コキマダラセセリ
Ochlodes venatus venatus
2013.07 帯広市
成虫♂ 手乗り 

2003.08 函館市
成虫♂
2003.08 八雲町
成虫♂
2013.08 八雲町
成虫♀
2004.08 函館市
成虫(吸蜜)

コメント

 コキマダラセセリは7月頃山に行けば必ずと言っていいほど出会う事の出来る蝶です。赤みがかった黄色い羽と黒っぽい模様のアクセントが綺麗ですが、大きさは小さく、また、飛び方も敏捷でちょこまかしていて、じっくり観察しないとその特徴や綺麗さがわからないと思います。

 蝶の仲間は飛んでいないとき、羽を閉じているものや、開いているものなどさまざまですが、セセリチョウの仲間においては真ん中の写真や右側の写真のように中途半端な形で羽を開き、草などに止まっている姿をよく見かけます。

 しかし、中途半端という表現がふさわしくないほどカッコいい形になっていて、未来の飛行機みたいです。


分布:北海道では奥尻島以外の全域、北海道以外では東北地方の全域とそれ以南の一部に生息しています。四国、九州には棲息していません。

発生:年一回、7月くらいに多くみられます。

食草:イネ、カヤツリグサ科植物

越冬:幼虫