アサギマダラ Parantica sita niphonica |
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2013.08 七飯町 成虫♂吸蜜 |
2013.08 七飯町 成虫♂吸蜜 |
2013.09 えりも町 成虫♀吸蜜 |
2013.08 七飯町 成虫 吸蜜 |
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2014.06 函館市 幼虫 |
2014.07 函館市産 終齢幼虫(飼育) |
2014.07 函館市産 前蛹(飼育) |
2014.07 函館市産 蛹(飼育) |
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2014.07 函館市産 蛹(飼育)羽化前 |
2014.07 函館市産 蛹(飼育)羽化前日 |
2014.07 函館市産 蛹(飼育)羽化直前) |
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アサギマダラ羽化の瞬間(動画) 2014.07 函館市産(飼育) | ||||||
羽化後羽を伸ばし蛹から飛び立つ(動画) 2014.07 函館市産(飼育) | ||||||
コメント 北海道においては迷蝶の扱いになります。 5月頃、本州から道南地方を中心に渡ってきますが、道南だけではなく十勝地方などにもやってきます。 本州から北海道にやってきたアサギマダラは産卵し、8月頃に成虫になります。成虫は暑いのが苦手なのか、涼しい山の方に移動して凄し、その後また本州に移動していきます。 このアサギマダラの旅については未解明な部分が多く、たくさんの蝶好きな人達がマーキングという方法で調査をしています。 翅の鱗粉が無い部分にマジックで採集地、採集月日、採集者などを書き入れて放し、それを誰かが再捕獲することによって移動のルートや距離、日数などを調べています。 以下に北海道で再捕獲されたマーキング個体、北海道でマーキングされたものが本州以南で再捕獲されたもののデータを記します。 ・2008年10月5日、松前町勝軍山 → 2008年10月19日、愛知県西尾市、14日以内で780qの南下。(♀) ・2011年8月19日、七飯町横津岳 → 2011年10月24日、山口県下関市、66日以内で1230qの南下。(♀) ・2013年5月21日、大分県姫島 → 2013年6月3日、上ノ国町大安在、13日以内で1160qの北上。(♂) また、2013年には道南地方でアサギマダラの幼虫及び蛹が発見され、5月頃に本州以南から北海道に渡ってきたアサギマダラが産卵し、北海道で育って成虫になることが実証されました。 (全て道南虫の会の活動より) 似た話しでアメリカのほうのオオカバマダラという蝶の大移動の話があります。この蝶は冬に向けて南下し、夏には北上。その移動距離は片道4000kmに及ぶと言われています。 |
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分布:越冬が確認されているのは栃木県以南の暖かい地域のようです。分布の記録はほぼ日本全域。北海道では毎年春に道南地方を中心に確認され、その子供が夏に羽化しますが分布地域や個体数は年によってマチマチです。 発生:北海道では春に渡って来た個体、8月中旬からその子供が見られます。 食草:北海道ではイケマなど。ガガイモ科植物。 越冬:北海道では越冬できません。越冬できる地域では成虫 |
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