オオイチモンジがいなかった・・

2012.7.1

 ここ最近、休みの日はほとんど天候が悪くて山に行けない日が続いていた。アポイ岳に行ったときに運を使い果たしてしまったのだろうか?とにかく天候が悪いので家でゴロゴロしたりしながら過ごす事が多かった。今年は林道を車で走るのではなく足で歩こうと思っていて、冬の間から散歩などをして長く歩く訓練をしていたのに、その成果を発揮する機会がなかなかない。
 この土日の予報は、土曜日は晴れで気温も高かったが、せっかくの久しぶりのチャンスだったこの日、なんと仕事になってしまった。ふざけるな!!
 そして日曜日は気温も下がり天気も下り坂、代休の月曜日は雨の予報。
 今回の休みもダメかと思っていたのだが、日曜日の天候が少しだけ良いほうに傾き、気温はたいした事無いけど少しだけ晴れ間も見える感じになってきたので久しぶりに山に行ってみる事にした。
 前回山に行ってからしばらく時間が経ってしまったけど、その間にたくさんの蝶の採集や撮影のチャンスを逃してしまった。ヒメウスバシロ、ミヤマカラスアゲハなどはもう最盛期を過ぎてしまっていると思われる。 で、この時期狙いはやっぱりオオイチモンジ!!
 6月下旬から見られる年も多いが、冬や春の天候が変だったのでどうなっているか。もしかしたらまだ見れないかもなと思いつつ、帯広のポイントに向かった。

 ポイントに着くまでに多く見られたのがキマダラヒカゲ。動物の糞に群がっている姿があちこちで見られた。オオイチモンジが出ていればこいつらと一緒にうん子を吸ってるはずなんだけど姿が見えない。
 最初に到着した場所で出迎えてくれたのはこいつ。
 エゾライチョウはこの時期林道を走ると必ずと言っていいほど姿を見せてくれる。「一度見てみたい」と言う人も多いのだが、林道に行けば見れるので珍しくもなんとも無い。「一度見てみたい」なんていうほどのものでもないし、そういう人に限って言うだけで何も行動していない。エゾライチョウはこちらとの距離を一定に保っていたり、わざとに飛ばずに歩きながら注意を向けさせる。近くにヒナがいて、ヒナに注意を向けさせないようにしているのだろうか?以前数羽のヒナを見たことがあるが、とてもすばしっこかった。

 林道にはキマダラヒカゲ、シロオビヒメヒカゲなどが飛んでいて、1頭だけヒメウスバシロチョウも見られた。網を持たずにカメラだけを持って歩いていて、ヒメウスバシロチョウはすぐにどこかに飛んで行ってしまったが、多分時期的にはボロだったかもしれない。
林道にいたサカハチチョウ
クロヒカゲ
シロオビヒメヒカゲ
トンボ(名前わからない)
ギンボシヒョウモン

 もともとこの最初のポイントではオオイチモンジはあまり見たことが無かった。なのでこのあとオオイチモンジがよく見られるポイントをいくつか車で周ってみた。しかし、オオイチモンジらしき蝶を1頭見かけただけで、それ以外、オオイチモンジと確定できる蝶は見られなかった。まだ発生初期と思われる。多分、来週くらいに再訪すれば綺麗なオオイチモンジが見られるのではないだろうか?

 オオイチモンジを探して移動しているときに、林道に蛇が横たわっていた。
 車の中から観察していたが全く動かない。死んでいるようだった。こんな林道のど真ん中で死んでいるなんて、車にでも轢かれたのだろうか??かわいそうな蛇である。ちょうど道のど真ん中で、車でまたいで行くのもなんか気持ち悪いので、道の脇によけてから進もうと思い車を降りてみた。
全く動かない蛇
 
 自分が近づいても全く動かないので、死んでいるのは確定である。近づいて顔を撮影してみた。死んでいるとはいえ、まるで生きているかのような顔である。
 これだけ生きているような顔をして死んでいると、ちょっと恐ろしくなってきた。実は自分は蛇が苦手である。急に蛇が出たら多分悲鳴を上げると思う。

 ヘビをよけるため、とりあえず尻尾のほうを足で軽く蹴ってみた。すると、頭が少し動いたような気がした。でもそれ以上は全く動かない。もしかして、まだギリギリ生きているのかもしれない。体を観察すると傷とかは無いのだが、乾燥しているように見えた。

 念には念を入れてもう一度だけ尻尾のほうを蹴ってみた。

 すると、次の瞬間、ものすごい速さで蛇の頭が私の足めがけて飛んできた。びっくりしてジャンプしながら後ろに飛んでよけた。ヘビは元気に生きていたのだ。
 よけたとはいうものの、蛇が本気で噛み付いてきていたら完全によけるタイミングは遅れていたと思う。危なかった。でもこいつ、アオダイショウだろうか?ヘビの事は良くわからないが毒蛇なら頭がキノコみたくエラが張ったような形状のはずなので、こいつには多分毒は無いんだろう。でもヘビは怖いしあの牙でかまれたら絶対に刺さって痛い。

 その後、ヘビはとぐろを巻いて自分を威嚇していた。私が動くと頭を私のほうに向けて尻尾をプルプルやりながら威嚇する。ガラガラヘビみたいに。

 とりあえず逃げたほうが良さそうなので車に戻った。それにしても林道のど真ん中で全く動かず何していたんだろう??
 なんか、オオイチモンジもいないし、その他撮影したいような蝶もいないし、戦意も喪失してきたのでこのまま帰る事にした。
 来週の土日、天気が良かったらもう一度オオイチモンジ狙いで来てみようと思う。