ナミアゲハ
Papilio xuthus Linnaeus
2004.08 函館市
成虫(夏型)

2014.06 函館市
幼虫
2009.08 函館市
幼虫
2014.06 函館市
幼虫
2014.06 函館市
終齢幼虫

2014.06 函館産
前蛹(飼育)
2014.06 函館産
蛹(飼育)
2014.06 函館産
蛹(飼育)
コメント

 ナミアゲハは私が高校入学と同時に入った生物部での研究テーマとしてとりあげ、とても親しみのある蝶です。よく「アゲハ」と言えばこのナミアゲハのことを言います。
 北海道ではとてもポピュラーな蝶ですが、庭に植えてあるサンショウが幼虫の主な食樹のため、山に行ってもなかなか出会うことはできず、逆に市街地に多い蝶で、人間と共生しているようです。

蝶の写真を撮影するようになって、すぐに撮影できると思っていましたが、意外と手こずりました。

 北海道内での分布の変化が激しいようで、数十年前までは道南地方ではほとんど見ることが出来なかったようですが、今では道南でたくさん見ることが出来ます。逆に道東地方では最近激減しているようです。

 高校時代、ナミアゲハの飼育をし、初めて蝶が蛹から成虫になるところを観察しました。羽化が始まってもなかなか蛹から出てこないので、思わず引っ張り出してしまいました。そのナミアゲハにしたらきっとありがた迷惑だったことでしょう。

 2004年8月、高校時代の生物部の顧問、対馬先生宅のブッドレアに来た夏型をようやく撮影することが出来ました。

分布:日本のほぼ全部

発生:北海道では年2回。5,6月に春型、7,8月頃に夏型。

食樹:サンショウ、キハダなど柑橘系。

越冬:蛹