大間日帰り旅行
2017.8.19 |
今年の7月8日に、自分の高校時代の同級生、それとその同級生と同じ会社で働く卒業生の4人で焼肉に行った。(活動記録参照)
焼肉後、夜景を見に行ったりして楽しい時間を過ごすことが出来たが、なかなか面白いメンバーだったし、何か第2弾をという話になっていた。何か面白い企画は無いかと考え、いくつかのアイデアの中、函館からフェリーで大間に行き、大間近くの「ぬいどう食堂」という所のうに丼を食べに行こうという事になった。
ぬいどう食堂のうに丼というのは、同じ職場の先輩から、「1500円でうに丼が食べられるところがある」と聞いていて、ちょっと行ってみたいなぁと思っていた場所だ。
だけど、うに丼を食べるだけなら高くても函館で食べた方がいいかもしれない。だって、フェリー代やレンタカー代など考えるといくら1500円と言っても割高になるから。
でも、うに丼を食べるという事より、4人で一日楽しく過ごすという事の方が重要だから、あまり行ったことの無い本州の大間に日帰り旅行に行き、ついでにうに丼を食べるという感覚で行けばいいなという思いだ。
函館は8月10日からずっと天気が悪く、今日もどうなるかと思ったが、運よく昨日位から日差しが出てきて、朝から快晴だった。やった!
準備をして出発するとき、庭のブッドレアにモンシロチョウが来ていて、「いってらっしゃーい!」って言ってもらっているような気がした。 |
見送りしてくれたモンシロチョウ |
9時にフェリーターミナル集合という事だったが、嬉しすぎてかなり前に自宅を出た。10分か15分でフェリーターミナルに到着したが、駐車場がなんと有料になっていた。
昔はただ広い無料の駐車場だったのに、いつの間に・・・・。って言っても昔って25年とか前の話だけど。
ターミナルの場所も変わったし、自分が中学生の時とか遊びに来ていたフェリー乗り場とは全く違っているからね、しょうがないか。
駐車場はP1とP2というのがあり、P2に止めれば24時間で500円だって。それならまぁいいかと思った。普通1時間200円とか取られたら、10時間とかで2000円だもん。それに比べればまぁかなり割安か。
P2に車を止め、フェリーターミナルに行き、高校の同級生Sさん、Sさんと同じ会社に勤める卒業生K君、同じくMちゃんと合流し、フェリーに乗る手続き(簡単)をして、いよいよ出発だ。
ものすごい楽しみ! |
フェリー乗り場から |
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乗る船は大函丸。大間と函館の1字ずつ取ってるんだね |
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チケット。イルカのイラストが可愛くない |
1時間半の船旅。座敷みたいな所が一番安く、ネットで予約して往復5000円弱。明日からはもっと安くなるらしい。
座席に着き、とりあえず今日の日帰り旅行が楽しい事を祈念し、また、事故等なく帰ってこられることを願って乾杯した。
手前のお茶を持っているのが自分、その横のカルピス持ってるのがMちゃん(未成年なのでお酒はダメね)
奥の黒いTシャツがK君(20歳)、自分の手の左側が同級生のSさん。 |
船に乗り込み乾杯! |
ほどなく出航。出航した時に同級生のSさんはほぼビールを飲み干していた・・・。早いって!
自分は海から函館の景色を写真に撮りたかったので、さっさと外に出てみた。船にカモメがいて、ダタ乗りしていた。 |
タダ乗りのカモメ |
カモメはけっこう船と平行に飛んでいて、餌でももらえると思ってるんだろうか?指をかっぱえびせん的な感じにしたら突っつきに来るんじゃないかと言う位近くを飛んでいたりもした。 |
カモメ。奥は函館山 |
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カモメ2羽 |
天気が良くて最高。船のスピードがどの位か知らないけど、けっこう風はあって後から一緒に外に出てきたMちゃんもカモメ撮ろうとしてたけど、髪の毛ボーボーになっていた。 |
髪の毛をかき乱されながらカモメの撮影を試みるMちゃん |
船には自分たちが過ごした一番安い座敷の他に、ファーストシート的な感じのと、もうひとつ座席があって、高いお金を出せばゆったりと椅子に座って旅が出来る。
今回自分たちはワイワイ言いながら過ごしたかったので座敷が良かったが、もし一人で乗るなら自分も座席のシートにしたいなと思った。 |
ファーストクラス的な場所 |
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汽車の席っぽい感じの所(カジュアルシートって言うんだね) |
同級生のSさんは今回の日帰り旅行のために色々リサーチをしてくれていたらしく、自分でまとめたプリントを持って来て見せてくれた。この中で、うに丼を食べた後の数時間の過ごし方について、仏ヶ浦という所で遊覧船に乗るのがあるから、それはどうかと言っていた。一人1000円らしいけど、自分は最初、大間まで来るのに船旅なのに、更に遊覧船かよと思ったけど、船と言ってもフェリーよりはかなり小さい船でちょこっとだけ景色を見たりしながら移動すると言うので、ちょっと面白そうだなと思い、賛同した。 |
同級生のSさんが用意してくれたプリント |
外に出てみたり、お喋りしたり、高校野球のテレビがやっていたので自分以外の3人はそれを見たりしていると、1時間半なんてあっという間に過ぎ去り大間に到着。すごく早く感じた。
船を出てターミナルに入るとでっかいマグロのオブジェ?があって、かなりリアルだったので、「記念撮影しようぜ」って言って3人の写真を撮った。 |
記念撮影 |
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上はこんな感じ |
かなりでかいマグロのオブジェだったので、Mちゃんに「このマグロは何キロくらいある大きさだと思う?」って聞いてみた。
Mちゃんは「500キロ?」って答えた。
自分はよく大間のマグロ漁のテレビを見るけど、この位のサイズなら300キロくらいだなと思っていた。
なので、「500キロはさすがに無いべ」と言ったら、下のような説明があり、この説明を見ると400kgオーバーの魚体の大きさらしく、どっちかっていうとMちゃんの方が正解だった。
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説明書き |
Mちゃんに負けたと思いつつ、これ1匹でいくらになるんだろう?という話になった。同級生のSさんは「これ1匹で家が建つんじゃね?」と言っていた。確かに正月とかのセリで大間のマグロにすごい高い値段が付くので、こんなの釣り上げたら数千万とかになるのかもと思うと、ちょっと一攫千金狙いたくなった。
だけど、自分は船酔いするからダメか・・・。 |
乗ってきた大函丸 |
今回はレンタカーを使い移動することにしていた。オリックスレンタカーがターミナルの近くにあるので、予約していた。
そこまではみんなで歩いて向かった。3分位かな? |
歩いてレンタカー屋さんに向かう |
今回は一番安い軽自動車を借りた。1割引きの特典があって、6時間で5000円弱で借りることが出来た。 |
今回お世話になった車 |
正直軽自動車を運転することはあまり無くて、しかも4人で乗るからどうなる事かと思ったけど、平地はまぁまぁしっかり走ってくれた。
うに丼を食べに行くのだが「ぬいどう食堂」という目的地までは大間から30分位と計算していた。道が海岸線で、少し峠みたいのがあることは事前にリサーチ済みだったが、実際に走ってみると思ったより峠感が凄く、急カーブや急こう配の連続だった。
車もすごく頑張っていたが、アクセルべた踏みでもスピードが上がらず、音だけビービ―言っていて、ゴーカートに乗っているような気持ちになったし、カーブでの車のねじれ感?がけっこうあって、剛性?が無い感じがすごく、ちょっと運転していて気持ち悪かった。更に、車線をはみ出そうになると警告音みたいのが鳴ってうっとうしい。警告音が鳴るたびに「チッ!」と舌打ちしている自分がいることに気付いた。
それでも車は頑張って走ってくれて目的地の「ぬいどう食堂」に到着した。
ところでずっと「ぬいどう」って何?と思っていたのだが、これは漢字で書くと「縫道」と書くらしい。大間からここまで正に「縫道」って感じの道だったので、妙に納得した。
ここのうに丼がたった1500円で食べられるという事で、今回のメインの目的としたのだが、こんな小さい小屋みたいな食堂とは知らなかった。田舎のおばちゃんがやっているような食堂だけど、これかなり有名らしい。 |
ぬいどう食堂到着! |
同級生のSさんが事前に予約した時に、食堂のおばちゃんが「当日の朝にもう一回電話して」と言ったらしい。うに丼が提供できるかどうかは天候なども関わってくるからだ。今朝電話した時はなかなか通じなかったらしいが、電話がようやく繋がり、「うに丼OK」と言われていたという事で、予約時からうに丼4つと注文していたせいか、自分たちの所に注文を聞きに来る人はいなかった。 |
食堂の中の感じ。おしゃれ感はほぼ無し。気取ってない田舎の感じ |
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うに丼を待つ同級生のSさんとK君 |
おばちゃんが、麦茶みたいのを持って来てくれたのだが、自分はこれを飲んだとき「すっぱい!」と思った。だけどMちゃんは「ワサビ味」と言っていた。嘘でしょ!?
だけど他の人も「うん、ワサビっぽい」とか言い出して、この人たちの舌はどうなってるのかと疑問に思った。自分は「麦茶にレモンを入れたような感じだと思ったんだけど。
K君の麦茶には変なカスみたいのが入っていて、K君は「皮膚のようなものが入っている」と言って気持ち悪がっていた。まさかよ!
自分は「これはきっとレモンのカスとかそういうもんじゃねえの?」と言ったのだが、それでもK君は「皮膚みたいのが入っている」と気持ち悪がっていた。 |
ワサビ味?の麦茶を持つMちゃんと私 |
職場の先輩が数日前に来た時には「1時間半待たされたし、お客さんが洗い物をしていた」と言っていたけど、今日は10分か15分か、その位ですんなりうに丼が4つ運ばれてきた。1500円のうに丼、さてどんなもんよ? |
1500円のうに丼 |
うわ!ネットでは見ていたけど、やっぱりけっこうボリュームあるぞ。
自分はウニなら塊3つ位食べれば十分なので、この量を食べ切れるのか心配だった。こんだけ山盛りにウニが乗って1500円。
函館の回らない寿司屋とかなら1万円とかしそうだし、朝市のどんぶり横丁で出てくるうに丼とは量も価格も桁違いの感じがした。何でこんなに安く提供されているんだろう?Mちゃんも不思議がっていた。
自分が思うに
@おばちゃんが自分で採っている
Aおばちゃんが自分で殻をむいている
B殻を割ってウニを取りだすとき、綺麗に取れたものは他の商品になり、塊がつぶれたりほぐれたりして形が悪く折で出せないようなウニを安く買い取って使っている
この3つの理由のどれかじゃないかとMちゃんに言ってみた。納得してくれただろうか?でも実際正解はわからない。 |
すごいうに丼 |
全部食べられるか不安だったけど、思ったよりあっさりしていて、美味しく頂くことが出来た。今日の日帰り旅行は自分が提案したので、自分が美味しいと思うかより、3人が喜んでくれるかのほうが大事だったけど、みんなしっかり完食していたので嬉しかった。同級生のSさんは、海鮮丼あたりをおかわりするんじゃないかと言う感じだったが、結局おかわりしないで御馳走様していた。
今日はこのメンバーで来たけど、いつか妻も連れて来てやりたいなと思った。
食事を終え、また記念撮影した。 |
ぬいどう食堂の前で |
同級生のSさんが一服タイムを要求してきたので、自分はその間、近所を散策してみることにした。5分程度だけど。
近くに小学校があったり、小川が流れていて森があったり、いかにも蝶がいそうな里山の感じがして気持ちよかった。 |
ぬいどう食堂近くの様子 |
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ぬいどう食堂近くの様子 |
残念ながら蝶はほとんど見ることが出来なかった。5分じゃね。
北海道にはいない蝶が何かいるんじゃないかと期待したんだけど。
我々は午後5時半のフェリーで函館に帰らなければならないので、ここでのんびりしているわけにもいかない。残り時間、楽しく遊ばなきゃ!!
この時点で時間は午後12時50分位だ。
同級生のSさんがリサーチしていた仏ヶ浦の観光船に乗りに行くことにした。
また険しいクネクネの道を軽自動車が性能を目一杯発揮しながら我々4人を運んでくれた。
向かったのは仏ヶ浦よりさらに少し先の牛滝という地域のようだ。ここの港に遊覧船みたいのがあるらしい。
国道からそれて牛滝の港に向かおうとした矢先、道路に数匹の猿発見!ほぼ、最北端の猿だ。
北海道には野生の猿はいないので、みんなで「サルだ!サルだ!」と車内は大騒ぎ。猿は道路を渡り、森の中に消えていくかなと思ったら道路脇でのんびり何かしていた。急いで写真を撮ったけど、ろくな写真にはならなかった。 |
画面中央にサルがいる。わかる?? |
牛滝の港は静まり返っていた。遊覧船の姿も無い。 |
牛滝の港 |
だけど、プレハブ小屋があって、遊覧船の時間が書いてあった。それを見るとついさっき出航した感じ。情報では遊覧船は定期便じゃなくてお客さんが来れば臨機応変に運行するみたいな感じに書かれていたので、ちょっと情報と違うなぁ〜と思った。
いずれにしても定期便が帰ってきて、また次の定期便で出航するときに乗ったのでは帰りのフェリーに間に合わないので、遊覧船は諦めるしかないかと思いつつ、港を少し歩いてみた。 |
港を歩く3人 |
Mちゃんは洞窟みたいのが見えるので、そこに入りたいような感じだった。「コウモリ出るぞ!」と言ったらちょっと嫌な顔をしていた。
何もない静まり返った漁港にいつまでもいたってしょうがないから、どっか他の楽しい場所でも探そうかと思ったら、どっかのおばちゃんが声を掛けてきた。「船乗るの〜?」って。
話を聞くと、定期便はあるものの、それ以外の時間に来た客に対しては臨機応変に対応しているらしく、今も船が戻ってきたらそれに乗ってすぐ出航してくれるらしい。15分で仏ヶ浦に到着し、仏ヶ浦で30分過ごしてまたここに15分かけて帰って来るって。
そういう事なら是非遊覧船に乗りたい。ひとり1000円、同級生のS君が払ってくれた。
それにしても仏ヶ浦で30分って、仏ヶ浦とは一体どんな所なのか、全くわからない。観光が出来る的な所なんだろうか?
観光船が戻って来るまで船の会社?のおばちゃんが色々お喋りしてくれた。函館の事もある程度詳しかった。やはり大間からは青森市内とかに行くよりフェリーで函館に行った方が時間も少なく色々買い物もできるらしい。 |
船のおばちゃんと会話する3人 |
自分はあまり真剣に話をしなかったので、おばちゃんがどんな事を言っていたかほぼ忘れた。
ちょっとしたら観光船がやってきた。 |
戻ってきた観光船。奥はMちゃんが入りたがっていた洞窟 |
船が戻ってきたと思ったらすぐに我々と学生っぽい男子4人組位の人が船に乗り込み、すぐ出航。帰ってきた船が港に停泊していた時間、約1分。まさにピストン輸送って感じ。
この船はグラスボトムボートだったけど、「行きは景色を見て行った方がいいよ」と船長みたい人に言われ、外で景色を眺めながら船は仏ヶ浦に向かった。 |
景色を見る私、写真を撮るMちゃん |
仏ヶ浦ってどんな所かわからないけど、切り立った崖が特徴的な場所だった。この縦に裂けたような岩肌を見て、ブッチャーを思い出し、K君とMちゃんに「ブッチャーって知ってる?」って聞いたらポカンとしていた。
うわぁ、ブッチャー知らないの?と思い、「アブドーラ・ザ・ブッチャーだよ」と言ってもわからなかった。
なので、当時の色々なプロレスラーを思い出すまま言ってみた。アンドレ・ザ・ジャイアント、ハルクホーガン、スタンハンセン、ブルーザーブロディー・・・。K君はちょっと聞いたことがある名前があったようだ。よかったよかった。
タイガー・ジェット・シンを言うのを忘れて後悔した・・・。
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切り立った崖 |
海の色はとても綺麗。東南アジアのタイかどっかで行ったシュノーケリングツアーの時の海の色と同じだ。ただしタイでは熱帯魚、こっちでは昆布とウニかな?
でも海の水も綺麗で、もうこのまま飛び込みたくなってきた。
飛び込んだらずぶ濡れになるけど、レンタカーだからまぁいいかとか思った。
Mちゃんも昔水泳をやっていたらしく、泳ぎには少し自信があるらしい。
「飛び込むか!」と言ったら「飛び込みますか!」的な返しが来たので、もう本気でこのまま飛び込もうかと思った。
だけどやっぱりここで「ほんとに飛び込んだら怒られるぞ」という思いがよぎり、飛び込むのをやめてしまった。意気地なしな俺・・・。
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綺麗な海 |
そうこうしているうちに仏ヶ浦らしきところに到着した。ここで船を降り30分自由行動!何かあるのかな? |
仏ヶ浦の神社? |
船を降りると小魚がたくさんいた。また飛び込みたくなった。 |
小魚の群れ |
何があるわけでもない。ただ切り立った岩があって、観光客みたい人がいくらかいる。記念写真を撮ろうと思い、適当な場所にカメラを置いてタイマー撮影しようとしたら、近くにいたお姉さんが「写真撮りますか?」って言ってくれたので、せっかくだからとお願いした。
綺麗な写真を撮ってくれた。 |
知らないお姉さんが撮ってくれた |
潮溜まりを見たらカニがいた。モズクガニ?モクズガニ?なんだかわかんないけど同級生のSさん達は何か言っていた。でもモクズガニって手の所がふさふさじゃなかったっけ? |
カニ |
神社みたい所に来てみた。龍の彫り物がかっこよかった。 |
神社みたいの |
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神社の所から海を眺める。このように歩道が整備されている |
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神社の所にて |
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ウニだらけ |
30分、なんとなく過ごした。特に見るようなものも無かったけど、他にも観光客みたい人がけっこういたので、観光地ではあるんだと思う。みんな何を見に来てるんだろう?
25分くらいしたら船が戻ってきて汽笛みたいのを鳴らしたから船に戻ることにした。 |
桟橋の小魚 |
帰りは船底が見える場所に座り、海底を見学。Mちゃんはちょっと酔ってしまったようだ。そのままうに丼吐かないでね! |
海底を覗きこむ |
あたりを見回すと、佐井村(ここの市町村名らしい)のゆるきゃらみたいのが貼ってあった。うにをモチーフにしているみたい。ずーしーほっきーより可愛いけど、インパクトはずーしーほっきーの勝ちだね。 |
ゆるきゃら |
行き15分、帰り15分、上陸時間30分。これで1000円はどうなんだろう?自分は安いと思った。
観光船は無事に牛滝の港に到着した。
さて大間に戻ろうかと思ったが、同級生のSさんが持って来たプリントの地図を見たのか何か忘れたが、ちょっと内陸側を通って帰れるルートもあることがわかった。
同じ道を帰ってもいいんだけど、せっかくだし違うルートで帰った方が面白いかなと思ったのと、内陸ルートには道の駅があったので、船のおじさんに聞いたら「レストランもお土産屋さんみたいのもある」と言っていた事、更に、同じ道を帰ったらまたグネグネのヘアピンカーブの連続でちょっと運転がめんどくさいなと思った事、おばちゃんが「内陸ルートの方が道的に楽だ」と言っていた事。これらの理由から、内陸ルートで帰ることにした。
牛滝の港から国道に戻り、来た道を帰らずに内陸を回るルートで車を走らせる。途中、道の脇の林道みたい感じの入り口にサルが座っているのを見たりしながら、道の駅を目指した。
そもそも長いルートを運転してきているわけではなかったので、けっこう簡単に道の駅に到着した。道の駅に付近の地図みたいのがあったので現在地の確認などが出来た。 |
道の駅にあった地図の看板。北海道はだいぶ略されているけど、新幹線のルートが示されているから、比較的新しい看板なんだと思う。時間があったらもうちょっと色々探検したかったなぁ〜。 |
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道の駅 |
道の駅の建物に入ると、見慣れない人形が売っていて、けっこう値段が高くてびっくりした。和紙でできた人形らしいけど、ちょっと若者には受け入れられづらいかなと感じた。照明が暗いせいかな? |
入り口に売っていた人形 |
宇賀焼というのも売っていた。地味だけど深い色がなかなか渋いと思った。 |
宇賀焼 |
お土産になるようなものも色々売っていた。妻にリンゴジュース(小さい缶)をお土産に購入したが、あとから家に帰ったら「こんだけかい!」って言われるような気がした。実際に帰って「お土産だよ」って渡したら「こんだけかい!」と言われた。
心配が現実になった・・・。
あと、ヒバと言う木で作ったお風呂に入れる木の玉(ヒバのいい匂いがする)を買った。
黒豆ソフトというのが売っていたので、みんなで食べてみた。黒豆自体をほとんど食べた事が無かったので、どこの部分が黒豆の味なのかわからなかったけど、ソフト自体はツルツルしておいしかったので、「つるつるして美味しいね」って言ったら、みんなに「つるつる?」って不思議がられた。
つるつるはつるつるなんだけど、しょうがないから「なめらか?」と言いなおしたらみんな納得してくれた。若干悔しい気持ちになった。 |
黒豆ソフトとMちゃん |
帰りの船は5時半出航。5時にはターミナルに到着していたい。なのでレンタカーを4時半に返せば大丈夫だろうと思い車を運転し大間に来た。指定されたガソリンスタンドで給油したら 6リットルしか入らなかった。走行距離が100km位だったので、あんなひどいクネクネした峠を4人乗った状態で走った割には燃費がいいなとびっくりした。
レンタカーを無事返却し、そこから歩いてフェリーターミナルに向かった。途中、まぐろモニュメントの案内看板があった。
実は大間に着いてレンタカーを借りに行くときにもこの看板を見ていて、最後ここに寄ってから帰りたいなと思っていたんだけど、おもいっきり忘れていた。
今度来たら見に行こう。 |
まぐろモニュメントの看板 |
ターミナルに到着し少ししたら乗船開始となる。大間のおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに来ていた子供と孫が別れを惜しんでいる姿も横目で見て、少し切ない気持ちになった。きっと孫が帰って行くの寂しいんだろうなと思って。
フェリーに乗り込み、自分は出航の様子を写真に撮ろうと外に出た。フェリー会社の人たちが手を振って見送ってくれていた。 |
見送ってくれるフェリー会社の人達 |
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海を見つめるカップル |
電源開発は大間に原子力発電を造ろうとして函館市から「やめろ!」と裁判を起こされたりしている。そんな大間だが、風力発電のプロペラがけっこうあったりして、再生可能エネルギーの施設もけっこうあるんだなと感じた。
最近、潮の流れで発電するというのをテレビで見たけど、津軽海峡も「しょっぱい川」と形容されるほど海流が速い。
原子力発電は発電量も凄く、コストも安くなるのかもしれないけど、タービンの冷却に海水を使用し、温まった海水を海に戻す事により付近の海水温が上がって生態系への影響があったりもするらしい。
また津波とか来て爆発した時に、放射能が函館の方に流れて来たら大変だと裁判を起こされている。
確かにそういう事態になって、函館市民が逃げようとしたとき、逃げ道が少ない。北に逃げるなら大沼方面という事で、きっと大渋滞して逃げられない人が多いと思う。そういう事を考えた時、やっぱり再生可能エネルギーで賄うことが出来たらいいなと感じながら風車を見ていた。 |
大間の風車 |
船の室内に戻り、お喋りしたりしていたが、そろそろ夕方になってきたので、沈む夕日を見に行こうかとMちゃんと同級生のSさんを誘って外に出た。K君は眠そうにしていたので、荷物の見張り番係り。
夕焼けを見つめるMちゃんがいい女風だったので写真撮影をしてみた。 |
夕日を見つめるMちゃん |
Mちゃんに「いい女風だから写真撮影した」と言うと、なんかポーズを決めてくれたんだけど、とたんにわざとらしくなって全然ダメ。やっぱり自然の感じがいいんだわ。
同級生のSさんは石原裕次郎風だったので、これまた写真撮影をした。 |
石原裕次郎風のSさん |
Mちゃんに、自分とSさんの写真を撮ってもらった。
高校卒業して以来会う事も無くお互い40歳をこえ、自分が函館に戻ってきた時の同窓会で再開し、今こうやって船の上で二人して記念撮影しているのがちょっと不思議な気もした。 |
自分とSさん |
この時には夕日をバックにたくさん写真撮影をした。だんだん日が沈み雲に消えていく様子をみんなそれぞれ撮影していた。 |
日が沈む。「太陽さん、今日一日いい天気を提供してくれてどうもありがとう!」と言う気持ちになった |
みんなで色々遊んでいると、1時間半なんてほんとあっという間。夕日と逆方向を見ると函館山がかなり近くに来ていた。大きな傘をさしたような雲だった。 |
函館山 |
どんどん函館山が大きくなり、火葬場付近も見えるようになってきた。 |
函館山と船 |
そしてあっけなく船は函館のフェリーターミナルに到着した。凄く楽しい日帰り大間旅行だったけど、何より事故とか怪我とかなく無事に帰って来れたことが嬉しかった。
夕食をどっかで食べて解散しようという事になっていたが、居酒屋等満席の所が多く、数か所歩いて最後ビクトリアが混んでなかったので肉を食べて解散することにした。昼はうに丼という思いっきり海のドンブリだったので、夜はステーキ!ってのもいいね。
自分はかなり久しぶり(少なくとも函館に来てからは初めて)ビクトリアに入った。
みんなそれぞれ好きなものを注文して食べた。 |
ステーキ |
価格も安いので肉の質もそれなりだったが、みんなで楽しく食べたら何でもおいしく感じるかもね。
通常の夕食にかける時間よりはかなり長めの夕食となった。
そして最後、ここで解散することとなった。次はどんな企画で遊ぼうか。
今日のために店や車を予約したり、色々準備やリサーチをしたり、天気が良くてとても楽しい日帰り旅行になったと思う。海を渡ったのは「うに丼を食べるため」であるが、4人で親睦を深めるという方が実はテーマとしては大きかったと思う。帯広から函館に戻ってきて3年半、たまに「帯広に帰りたいな」と思う事もあるけど、こういう不思議な関係の4人で笑いながら楽しく日帰り旅行できるなんて、「函館に帰ってきて良かった」と思える1日だった。
みんなも「楽しかった」と思ってもらえたら嬉しいんだけど。
さて、次はどんなことして遊ぼうか!?
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