雨の水無
2017.7.16


 昨日はSさんにカバイロシジミを撮影してもらうことが出来たのだが、今日の3時の飛行機で帰られるとの事で、それまでどこか案内することになっていた。

 9時にホテルに迎えに行ったが、その時には既に普通に雨が降っていた。

 これでは蝶の観察は無理という事で、函館の観光案内をする事になったのだが、少しして雨がほとんど止んだような感じになってきたので、「行きますか、どっかへ」という事になった。

 昨日カバイロシジミは撮影し終っているし、鉄山などにも行ったので、今日は得意の水無だなと昨日思っていた。北斗の方の天気はどうかわからないけど、とりあえず行ってみることにした。

 水無の林道に着いたら、普通に雨が降っていた・・・。

 それでも、これから止むかもしれないしと、傘をさして歩き始めて瞬間、林道上に綺麗なミヤマカラスアゲハが止っていた。

 こんなこともあるのかとちょっと驚いたが、ミヤマカラスアゲハは林道上に止まったり飛び回ったりを雨の中繰り返している感じ。

 かなり近いところも飛んでいるし、こっちも動きをスローにして驚かさないようにしていたら、すぐ近くに止まったのでSさん撮影開始。

林道に止まるミヤマカラスアゲハを撮影するSさん

 とても綺麗なミヤマカラスアゲハのオスだった。時期的にちょっと早いか、もし出ていたらかなり綺麗なオスだろうと思っていた。
 それにしても雨に当たりながらも飛んだり、林道上に止まったり、普段雨の時には自分たちが活動しないから、ちょっと不思議な生態だなと思った。
 雨粒当たってもそんなに翅に影響ないのかな?

 雨は普通に降っている感じだったりかなり強くなったり。シロチョウが少し飛んでいるだけで、どうにもならない感じ。

これどっち?スジグロ??


雨の降っている感じ

 途中まで林道を歩いたが、Sさんが「もうダメですね」と言った。自分も「もうこれ以上はダメだよなと思った。

 車に戻り帰る途中、最後に1か所だけと思い、新幹線の線路下にある草原でエゾヒメシロチョウを探した。昨日と違い、ここにはヒメシロチョウはいないので、確実にエゾヒメシロチョウと確定できる。

 雨の中でも少しだけ飛ぶ奴がいて、なんとか撮影することが出来た。

エゾヒメシロチョウ

 これでもうギブアップ。自宅に戻り小休憩した後、昼食を食べ、Sさんを函館空港まで送ってお別れした。

 今日は雨だったからどうしようもないけど、昨日のうちにカバイロシジミの撮影をはじめ、やりたいことはほぼできていたと思うから、きっと満足して帰ってもらえたんじゃないかなと思う。
 また機会があったらお会いしたいなぁ〜と思った。