ダラスから日本へ、帰国 | |
(1月14日、15日) | |
ついに帰国する日になりました。昨日のチェックイン時にホテルの人に送迎バスの事を尋ねたら、7:30にフロントに来れば送って行ってくれるという事になっていたので、その時間少し前までに用意をして行きました。 フロント前の小さなキッチンでみんな朝ごはんを食べていました。そっか〜、朝ごはんあったんだ・・・。ちょっとのぞいて見ましたが、コーンフレークや簡単な果物の他に、フカフカのマフィンやベーグルも並んでいました。食べたかったなぁ・・・。 ところが時間になってもなかなか運転手の人が来ません。車は玄関に2台ほど止まっているんだけど。 フロントのお兄さんに「空港へ行きたい」と言ったところ「OK!What〜 〜 ゲイ?」と聞かれました。「ゲイ???」 何回か聞きなおしたのですがやっぱり「ゲイ」です。私が困っていると、「ターミナル〜 〜」と行ったので、「ゲイ」は、搭乗の「ゲート」の事でした。まだまだ聞き取り4級です。 |
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車に乗り込みダラスフォートワース国際空港に行きました。 アメリカン航空のチェックインカウンターで、まずは荷物の重量を測ります。係りの女の人が重量を見て「パーフェクト!」って言ってくれました。2つのスーツケース、ギリギリセーフでした。昨夜妻が一生懸命頑張った甲斐があり、また50ドル取られなくて済みました。 出国審査では、手荷物の他に上着、靴まで脱がされました。夫は自分の靴の匂いをかいで「クサッ」という表情をした所を後ろの年配の白人夫婦に見られ、旦那さんは失笑、奥さんはおもむろに嫌な顔をしていました。 ロッカーのような所に入り、空気を「プシュッ!」とかけられたりもしました。 ただ、予約していたはずの隣同士の席が取れていなかったのか、窓側と通路側になる2列シートがいいと言ったから変更されたのか良くわかりませんでしたが、とにかく隣同士の席ではないチケットを渡されました。係りの人が言うには私の席も妻の席も、隣の人は一人だから、お願いして交換してもらったらいいよ、と言う様な事でした。 本当は、夫と私の母にちょっとしたブランドのお財布を買う予定でいましたが、コスタリカにもダラスにもブランドの免税品店はありません。やっと見つけた免税品店は、香水とほんの少しの化粧品、お酒しかありません。急遽お財布から香水に変更です。これなら、出発の時に成田で買えば良かった・・・。バーゲン30%OFFって書いてあったのに・・・。私の父には、ゴルフのPGAのショップがあったので、ベルトを購入しました。日本に帰って父に渡すと「ちょうど、ベルトが欲しかった」と言ってボロボロのベルトをわざわざ見せて、お土産をとても喜んでくれました。 朝食を食べていなかったので、空港内のマクドナルドで朝マックをしました。 |
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私はソーセージマフィン(右)とオレンジジュース、夫はチキンしか挟まっていないバーガー(左)と朝から生クリームたっぷりのカフェラテです。違うお店でもホットドックを食べたかったのですが、注文が難しそうだったので断念しました。 その後、飛行機の乗り場近くで待機していましたが、高級そうな靴磨きがありました。 |
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飛行機の乗り場付近の所に係りの人がいたので、とりあえず席の事を聞きに行きました。どうにかならないかと。そしたら係りの人は日本人の女性でした。ちょっと安心したのですが、やっぱり隣同士は取れないとの事でした。でも。両脇に他の人がいてもいいなら並びの席が取れると言われました。 「それならトイレとかに行くときに隣に座っている人に迷惑をかけるから、やっぱり通路側がいいので、飛行機に乗り込んでから隣に座った人に席の交換をお願いしたほうがいいですかね?」 と言うと、 「それではそうなされて下さい」と、とても冷たく怒ったような口調で言われて、チケットに「バンッ!」って気分悪そうに何かのハンコを押されました。 かなりムカッときました。何だこのブスオバサンは! |
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乗った飛行機 |
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飛行機に乗り込み、さっそく隣の人に席を代わってもらう交渉をしました。すぐにOKしてもらえて妻と隣同士の席が確保できました。 機内持ち込み荷物の中にはサンホセのバタフライガーデンで買った標本があります。これを収納するスペースが無かったので客室乗務員のオバサンに何とかしてもらおうと思ったら、「どっか空いてるところを自分で探してしまえよ!」と、怒られました。もうここに来て2回もオバサンに怒られたよ・・・。 そうじゃなくて、デリケートだからどこかにしまって欲しかったんだけど、結局ずっと前のほうの席の上の荷物スペースが空いていたので、自分でそこに収納しました。 飛行機は無事に離陸しました。帰りは13時間です。成田からダラスに行くときにはまっすぐ東側に飛んでいきましたが、今回は弧を描くような感じでカナダ、ベーリング海上空を通過して行くようでした。 13時間、暇でした。映画を見たり、ゲームしたり寝たり。ただ、赤ん坊がずーっとギャン泣きしているのと、前の席の人がリクライニングを最大まで倒したうえに背もたれをドンドンと押してくるから狭くて頭にきました。 本来私の隣に来るはずで、席を代わってくれた外人の人は私の後ろの席に行ったのですが、座席に若干空きがあったので、本来妻の隣に座る予定だった人がどこか別の席に座り、結局席を譲ってくれた人は私たちの後ろの2席を独占できるかたちになって、楽々の空の旅になっていました。2つの席を使って寝てました。ちょっと羨ましかったです。多分「ラッキーだぜ」って思っていたと思う。 |
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飛行機がちょうどベーリング海を通過しているときの写真です。この海域は厳しい気象条件なんだけど、ここでカニが採れます。ディスカバリーチャンネルで「ベーリング海の一攫千金」というカニ漁師達のドキュメント番組がやっていて、私はそれが好きでいつも見ているので、「今自分の真下でカニ漁師たちがカニ籠と戦っているかもしれない」と思いました。 映画はSMAPの草なぎ君と新垣結が出ていたバラッド(名も無き恋の歌)?だかを見ました。見ていて何箇所か泣けるところがあって鼻をグズグズしていたら寝ていた妻が起きました。 横でグスグスしている音で目が覚めました。 「今泣いてたっしょ」って言うから、「泣いてた」と答えました。 でもこの映画を妻が見たらきっと「ケッ!」って思うだろうなぁ〜というストーリー展開でした。 だからその事を妻に言ったのに、妻はこの映画を最初から見だしました。そして見終わってから私に 「どこが泣けるの??」って言いました。だから言ったでしょ、「ケッ!」って思うって。 女には男のロマンがわからないらしい・・・。ってか自分もあまりのストーリー展開に少しケッ!って思ったんだけど、ストーリーというよりも所々泣けるようなセリフがあっただけ。 先が見えるストーリーとクサイ台詞で、わかりやすい映画でした。 途中、あまりにも暇なので、モニターのゲーム「数独」を二人でそれぞれ解いて早く解けた方が勝ち、という競争をしました。相手になりませんでした。何か賭ければ良かった。 そういえば、この13時間、一度も夜が来ませんでした。迫ってくる夜から逃げるような感じで飛行していたみたいです。当たり前だけど行きとは逆です。 この13時間は苦痛でしたがなんとか無事に成田空港に到着しました。 成田から羽田にはリムジンバスで行きました。いつも思いますがここの区間のバス代が一人3000円でけっこう高い! バスは一人ずつ座って、席が埋まるほどの乗客がいましたが、みんな海外帰りでつかれているようでバスの中は熟睡していました。し〜んとしている中、私の席から3つ先の夫のイビキが響いていました。 羽田に到着し、加瀬さんから預かったCDをテレビ局の人に渡すために待ち合わせをしました。帰国して柔らかい日本のご飯を食べたかったんだけど、しばらく待ちました。妻の携帯にテレビ局の人から電話が入り、無事に出会ってCDを渡しました。加瀬さんが「イモト人形がもらえると思うから荷物のスペースを空けておいて」と言っていたので少しは期待していたのですが、テレビ局の人が、 「これをお礼に・・・」と言って差し出してくれたのが |
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ジャーン!イモトボールペン!! |
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あれ?イモト人形は??と思っているうちにテレビ局の人は「ありがとうございました!」って走り去ってしまいました。 なんだ、ボールペンかよ!!これなら荷物のスペースを空けておくどころか、ズボンのポッケで十分じゃん!!! まぁ、特に荷物のスペースを空けておいたわけじゃないからいいんですけどね・・・。大事にします。イモトボールペン。 疲れた感じの青年です。髪もぐちゃぐちゃで、急いでいるようでした。 その後食事をしました。海外で食事を注文したりするのに一苦労するので、日本語が普通に通じ、メニューも日本語というのが嬉しかったです。 |
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私は、海鮮釜飯、夫はとんかつです。 そして羽田から千歳への飛行機に乗りました。疲れていたのか離陸したのを全く覚えていません。また、着陸の直前に目を覚ましました。感覚的には一瞬で着いた感じでした。 途中飲み物のサービスがあったのですが、面倒で寝たフリをしていました。通路側の夫と隣のおじさんに挟まれ身動きが取れませんでした。座席は狭かったです。飛行機の中はディズニーランド帰りの家族が多く、子供の騒ぐ声が聞こえます。「私たちは、作り物じゃないリアルジャングルクルーズに行ってきたんだから」と勝手に優越感を持っていました。 千歳空港で駐車場屋さんの迎えの車に乗り、約10日ぶりに愛車と対面、そのまま妻の実家に行き一泊しました。 次の日の朝、車で帯広に帰る途中に立ち寄ったコンビニでハイチ地震の募金が始まっていました。買い物をしたお釣りの小銭を募金してきました。(その後、アップルストアを通じて5000円募金しました) |
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帰りの車の中では、加瀬さんに北の国からのロケ地の写真を撮ってメールしよう!と言う事になり、富良野などで写真を撮影して帰りました。 |
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今回のコスタリカ旅行、やり残してきた事がたくさんあります。 ・自然の蝶の撮影を思いっきり楽しむ ・暖かく過ごす ・アレナル火山を撮影する ・夜の自然観察 ・カラフルなカエルの撮影 等々・・・。 一生に一度と思い決行したコスタリカ旅行。もしかしたらリベンジがあるかも。 もし、リベンジがあったら、やり残してきた事をするとともに、マルビンのバタフライガーデンに行って一緒に撮影した記念写真を渡したいなぁ。 でも何よりもたくさんの良い出会いがあった事、そして事故等なく無事に帰ってこれて良かったです。ゴジツアーの加瀬さん、川久保さんをはじめ、たくさんの方たちの助けによって、日本の裏側のコスタリカまで行って帰ってこれた事を感謝します。どうもありがとうございました。 |
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コスタリカのパスポートのハンコ |
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今回の旅で撮影した数 一眼レフ 約2200枚 IXY 約 700枚 加瀬さんが撮影してくれた鳥 約 150枚 デジタルビデオカメラ 約4時間20分 最後に、今回の旅で使ったホテルのHPをリンクしたいと思います。 |
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サンホセで宿泊したホテルラディソン http://www.radisson.com/sanjoseca モンテベルデで宿泊したエル・エスタブロ http://www.elestablo.com/ アレナルで宿泊したオブサーバドリーロッジ http://www.arenalobservatorylodge.com/EN/ サラピキで宿泊したラ・クインタ http://www.hotellaquintasarapiqui.com/english/index.html |
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コスタリカ・アメリカ旅行記 完 | |
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