マクロレンズ遊び

2012.5.27

 今日は休みだったので天候が良ければどこか近場の林道にでも入って散策がてら蝶の採集や撮影でもしようかなと思っていた。朝起きると自宅あたりは曇り空だが部分的には青空も見えている状態だったので、とりあえず中札内辺りにでも行こうかと採集の網とデジカメを持って出発した。

 近場と言っても車で30分か40分位かかるが、どうも天候がパッとしない。いつもの林道(今年初めて訪問)のゲート前に車を止めて、とりあえずカメラだけ持ってどんな蝶がいるか確かめながら少し散策する事にした。
 車を降りた瞬間からジョウザンシジミがチラチラ飛んでいるのが見えたが、どちらかというとジョウザンシジミよりミヤマカラスアゲハを見たかった。北海道の春型はとても綺麗だから。でも結局今日一日ミヤマカラスアゲハは見ることが出来なかった。

 カメラのレンズは4本持ってきていたが、100mmマクロレンズを装着し、結局今日一日はレンズを交換する事は無かった。

 マクロレンズはけっこう拡大されて写るので蝶を大きく撮るには良いがピントが合う位置以外はかなりボケるし、蝶の目にしっかりピントを合わせるのが難しい。ちょっとでも距離がずれると目にピントが合わないし、背景とかもボケが強いのでほとんどわからない。

 とりあえずそこらへんを飛んでいたエゾスジグロシロチョウやジョウザンシジミなどを撮影しながら散策した。
エゾスジグロシロチョウ
タンポポの蜜を吸っている
サカハチ
タンポポのお風呂に入ってるみたい。
ジョウザンシジミ
ここ数年、春型が黒っぽいような気がする。
ジョウザンシジミが交尾している姿も見ることが出来た。
羽を開いてポーズを取ってくれたんだけど、後ろの羽が少し切れてなくなっていた。
ジョウザンシジミの卵。茶色い茎に小さく白い卵が付いていた。今日は2つ発見できた。

 ミヤマカラスアゲハもいないし、他に面白そうなものも無いので車で20分ほどの違う場所に移動した。最初天候は曇りだったんだけど、20分位したら晴れ間が出てきて蝶が多くなってきた。コツバメ、サカハチ、アカマダラ、エゾスジグロシロチョウ、モンキチョウが見られた。
コツバメ

 付近を散策したがあまり面白いものも見つからない。少し花を撮影して帰宅した。
ニリンソウ
フキノトウの種
サクラソウだかオオサクラソウだか?

 車に積んでいた網を降ろす事もなく、なんとなく蝶の撮影をしながら散歩したという感じだった。疲れることもなく、汗ばむ事も無く、晴れ間が出れば爽やかな感じがするけど曇っていたら少し肌寒いような印象。エゾハルゼミと思われるセミの声も聞くことが出来たし、鳥のさえずりも聞くことが出来た。新緑が目に優しくとても気持ちよかった。