ルリタテハ
Kaniska canace
2003.05 芽室町
成虫(越冬)

2004.08 中札内村
成虫
2004.08 中札内村
成虫
2014.08 函館市
幼虫

2014.08 函館市
コメント

 ルリタテハは日本のほぼ全域に棲息していますが北海道においては珍しい蝶といえると思います。

 羽の水色の線がとても美しい蝶です。

 8月頃から見られますが、成虫で越冬し、春にも見る事が出来ます。むしろ春のほうがたくさん見る事が出来るようです。

 飛び方は速く、捕まえるのは難しいのですが、一度逃げられても同じ場所に戻ってくる習性があるので、じっと待っていると、また捕まえるチャンスがやってくることが多いです。

 成虫は林道が好きなようで、砂利道の上で日向ぼっこをしている姿をよく見かけます。また、綺麗な瑠璃色の蝶のくせに動物の糞なども大好きで、糞に止まっているルリタテハを見つけると、なんだかガッカリしてしまいます。


分布:北海道では全域、北海道以外でも日本のほぼ全域に棲息しています。

発生:暖かい地方では年3回の発生ですが、北海道では年1回の発生と思われ、8月頃から見られます。成虫で越冬するので、春には越冬個体も見る事が出来ます。

食草:アサ科植物、イラクサ科植物  ルリタテハは日本のほぼ全域に棲息していますが北海道においては珍しい蝶といえると思います。