東京から函館へ
(1/9)
朝目が覚めて、今日は函館に帰るのだと思うと少し寂しくなりました。楽しかった旅行もいよいよ終わりです。 でも楽しみだったのは朝食でした。 フィジーでは味の無い肉やらパサパサしたご飯やら、もう飽き飽きしていましたが、朝食は空港のレストランで食べ放題です。レストランに入るとおいしそうな食べ物がたくさん並んでいました。 ホカホカのご飯、味噌汁、卵焼きなどなど・・。私と妻は朝から喜んで食べまくり。とても朝ごはんの量とは思えないくらい食べました。調子に乗りすぎて食べすぎ、お腹はパンパンになってしまいました。 このレストランからは飛び立つ飛行機や富士山が見え、とても綺麗でした。 |
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朝食を食べすぎ、函館行きの飛行機の座席も更に狭く感じながら、この旅最後の飛行機に乗り込みました。 今回の旅で4回飛行機に乗りましたが、一番大きな飛行機でした。しかし、乗客はまばらで、席は狭くてもあまり窮屈な感じはしませんでした。 しかし、飛行機が離陸し下を見ると、狭い範囲にものすごく建物が密集しているのが見えました。。少しの余裕も無くビルとか家とか道路とかがあり、フィジーで過してきたせいもあるのか、とても異常な光景に見えました。 こんなゴチャゴチャした景色が何故か恥ずかしく思え、早く北海道に戻りたくなってきました。狭い国土をこれでもかと開発した結果がよくわかり、地球温暖化、ヒートアイランド現象などの元をこの目で確かめたような気がしました。 ここ数十年で二酸化炭素などにより地球温暖化が進んでいます。北極や南極の氷が溶け、海面上昇などの影響が出てきています。 私達は普段、日本で生活しているので感じることはあまりありませんが、この温暖化の影響は世界各地で懸念されています。私たち日本人が排出する二酸化炭素などの温暖化物質は、私達日本人だけに影響するのではなく、世界各地に影響を及ぼします。 今回旅行したフィジーはたくさんの島がありますが、滞在したトレジャーアイランドを始め、多くの島には山のひとつもなく、例えば海面が数m上昇しただけで消滅してしまう島もたくさんあります。 実際にその影響はすでに出ており、海岸付近のヤシの木が海に侵食されて倒れたり、国土の面積が減少したりしているようです。 密集した東京の様子を上空から見て、このままでは今回体験した美しいものが滅びていくのではないかととても心配になりました。そして、私達のゴミ(温暖化物質)を美しいフィジーなどの島に投げているような罪悪感がうまれました。 |
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飛行機はあっという間に函館空港に到着しました。函館は吹雪でした。昨日の朝にはまだフィジーにいて、30度以上の暑さの中にいたのに、1日後には吹雪の世界です。さすがに気温も寒く、これだけ短期間にこれだけの気温差にさらされ、絶対に風邪をひくと思いました。(でも結局風邪ひきませんでした) 空港には出発時に見送ってくれた母と甥のアキラが出迎えに来てくれていました。 空港から外に出ると、旅行に行く時には入院していて歩くこともままならなかった父が退院し、元気に私達の荷物を車の中に入れてくれました。 フィジー旅行記 完 |
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