したりするのも含めたら、50頭は確保したいと考えていた。

3年生Mさん


函館山をバックに採集するK君


モンキチョウを見つけ網を振るMさん


なかなかいい天気。手前はMさんで奥は部長のYさん


手前が1年生のYさん。奥が2年生のYさん(部長)

 湿度はそれほどでもないけど日差しが強くて夏らしい気候。最初虫刺されを警戒してなのか日焼けを気にしてなのか、上着を着ていた部長も暑さには勝てず上着を脱いで半袖で採集しだした。

半袖になって蝶を探す部長のYさん

 4人で20頭位採集した後、分かれていたチームと中野ダムで合流することになった。

中野ダムまで自電車で来た部員

 中野ダムではダムの下の方で採集するグループと、ダムの上に行くグループに分かれた。最初は女子3名+1年生K君と私でダムの上に行き蝶を探すことにし、他の部員は下の方で探す事にした。

 特別珍しい蝶を探したいわけではなく、標本にするのに適度な大きさであるエゾスジグロシロチョウやモンキチョウあたりを採集したかったが、コムラサキやシータテハなどのタテハ類も多く採集した。
 イケマの花にキバネセセリが来ていた。いつの間にかそういう季節になっていたという事だ。

キバネセセリ


コチャバネセセリ

 しばらく採集した後、上のチームは下で、下にいたチームは上に行き採集することにした。私はまた上に行った。J君は下で焼き鳥弁当を食べていたので「お前はまた下でやれ」と言って、上には連れて行かなかった。

1年生と2年生のW君

 結局みんなで60頭位蝶を採集することが出来た。これだけあればまず大丈夫だろう。23日の標本教室どんな感じになるかな?
 去年は1回くらいしか部員に練習させないで本番に臨んだが、今回は2年生部員もだいぶ練習を積んだし、1年生部員のYさんはもうかなり上手に出来るようになっている。他の1年生部員は明日初めて展翅の練習をする計画であるが、去年よりは頼りに出来そうな感じだと思う。