展翅練習
2017.6.25

 今日は天候もイマイチの予報だったので、今年度初めての展翅練習をする事にした。1年生部員にとっては初めての展翅練習である。

 部員達と木村先生も含め、私の家の2階で練習をする事になった。集まった部員が多く、自分の部屋だけでは狭いので、隣の客間も開放し、練習することにした。

 まずは1年生部員のために、自分が一度説明しながら展翅の実践をしてみた。それを見た後に自分たちの採集した蝶を中心に展翅の練習を始めた。
 1年生は初めて。2年生もそこまでたくさんやったことはなく、部長のYさんはかなりやっているので手慣れたもんである。

客間で展翅している部員達

 展翅は技術が必要である。手先の器用さも必要である。集中力も必要である。最初はかなり難しいと感じるだろうけど、10頭、20頭とやればだんだんコツも掴んでくると思う。最初は大きめの蝶から初めて、慣れて来たらだんだん小さい蝶に挑戦したらいいと思う。

私の部屋で展翅練習する部員と木村先生

 初めてにしてはK君は上手に出来ているなと感じた。自分が高校生の頃、対馬先生から展翅の仕方を教わり、「1年で一箱作れ」と宿題を出され、家に道具を持ち帰って展翅の練習をしたことが懐かしく思い出された。

一生懸命頑張るK君

 S君は手先が器用でないのか、かなり苦戦していたが、とにかく何頭もやることが重要だと思う。7月の終わりには熱帯植物園で小学生向けの「蝶の標本づくり教室」があるので、その時には1年生にも講師になってもらわなければならないので、これから経験を積んで、誰かに教えられる位まで頑張ってほしい。

 ほとんどはじめての中での数頭の展翅はかなり疲れたようで、お昼ご飯タイム以降は部員達はほぼ集中力を失っていた。YさんとS君の汽車の時間もあるので、この辺で今日は終了ということにしたが、実際、もう少し頑張って展翅の技術を磨かないと小学生に教えるのはきついと思うので、天候と相談しながら植物園の展翅教室までもう少し練習を重ねたいと思った。

 部員達が帰った後は対馬先生と恒例のしごきに行った。
 この活動記録ではもういちいちしごきを紹介していないが、時々しごきは行っている。ただし、慣れてきてしごきとは言えなくなってきているかもしれない。
 しごきの時に住宅街で綺麗なオオミズアオを対馬先生が見つけて写真を撮った。
 凄く綺麗だった。

オオミズアオ