松前のアサギマダラと階段登り競争
2017.10.8
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今年初めて松前にアサギマダラの調査に行くことにした。
松前に到着し、いつものポイントに入る。ポイントに向かう途中でもアカタテハが多く飛んでいたので1年生のS君に「展翅の練習用に採集すれば?」などと言っていた。
自分は先に歩いていたのだが、歩いていると最初のアサギマダラ発見。「いたぞー!」と叫ぶと部長のYさんが「1年生のS君に採集させたら?」と言ったので、それもいいなと思いS君に「早く来い!」と叫んだ。
S君はこっちに来たが網にクジャクチョウが入っているらしくもたもたしていた。自分と部長は「そんなのどうでもいいからさっさと逃がしてアサギマダラを採集しろ!」と叫んだ。
そしてS君は無事にアサギマダラを採集した。本人にとっても初のアサギマダラ採集である。
その後すぐにYさんが1頭採集、更にN君が採集しようとして逃げられたアサギマダラをS君が見事採集。S君はこれで2頭目。更にN君が自分で見つけて自分で採集した。
N君は何故かアサギマダラに逃げられる。とにかく逃げられる。さっきだってアザミに止まって吸蜜していたアサギマダラに逃げられた。思わず「それ逃げられるか!」と言ってしまう位簡単に採集できるのを逃がす。
去年赤川林道での活動の時、たくさんいるアサギマダラにことごとく逃げられた事がトラウマになっていて、アサギマダラを見つけると「また逃げられるんじゃないか」と緊張しているらしい。
でも今回、自分で発見して自分で採集するところまで初めて成功し、これでアサギマダラの呪縛から解放されたのではないだろうか。よかったよかった。
途中から、別行動だった対馬先生も合流して採集した4頭のマーキングをする事にした。初めてマーキングするS君に対馬先生がやり方を教えてくれた。こういう所、対馬先生はすごく面倒見がいい。 |
S君に教える対馬先生 |
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今度は自分でマーキングしてみる |
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マーキングして放した瞬間
(J君撮影) |
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部長のYさんはもう手慣れた感じでマーキング
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マーキングしたアサギマダラを持って記念撮影
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放したところ
(J君撮影)
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自分で採集したアサギマダラにマーキングして放したN君 |
結果、捕獲できたのは4頭だった。ポイントに来て最初の方で採集したのが4頭で、それ以降追加できなかったという感じだが、まぁ良かったのではないだろうか。どっかで再捕獲されればいいなと思った。
記念写真は対馬先生が撮ってくれた。 |
記念撮影 |
帰りは恒例の重内神社の階段登り競争だ。自分はゲッパ以外にはなったことが無いので、今年こそゲッパ以外になりたいと思っていた。もしかして勝てるのではないかと思ったのは木村先生と2年生のK君と、運動が苦手だという1年生のS君。あと部長のYさんにも勝ってやると思っていた。
しかし例年審判をしているW君も今年は参戦するという事で、審判を木村先生にやってもらうことになり、戦えなかった。2年生のK君は今日は不参加。学校で「敵前逃亡だな!」と言ったけど、いないものは勝負できない。部長のYさんは体調がちょっと悪いという事で競争には不参加。
これじゃぁ1年生のS君としか勝負できない。他の人達はそもそも勝負にならない位速いから。
木村先生に先に上に行ってもらい、熊よけのホイッスルがスタートの合図。
ちょうどスタートのホイッスルが鳴るころ、スタート地点にエンジン音のうるさいトラックが来て「これはホイッスルが聞こえないかも」と思っていた矢先にホイッスルが鳴るのが聞こえ、みんな一斉にスタートして行った。
実は自分はとにかくスタートダッシュを決め、追い抜かれそうになったら妨害しようと思っていたんだけど、不意にホイッスルが鳴ったもんだから出遅れてしまい、最初から最後尾になってしまった。
S君が途中疲れて遅れないかなと思ったけど、結局自分はS君に追いつくことは出来ず、今年もまたゲッパになってしまった。
この階段は約230段あるのだが、走ってしまうと最後まで体力が持たないから、体力を温存して歩きながら登るのが速いと思う。だけど今日はみんなに釣られて最初からけっこう走ってしまったのが敗因だったかも。
とにかく今年もゲッパになってしまった。
これは今日敵前逃亡したK君と、体調不良だったYさんとは再戦しなければならない。 |
重内神社 |
今度こそ勝てますように!と階段の終点にある神社に100円入れてお祈りした。
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