上ノ国のゴマダラチョウと水遊び
2018.6.22

 今日の部活、どこに行こうかけっこう迷っていた。更に、参加人数も多かったので、木村先生と二手に分かれて活動することになった。

 で、ちょうど対馬先生が安井さんと上ノ国にゴマダラチョウを探しに行くと言うので、自分達のグループはそちらと一緒に活動させてもらい、木村先生チームは鉄山の調査という事になった。

 我々チームは1年生部員の女子二人と、2年生部員の男子二人。たまたまなのかもしれないが、この4名は特に積極的に部活に参加している4名だ。

 上ノ国には8時過ぎ位に到着し、対馬先生や安井さん、乙部の前田さんと合流し、ゴマダラチョウのいるポイントに案内された。

 これまで部活での蝶の調査と言えば、林道を歩くだけだったが背丈ほどの草を分け入って歩き、ゴマダラチョウのいるポイント付近でじっとして、蝶がおりてくるのを待つ作戦は部員達にとっては初めての調査方法だったと思う。蝶の観察にも色々な方法があるとわかり勉強になったはずだ。

網を構えてゴマダラチョウを待つ

 ゴマダラチョウのポイントを教えてくれたのは乙部の前田さんだ。
 これまで知っているポイントはゴマダラチョウはそれなりに見られるけど、距離が遠くて撮影や採集が出来ない。北海道ではこの辺にしかいないと思われる貴重なゴマダラチョウだが、このポイントでは採集できる距離に近づいてきてくれる。

 前田さんが弱っているようなゴマダラチョウを見つけて撮影することが出来たが、若干葉っぱに隠れてしまい上手に撮れなかった。このゴマダラチョウはその後飛んで行った。

ゴマダラチョウ

 自分は2頭採集できた。部員達も1頭か2頭程度採集で来ていた。安井さんや対馬先生も採集できたようだった。

熊の寝床?

 ずっと待っていればまだ採集できたのかもしれないが、ほどほどで止めて、自分たちは違う場所に行くことにした。

集合写真

 上ノ国と言えば、苫符林道。
 歩きながら蝶の観察をしたが、それほどたくさんの種類を観察することは出来なかった。

蝶を探しながら歩く部員

カエル

スジグロシロチョウ

ヤマキマダラヒカゲ

 ここまで来たら、Uターンして帰ろうと言うポイントを決めていたので、そこまで歩き、小休憩することにした。川原の場所だ。ここでお昼ご飯を食べたりしてから帰ろうと思った。

 おにぎりなどを食べていると、部員達が川で遊び始めた。

川で遊び始めた部員

 最初は手で水を触り、チャプチャプしたり軽くかけあったりして遊んでいるようで、微笑ましく見ていた。

爽やかな川

川の水を触って遊んでいる様子

 そのうち、水の掛け合いがだんだんエスカレートしてきて、足で水しぶきをかけあうようになってきた。H君はもう靴のまま川に入って水をかけだした。

水をかけあっているH君とK君(両方とも2年)

 それを見ていた1年生の女子部員2名も、川に入りたくなってきたのか、靴を脱いで川に入りだした。だけど裸足で入ると石ころが足つぼを刺激して痛い。

川に入りだした1年生部員

 川に靴ごと浸かって、今度はペットボトルのお茶を上流に放り投げて、戻ってくるのを拾うという遊びに変わってきた。何が面白いのかさっぱりわからないが、だまって観察していた。

 で、せっかくだから川に入ったまま記念撮影しようと、部員達を並べて撮影した。

川の中で記念撮影

 そろそろ戻ろうかと思ったけど、まだ川で遊び足りなかったのか、どんどん上流の方に歩いて行った。

 そっちは少し深いよ!パンツ濡れちゃうよ!と思ったけど、Gパンを濡らしてどんどん奥の方に向かっていった。もうベチャベチャ。

 ひざ上まで浸かってる!

 気持ちいいだろうなーと思って見ていたけど、この4人はそれでも満足できなかったらしい。結局は川に首まで浸かってしまった。

 おいおい!野生児かよ!

どっぷり川に浸かっている。顔はぼかしているけど、4人とも満面の笑み!

 ホントの事を言うと、自分もどっぷり川に浸かっている。

 水が綺麗で流れも穏やかで危険な事はなかったから黙って遊ばせていたけど、帰りどうするの?と思った。

 こうやって自然と触れ合うのも部活の一環になるからいいか。

 ダニの確認もしろよと言ったけど、言った自分にダニがくっついていた。

ダニ