シータテハ
Polygonia c-album hamigera
2013.07 芽室町
成虫

2003.07 上磯町
成虫
2002.08 中札内村
成虫
2012.08 中札内村
成虫
2004.09 栗沢町
成虫

コメント

 シータテハは一見すると羽根がボロボロのような感じがします。他の蝶に比べて、羽根の縁がギザギザになっているからです。でも、これでいいんです。最初からギザギザなのです。羽根の裏側に白く小さいのですが、Cの字のような模様があることから、この名前が付いたようです。表側は綺麗なオレンジと黒の模様ですが、裏側はグレーと茶色が混ざったような色で、模様もグチャグチャで、汚い感じさえ受けることもありますが、木の樹皮に擬態しているという説もあります。

 飛び方は速く、なかなか捕まえられませんが、このシータテハも逃げた後、同じ所に戻ってくる性質があるみたいです。


分布:北海道ではほぼ全域、北海道以外でも広く生息しています。

発生
:年2回、7月〜10月に見られ、成虫で越冬します。越冬個体は春から見ることが出来ます。

食草
:ハルニレ、エノキなどの、ニレ科植物やイラクサ科植物

越冬:成虫