散歩3
2016.11.6 |
今日は特に用事も無かったのだが、妻が元町近辺をぷらっと歩きたいと言うので一緒に散歩がてら観光客に紛れ込んで歩いてみることにした。
車でともえ大橋を通り、金森倉庫群を抜け、基坂から海側にある梁川剛一作の鳳凰像の横に車を停めた。(駐車禁止じゃない)
そこから基坂を登って行く事にした。
ちょうど相馬株式会社の緑色の風情ある建物と市電が通ったので写真を撮ったが、建物と電車が重なってしまい下手な写真になってしまった。 |
相馬株式会社と市電 |
昨日は暖かかったものの、今日は風もありけっこう寒い。妻も「元町を歩きたい」なんて言って後悔しているかも。でも自分は色々見れるので楽しい。 |
基坂から公会堂方面を見る。石畳の道路が綺麗 |
基坂の中腹には旧イギリス領事館がある。はこだて検定で勉強するまではこんな建物があるのを知らなかったが、勉強してからは付近を通るたびにこの建物に目がいく。多分青っぽい窓とかが自分好みなんだと思う。 |
旧イギリス領事館 |
ここから左に曲がって歩いたところで、グゥワシャン!と大きな音が響いた。びっくりしてビクッ!となったが、少し先で車が事故を起こしたようだ。怪我している人がいないか気にもなったので急いで見に行った。
2台の車が事故を起こしていた。灰色の車と黒い車。黒い車が八幡坂を登り、灰色の車は五島軒の前の道路を走っていたようだ。
黒い車が一時停止をしないで灰色の車のドテッパラに突っ込んだようだ。怪我人はいないように見える。 |
突っ込まれた車 |
黒い車はしばらく道路の中央に止まったままで動こうとしない。誰かと電話しているように見えた。警察に電話してたのかな?函館ナンバーじゃなかったので観光客だろうか?2人か3人乗っていた。
自分の見た感じでは黒い車の方が過失が高そう。灰色の車には年配の人が乗っていたのだが、黒い車に乗っていたおばちゃんは車を動かす事も無く、灰色の車の人に怪我がないか心配して車から降りることも無く、妻が、「ふつうならまず車を降りて相手の人に怪我がないかとか確認するよね、何でそういう事しないんだろうね?」と言ってちょっと怒っていた。
自分は黒い車のおばちゃんがてっきり若いお姉ちゃんだと思っていて、「若い女の子が事故起こしたら動転してなかなか正しい行動も出来ないと思うよ」とかばった。 |
事故った黒い車。よく見るとボンネットがずれているのでそれなりに壊れているんだと思う |
しばらく様子を見ていたが、ようやく黒い車は交差点から動いて上の画像の場所に止まった。灰色の車のお年寄りたちが黒い車の人に詰め寄ってた。怒鳴り散らしているわけではないけど、ちょっと怒っているようにも見えた。 |
八幡坂からの景色(道路の両脇は事故った車) |
この画像で言うと、黒い車は奥の方から登ってきた。灰色の車はこの画像で言うと多分交差点の左側から右側に行こうとしていた。優先なのは坂ではなくて横を通る道路なので、灰色の車が優先。黒い車は一時停止せずに画面奥から手前側に来ようとしてぶつかった。
観光で来た人達なら函館の道路はけっこう難しいというか大変だと思う。
怪我も無いようだったので、事故現場を離れて歩いた。
古っぽい建物とかもあり、写真を撮ったりした。 |
古っぽい建物 |
妻が「カールレイモン」に行こうというので、探して歩いた。簡単に見つかった。
函館でまだソーセージなどが一般的でなかった時代にカールレイモンが苦難を乗り越えながらソーセージを作り市民に受け入れられていった歴史があり、彼の事は「胃袋の宣教師」と言われている。
去年かおととしのはこだて検定上級試験に、カールレイモンのミドルネームのローマ字を問う問題が出た。
カール・ワイデル・レイモンと言い、答えはWという事になるのだが、全く知らずに間違えた。
店の前にカールレイモンの銅像があったので写真を撮ったけど、とにかく手がでかいというか指が太い。
当時は肉を手でこねたりしていたと思うので、そういうでっかい手になったのをちゃんと再現している銅像なんだろうなと思った。
ちょうど今日は今年のはこだて検定の試験日だった。自分は今年は受けなかったけど、今年の問題にもカールレイモン関係の問題が出ていたようだ。 |
カールレイモンの銅像 |
寒い外から中に入るととても暖かく感じた。自分はチューリンガードックというのを、妻はスパイスドックを注文した。
さすがにカールレイモンのソーセージを使っているので、モスバーガーより高い感じ。 |
注文している妻 |
座席に着くと、函館山の山頂が見えていた。 |
函館山山頂 |
自分たちの他に若そうなカップルがいて、寄り添いながら大人しく、席でカールレイモンを紹介しているビデオを見ていた。観光客の人だろうか?寄り添っている感じが何とも言えず幸せそうでちょっと嬉しいような温かい気持ちになった。 |
ビデオを見るカップル |
少ししたらホットドックが運ばれてきた。写真には撮ったけど、見た目じゃ普通のホットドックにしか見えない。 |
チューリンガードック |
一緒にガラナを頼んだ。子供の頃はあまり好きじゃなかったけど、この薬っぽい味が大人になってから好きになった。
妻のスパイシードックもちょっと食べさせてもらったけど、チリドックみたいな感じだった。 |
妻が注文したやつ。暖かいスープは何だったか忘れた |
ちょうどお昼位でハリストス正教会の鐘の音が聞こえていたりしたんだけど、カールレイモンのホットドックはお昼ご飯としては物足りない感じ。これなら10本はいける。
ホットドックを食べ終わり、また外に出てプラプラした。途中、オシャレっぽいパン屋さんみたいのがあってフランスパンっぽいのを購入。これのおかげで今夜の夕食はビーフシチューにしようという事になった。やったー!
パンを買ってまた歩いた。あまり見覚えのない教会があった。日本基督教団函館教会と言うらしい。プロテスタント教会としては日本で3番目に古い教会であったようだが、火事で焼けてしまい現在の建物は昭和6年に建てられたと看板に書いてあった。 |
日本基督教団函館教会 |
更にプラプラ歩き、妻がちょっと趣のある路地に入って行った。以前旅行で訪れた長崎に似ていると言っていた。 |
路地に入る妻 |
路地は結局行き止まりだった。 |
路地を歩く妻 |
さっきの事故現場に戻ったら、救急車が来ていた。誰も怪我してなさそうに見えたけど、後から痛くなってきたのかな?
元町公園の方に戻り、旧相馬邸の前を通った。入場料800円という事だが、是非一度入ってみたい。函館に偉大な功績を遺した豪族、相馬哲平の家である。 |
旧相馬邸 |
元町公園に戻ると、公園の所から海側にカメラを構えている人たちが何人かいた。何撮ってるんだろう?市電かな? |
元町公園の箱館奉行所跡 |
元町公園から基坂を下り、鳳凰像の所にある自分の車に戻って、ビーフシチューの材料を買って帰宅した。 |
鳳凰像(逆光でほとんどシルエットしかわからない) |
ほんとはもう少し歩きたかったけど、寒くて風もあったからギブアップ。本当にちょっとした散歩程度だった。2000歩か3000歩程度だと思う。
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