一人の水無でアサギマダラ発見!
2018.6.3 |
今日は部員達は部活が出来ない。なぜならテスト前だからである。なので、自分もゆっくりしようかと思ったが、天気が良かったので、ミヤマカラスアゲハを採集したいなと思い、水無に行った。
林道を歩くと、やはりそれなりにミヤマカラスアゲハが飛んでいた。やっぱり6月初旬位からミヤマカラスアゲハが見られるようになるので、ここの時期にテストで部活が出来ない部員達が可愛そうである。
ミヤマカラスアゲハはどれもピカピカ新鮮個体ばかりだった。
今日は一眼レフを持って来ておらず、採集に専念しようかと思っていた。
1年生部員に展翅の練習をさせる時に、ミヤマカラスアゲハとかなら大きいのでやり易いかなと思って。
だけど、あまりに綺麗なので、展翅の練習に使わせるのはやめた。キマダラヒカゲとかがいいかな? |
ミヤマカラスアゲハ |
あと、天気も良かったし、運動のため、いつもよりも奥まで歩くことにした。歩いていると川の向こう側にキアゲハみたいな蝶がいて、ホバリングしているような感じで飛んでいたのでしばらく観察していた。
きっとキアゲハのメスが産卵しようとしているのかな?と思って観察していた。こっちまで来ないかな〜と思いながら。
こっちまで飛んできたら採集しようかなと思っていたのだが、なんとなくキアゲハにしては黒っぽいなと思っていた。
いつまでたってもこっちには来ないでホバリングしているように飛んでいたのだが、メガネをしていなかったのでよく見えない。
川のギリギリの所まで近づいて観察しようと思って、川の淵まで降りて観察したら、
「あれ!!これアサギマラだっ!」
と、気づいた。
しかし、採集しようにも、川を渡らなければアサギマダラの方には行けない。
ここはもう、川の中をジャブジャブ入っていくしかないと思って、川に入り、反対側に行った。
川を渡り終え、少しの段差みたいな所を登ってアサギマダラのいる方へ近寄った時、足にチクチクきた。
「いててててっ!」これは間違いなくイラクサにやられた痛さだ。
こんな草の中に入るとは思っていなかったので、半ズボンで歩いていたのだ。
むき出しになっている膝から下に容赦なくイラクサのとげが襲ってきた。
痛いけど、そんなこと言っている場合じゃない!と思って、アサギマダラに近寄って、網を振ったが、逃げられた。
あーあ、逃げられちゃった!
これでは「アサギマダラ見たよ」って言っても、嘘と思われるかもしれないから、言うのやめようかなと思ったけど、もしかして今のアサギマダラってホバリングしていたの、産卵のためだよね!と思い、イケマが無いか探したらすぐに見つかった。
で、イケマを裏返してみたら、やっぱり卵が付いていた。 |
イケマに産み付けられていた卵 |
卵があればアサギマダラがいたと言っても証拠になるなと思い、撮影した。
もう他にイケマが無いかなと思って辺りを見渡したら、さっき逃げられたアサギマダラがまだウロウロしていた。
そこで、ウロウロしているアサギマダラに向かって歩き出したのだが、またもやイラクサ攻撃にあってしまった。
いていて!
でも無視して進んで今度こそアサギマダラに向かって網を振った。
そして無事に捕獲に成功した。 |
捕獲したアサギマダラ |
どうしようかなと思って対馬先生に連絡したら、自宅で産卵させたいと言うので生きたまま持って帰り対馬先生にあげることにした。
※対馬先生宅で50個以上卵を産んで、その後また放してやったと報告を受けた。
その他、綺麗なカバイロシジミも採集した。 |
カバイロシジミ |
|
カラスアゲハもいた |
ミヤマカラスアゲハの吸水
一眼レフを持って来ていないので、これが限界 |
ミヤマカラスアゲハやカラスアゲハはけっこう飛んできて、もっともっと採集できたと思うが、三角紙が無くなったのと、アサギマダラをさっさと対馬先生宅に持っていきたかったので、もう帰ることにした。 |
採集したミヤマカラスアゲハやカラスアゲハ |
部員のいない一人の活動で思わぬ成果を得られた。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|