ミヤマセセリ
Erynnis montanus montanus
2006.06 池田町
成虫

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 ミヤマセセリは春に現れるセセリチョウです。羽の色が地味な茶色と黄色の組み合わせなので、春に林道を歩いていても枯葉の上などにいると保護色になってなかなか見つけられません。それでもよく林道などで羽を開いて日光浴している姿を目にします。

 ミヤマセセリやミヤマカラスアゲハなど、名前にミヤマとつく昆虫はたくさんいます。ミヤマクワガタなどもそうです。この「ミヤマ」は深い山、すなわち「深山(みやま)」なのですが、北海道に限ってはミヤマセセリもミヤマカラスアゲハもミヤマクワガタも、とくに山深いところに生息しているということはないようです。


分布:北海道では道北を除くほぼ全域に棲息しています。道外では沖縄を除くほぼ全域に棲息しています。

発生:年1回5月頃に見られます。

食草:コナラ、ミズナラ、カシワ、クヌギ、アベマキ

越冬:幼虫