この夏初のアサギマダラ目撃
2016.8.6 |
今日もアサギマダラを探しに横津に行く事にした。参加部員は部長のYさん、副部長のN君、J君、1年のW君の4人だ。
登山開始。たいした登山ではないが健康づくりにも良さそうだ。対馬先生とN君、J君、W君は先に頂上に行っていて、自分とYさん二人で歩いて登った。
歩きながら函館市街地方面を見ると、見ただけでけっこう暑そうだった。 |
登山途中で見た函館市街地方面 |
もう少しで山頂と言う所まで来ると、先に行っていた部員達の姿が見え、手を振るのではなく網を振ってこちらに合図してくれているのが見えた。 |
網を振る部員 |
今日の横津は快晴だ。青空が気持ちいい。先日部活に参加したMさんご夫婦に見せたい景色がいっぱいあった。 |
山頂のレーダー |
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室蘭方面 |
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羊蹄山 |
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室蘭方面 |
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右側に写っているのは多分白鳥大橋 |
横津から室蘭の白鳥大橋が見えていたり、多分その左側には日本石油の煙突みたいのも見える。函館から室蘭は、一般道なら噴火湾をぐるっと回るので3時間半とかかかるんだけど、それ位移動しなければいけない場所が見えるなんてなかなか凄いと思った。
また、近くにある駒ケ岳(1131m)も綺麗に見えていた。 |
駒ケ岳 |
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駒ケ岳の山頂付近 |
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対馬先生と話すYさん
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先に来ていた部員達 |
正直言ってアサギマダラを確認するのはまだ少し早いのではないかと言う予想だったので、他の蝶を観察したり景色を見たりする時間の方がメインの感じになっていた。
コヒオドシが何頭か飛んでいて、証拠程度の写真を撮ることが出来た。
コヒオドシ、ヒオドシチョウ、エルタテハなど、道南ではほとんど見ることが出来なかった蝶達をこの近辺では見ることが出来る。 |
コヒオドシ |
横津の山頂からは北海道新幹線の新函館北斗駅も見える。10時49分だかに新幹線が出発するというので、山頂から撮影してみようとチャレンジした。 |
新函館北斗駅 |
出発時間から少し過ぎて、新幹線の列車が見えた。だけど線路の両脇が壁みたくなっているのか、新幹線の上の部分が少し見える程度で、たいしたものではなかった。 |
北海道新幹線 |
対馬先生と1年のW君は先に帰り、少しして自分たちも下山することにした。この後水無の林道にでも行こうかと思って。
ところが下山し始めて400m位歩いたところで、いきなり足元にアサギマダラ出現!
みんなで「うわぁ〜!」と言ってびっくりしたが、アサギマダラは舗装を横切って飛び去ってしまった。
捕獲に失敗したが今年の夏初めてのアサギマダラである。
当然、たまたま1頭だけ来たのと自分たちがばったり出会ったというよりは、本当は何頭もいて、たまたまそのうちの1頭がばったり出会ったという事の方が確率的には高いと思ったので、とりあえずみんなで山頂に戻ることにした。さっき逃げてしまったアサギマダラももしかしたら山頂に行ったのかもしれないし。
みんなで山頂に戻りアサギマダラを待った。 |
山頂でアサギマダラを待つJ君 |
しかし結局アサギマダラは現れず。
また下山することにしたが、4人で固まって歩いて降りるより、一人ひとり別々に歩いたほうがアサギマダラを発見できる可能性が高いと思い、100m位ずつ距離を置いて下山することにした。 |
距離を置いて下山する部員達 |
結局慰霊碑のゲートまで新たなアサギマダラは現れず、自分とYさん、N君とJ君の二手に分かれてもう少し調査することにした。
Yさんと自分は慰霊碑の調査。N君とJ君はそのまま歩いて降りながらスキー場等の調査。
慰霊碑の調査ではヒオドシチョウを目撃したが採集は出来なかった。また、リフト乗り場の所にお爺さんがいて、何してるのかなと思ったら、さっきの自分と同じように新幹線の撮影に挑戦しているという事だった。このお爺さん、なかなか話が止まらず、自分達が蝶の調査をしているというと、「本州から飛んでくる蝶に印をつけたりするんでしょ?」などと、アサギマダラの事を話し出した。「へぇ〜、色々知ってるお爺さんなんだな」と思ったけど、自分たちが戻ろうとしても話が止まらず、「ほら、そこにつがいの蝶がいるよ」とか、「そっちにも蝶がいるよ」とか。
お爺さんが「ほら」という蝶は全部ヒメキマダラヒカゲである。「その蝶は普通の蝶で自分たちが探しているのとは違うんです」と言っても「ほらこそに・・・」とヒメキマダラヒカゲがいることを教えてくれる。
「ではさようなら」と言って帰ろうとするが「ほら蝶がいるよ」って・・・。
最後は、お爺さんを振り切って逃げるようにYさんとこの場を去った。
そして、J君とは途中で別れ、私とYさんとN君は水無の林道に向かった。ミヤマカラスアゲハの集団吸水とかを見せてあげたかったし、いくつか採集も出来ると考えて。
しかし、我々3人はこの水無林道で無数のアブの襲撃を受けた。自分の周りに100匹以上!それぞれにだから合計300匹以上。
周りをブンブン飛んで自分は頭や足を刺された。
最初はどうにかなるかと思ったけど、これはもうどうにもならないと思い、飛び回るアブを網でどんどん捕獲し殺した。
凄い数のアブを殺してしまった。
そして、途中まで歩いたところでもうギブアップして引き返す事にした。ミヤマカラスアゲハは少ししか見られず、1,2頭しか採集できなかった。
あんなにたくさんのアブの襲撃を受けたのは初めてだった。もうしばらく水無にはいかない!
横津ではアサギマダラの確認ができて良かった。
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