オナガシジミ
Araragi enthea enthea
2012.08 中札内村
成虫

2012.08 帯広市
成虫
2012.08 帯広市
成虫
コメント

 オナガシジミは名前の由来どおり尾が長いのかと思いましたが、思ったほど尾状突起は長くなく、気持ち長いかな?って程度です。仲間にミズイロオナガシジミ、ウスイロオナガシジミもいますが、どれも極端に尾が長いとは感じません。

 オナガシジミの羽の表面はこげ茶色でそれほど綺麗には感じませんが、裏面は大きな丸っこい模様があって、とても可愛らしいです。この種類もゼフィルス(西風の妖精)と呼ばれる蝶の一種ですが、発生が遅く8月になります。この蝶が現れると北海道の蝶のシーズンももう終わりだなと感じます。

 帯広に住んでいた時、散歩をしていたら片側2車線の交通量の多い幹線道路の脇でたくさんのオナガシジミが飛んでいるのを見つけてビックリしたことがあります。


分布:北海道では全域。本州では東北地方は全域、中部山岳地帯、関東北部、四国・九州の一部、佐渡、隠岐、西日本の産地に局所的に生息。

発生:北海道では8月頃

食樹:オニグルミ

越冬:卵