ヒオドシチョウ
Nymphalis antiopa japonica
2004.07 栗沢町
成虫

2013.7.15 芽室町
成虫
コメント

 私が高校生当時には函館ではほとんど見ることが出来なかった蝶です。その後社会人になり、道央や十勝に住んでいた頃にはほぼ毎年見ることが出来ました。更に2010年頃には層雲峡で大発生してヒオドシチョウだらけというのも経験しました。同じ北海道でもこれだけ多かったり少なかったりするのは不思議だなと思います。

 幼虫の食草はエノキやハンノキなどですが、まだ日本に自然がたくさん残っていた頃、お寺の大きな大木にヒオドシチョウの幼虫がたくさんいて、さなぎになるときに木から降りてきて、お寺の廊下がヒオドシチョウの幼虫だらけになったという話を聞いたことがあります。


分布:北海道では全域に棲息しています。北海道以外では沖縄地方や離島の一部を除くほぼ全域に棲息しています。

発生:年一回7月くらいから見られます。

食草:エゾエノキ、エノキ、ハルニレ、アキニレ、ヤナギ

越冬:成虫