汐首と鉄山
2018.8.2 |
学校は夏休みに入っており、平日だけど部活で山に行くことにした。汐首付近山に行き、ミヤマカラスシジミやゴマシジミを観察させ、特にゴマシジミは部員達にも採集させようとした。
参加部員は4名だが、いつも4人で固まって歩いている。誰かが採集したら三角ケースにしまうまで4人で止まり、歩き出してまた誰かが採集したら三角ケースにしまうまで4人で止まる。こんな事をしていたらいつまでたっても前に進めない。以前一度注意したことがある。「採集した人をいちいち待つな」と。
だけど、お喋りしたいのか、いつも固まってしまう。
じれったくなったので、自分は部員達を置いてスタスタひとりで歩いて蝶の観察をした。 |
キアゲハ |
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ヒョウモンチョウ |
ミヤマカラスシジミ |
キツネかと思ったら猫だった |
蝶の採集や撮影をしながら山頂付近までやってきた。野生化した馬が寝っ転がって遊んでいたので写真を撮ったりした。 |
寝っ転がってる馬 |
ゴマシジミがいる場所まで移動して観察したら、少し発生しているようだった。数はそれほど多くなかったけど、綺麗な個体が多かったので、発生初期だったのかもしれない。
撮影し、採集しようと思って3頭採集した時に部員からラインが来た。
「お腹が痛くなった部員がいるから降りてきてほしい」って。
えー!!今採集しだしたばっかりなのに。
部員にも引き返すように伝え、自分も降りることにした。走って下りた。走ると背負っているリュックが左右に振られてバランスがとれないけど、頑張って走って下りた。
半分以上下ったところで部員発見。
実際どこまで登ったの?と聞いたら、全行程の3分の1位の場所までしか登っていなかったって。
やっぱり4人で固まって、誰かが採集するたびにみんなで立ち止まっていたらこんなにペースが遅くなるんだなと思った。
これじゃ、山頂に着くのは夜になるね。
4人の部員のうち、1人がお腹痛い。二人が熱中症の症状なのか頭が痛いと言い、元気なのは部員一人と自分だけ。
自分なんて、45才なのに、山頂まで歩いて、ゴマシジミ採りだしたとほぼ同時に走って下山して、それでも元気でピンピン。最近の高校生は体力不足だね!
下山して部員達をコンビニに連れていき、そしたらみんな元気になってきたので鉄山に移動してちょっと調査。函館に来て5年目でウラキンシジミを初めて観察することが出来た。 |
ゴマシジミ
この数分後に走って下山することになろうとは |
夏の暑い時期になってきたが、この時期に炎天下で山を歩かせるのは今の部員にとっては辛いのかも。
自分は普段から訓練をしているので全く何ともなかったけど。
今日見た蝶(順不同)
汐首
キアゲハ
サトキマダラヒカゲ
イチモンジチョウ
ジャノメチョウ
ヒョウモンチョウ
ツバメシジミ
ルリシジミ
クロヒカゲ
コキマダラセセリ
ミドリヒョウモン
モンキチョウ
ゴマシジミ
ミヤマカラスシジミ
ベニシジミ
エゾスジグロシロチョウ
ヒメウラナミジャノメ
モンシロチョウ
鉄山
カラスシジミ
ヤマキマダラヒカゲ
コムラサキ
ウラキンシジミ
サカハチチョウ
スジグロシロチョウ
エゾスジグロシロチョウ
シータテハ
アカマダラ
合計25種類
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