戸井方面のアイヌネギ
2017.4.16


 昨日は新入部員を迎えて天気の悪い中鉄山に行って春の花などを観察したが、今日はもう一人新入部員を迎え、戸井方面に蝶の調査+アイヌネギ採りに行く事になっていた。

 家を出るとミニ畑があって、妻がチューリップを植えている。だいぶ葉っぱも大きくなってきた。

自宅前のミニ畑

 今日は対馬先生も参加予定であったが、もとから少し遅れると言われていた。住吉漁港の清掃活動だかなんだか。
 対馬先生以外のみんなはまず9時半に学校に集合して、花壇の雑草抜きをしたりして対馬先生を待った。

花壇の雑草抜きをしているところ。左の人は木村先生

 今日は3年生3人、2年生1人、1年生(新入部員)2人、合計6名が活動に参加。大人は対馬先生と木村先生と自分の3人だった。
 対馬先生を待ちながら雑草抜きをさせたが、自分はワラジが嫌なのでカメラで記録係。すると副部長のN君が幼虫を発見した。

幼虫

 何の幼虫だか知らないけど、甲虫系なのはわかる。クワガタの幼虫に似ているけど、まさかクワガタではないと思う。
 そうこうしているうちに対馬先生もやってきて、戸井方面に向かった。

 例年アイヌネギを採っている場所だ。対馬先生が言うには、今がちょうどいい時期だと思うという事だったが、このポイントはいつもアイヌネギがたくさん生えているので、ちょうどいい時期でなくてもけっこう採れると思う。
 今日は9人での活動だから、みんなでアイヌネギを採ろうと思ったら1人当たりの収穫量が少なくなるのではと思いがちだが、たくさん生えているので大丈夫。
 皆で歩いて沢に降り、そこからアイヌネギを採りながら沢を上流方向に進んだ。

沢に向かっているところ

 誰かが鹿の糞を見つけた。写真に撮った。

鹿の糞

 アイヌネギはそこら辺至る所に生えている。茎が太いものや短いもの、日当たりによってだと思うが成長にも色々あって、ちょっと伸びすぎ?ってのもあったけど、大体は食べるのにちょうど良さそうなサイズだった。

アイヌネギ
 
 場所によってはかなり生えている所もあって楽しい。今日初めて活動に参加する新入部員のS君や、昨日に引き続き参加するK君にもアイヌネギの特徴と見分け方をレクチャーし、自分で採集させた。

たくさんのアイヌネギを持って顔を隠すJ君

 沢にはニホンザリガニが生息していて、毎年確認している。今年も対馬先生が探し出してくれた。Yさんも探し出していた。けっこうたくさんの数が生息している気がする。

ニホンザリガニ


卵を抱えているメスも確認した

 みんな思い思いにアイヌネギを採っていた。家の人から「たくさん採ってきて」と言われている部員もいれば、それほどでもない部員もいたかもしれない。それでもみんなけっこう採集していた。

 たくさんアイヌネギを採って、ニホンザリガニの観察もして、蝶は越冬のクジャクチョウ1頭目撃のみ。

 それぞれ満足したので戻ってお昼ご飯となった。(自分で持って来たおにぎりなど)

昼食タイム

 最後は記念撮影。私の後ろにいる二人が新入部員

記念撮影

気温はまずまずだったけど、風が強かったのと、天気自体がもうひとつの感じで、この後どっかで蝶の観察でもしようかなと思ったけどやめた。

 対馬先生がハカリを持って来ていたので、みんなでどの位アイヌネギを採ったか測定してみた。

 
結果
順位 名前 グラム数(袋の重さ含む)
1 845
2 対馬先生 830
3 Yさん(3年部長)  732
4 J君(3年) 392
5 N君(3年副部長) 314
6 S君(1年) 280
7 T君(2年) 266
8 木村先生 180
9 K君(1年) 159
合計3998g

 
 なんと1位は自分だった。僅差で2位が対馬先生。対馬先生は最初からあまり本気ではなかったみたい。いつもじぶんの2倍以上採って、部員達にも「ハンター」と呼ばれる位だから。
 3位はさすが部長のYさん。全員の合計で4kg位採集できた。
 今スーパーに行けばアイヌネギを売っているのを見かけるので、これ本気で採って売ったらけっこういい値段になるんじゃないの?と思った。

 新2年生部員のうちふたりが検定試験のため部活に参加できなかったが、最近では参加数が多い活動になったと思う。