ベニシジミ
Lycaena phlaeas daimio
2007.06 音更町
成虫(春型)

2014.05 函館市
成虫(春型)
2005.06 帯広市
成虫(春型)
2002.08 帯広市
成虫(夏型)吸蜜
2001.06 芽室町
成虫(春型)

コメント

 赤い色が綺麗なシジミチョウです。私の印象ではどこにでもいる普通の蝶なので、普段見かけることがあっても、あまり意識はしません。でも、こうやって写真を撮ってみると、今まで思っていた以上に綺麗な事に気がつきました。

 年に2〜3回位発生するようですが、春の時期に成虫になったものは、夏の時期に成虫になったものよりも羽の赤い色が強くなるそうです。これは、幼虫時期の昼間の長さと関係があると言われています。つまり、幼虫の時期に昼間が長い方が黒っぽくて、昼間が短い方が赤くなるということです。人間も太陽をたくさん浴びた人は日焼けして黒くなるし、家に閉じこもってる人は肌が白いですよね。それと同じことでは無いと思いますが、黒っぽいベニシジミを見ると、ヤンチャボウズを連想してしまいます。


分布:北海道では全域(市街地でも見かけます)、北海道以外では本州、四国、九州などに広く棲息しているようです。

発生
:年数回、5月位から10月位まで見られます。

食草
:ヒメスイバ、スイバ、エゾノギシギシ、ギシギシ、ノダイオウ

越冬:幼虫