ギンボシヒョウモン
Speyeria aglaja
2013.06 浦幌町
成虫♂集団

2002.07 大樹町
成虫
2013.07 帯広市
成虫♂
2012.07 帯広市
成虫
2003.06 チミケップ
交尾

コメント

 ギンボシヒョウモンは後ろの羽の裏側に、銀色の模様が星のようについていてとても綺麗な蝶です。羽の表側は他のヒョウモンチョウ類とたいして変わりませんが、この裏側の模様で区別がつきます。さほど珍しい蝶ではないので、最近はあまり気にもとめませんが、初めてギンボシヒョウモンの標本を見たときは、銀色に光る部分の輝きに驚いた記憶があります。

 ヒョウモンチョウ類は、”冬眠”ならぬ、”夏眠”をすると言われています。初夏に羽化したヒョウモンチョウ類は、夏の暑い時期には活動しないで夏眠に入り、夏が過ぎてからまた活動するのです。しかし、夏でも本州に比べて涼しい北海道では、夏眠する事はないようです。


分布:北海道では全域、本州では中部地方より北側の局地的な範囲に棲息しているようです。

発生:6月下旬ころから8月頃まで

食草:スミレ類

越冬:卵