クアラルンプール1日目(観光・おみやげ・噴水ショー)
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 クアラルンプールの空港からはチケットタクシーと言って、カウンターで行き先とスーツケースの数を言うとそこまでのタクシーを手配してくれるシステムみたいのがあり、安心して利用できます。自分たちの場合、大きなスーツケース2個と人数は二人。これに見合ったタクシーを選んでくれます。確か116リンギットでした。ホテルまで1時間くらいの移動なので、タクシー代としては高くないと思います。

 雨がけっこう降っていて残念でしたが、今日は山に行くわけでもないので雨でも問題ありませんでした。タクシーの運転手の人が、「マレーシアは初めてか?」とか、「どこに行くんだ?」とか色々聞いてきました。

 日曜日に空港に戻りレンタカーを借りてフレーザーズヒルに行くと伝えると、「それならちょうど100リンギットで空港まで連れて行ってあげる」と言われました。レンタカーを借りるのが11時の予定だったので、10時に迎えに来てくれることになりました。

 初めてのクアラルンプールがどんなものか、車の外を眺めました。よくある東南アジアの風景と変わらなかったけど、ビルが凄いなと感じました。

 クアラルンプールで宿泊するホテルはあの有名なペトロナスツインタワーが目の前に見えるホテルで、マンダリンという5つ星のホテルだそうです。
 確かに立派なホテルでした。チェックインしたいですが、まだ朝の8時過ぎで、とりあえず荷物だけ預かってもらう事になりました。フロントマンの人が「朝ご飯サービスするから食べて行って」と言ってくれて案内されたのですが、はっきり言ってしまえば飛行機で朝食は済ませてきたのでいりませんでした。でもせっかく言ってくれたし、コーヒーでも飲んで少し休憩してから観光に行こうと思ったのでちょうど良かったかもしれません。

チェックインできなかったけど荷物を預かってもらっているところ

ホテルの1階。なかなか綺麗な感じです

ホテルの1階

 朝食会場に案内されました。ビュッフェ形式の朝食で、ちょっとどんなものがあるのか見ていたら美味しそうなパンがあり、つい2つほど食べてしまいました。

パン

 座った席のすぐ隣に日本人のご夫婦がいて、妻が話しかけていました。

 コーヒーか紅茶を飲んで、少し休んで早速出かけることにしました。妻がセントラルマーケットと言う所に行きたいと言っていたので、そこに行くことにしました。目的はお土産です。あさってにはフレーザーズヒルと言う高原に行くし、お土産を買う機会もあまりなくなるから、最初にさっさと買ってしまおうという作戦です。

 モノレールに乗りセントラルマーケットがある所まで移動する作戦でしたが、モノレールの駅がどこにあるのかわからずちょっと苦労しました。ホテルから出てツインタワー内を歩いたりして探しましたが、妻は日本で買っていたマレーシア観光の本を忘れてきたので、それもけっこう痛かったです。

多分ツインタワーの中。F1のメルセデスのスポンサーになっているのがペトロナスなので、
実車か模型かわからないけど飾ってあったりします。

 あたりを見回して歩いていたら、北海道と書かれた店がありました。ベイクドチーズトラート?の店です。

何の店かよくわからない

 地下鉄の駅を探し出しました。これにお金を入れて行き先までのコインみたいのを買います。

券売機


このコインみたいので改札口を通ったりできます


モノレール

 他の東南アジアでもそうなのですが、外は蒸し暑いのに建物の中などはクーラーがかなり効いていて寒いくらいです。なので、半袖半ズボンの人はそう多くありませんでした。

 なんという駅か忘れたけど、それほど長い時間はかかりませんでした。セントラルマーケットがある最寄りの駅で降りました。

駅を降りたところ

 ここからどう行けばセントラルマーケットなのかよくわかりませんでした。やはり観光の本を忘れてきたのが痛いです。少し迷子になりながらもなんとか方向を見つけ、歩いて行きました。川が流れていたけど、汚かったです。護岸工事もやっていたのですが、この汚い川に3人位人が入って工事をしていました。信じられませんでした。

汚い川

 セントラルマーケットで色々お土産を買う予定でしたが、かなりゴチャゴチャしたお店群で、しかも妻曰く

 「ぼったくられそうな店ばかり」

 確かにそんな印象がありました。ベトナム、ホーチミンのベンタイン市場を思い出しました。妻はなまこ石鹸だかを買うと言っていて、実際に買ったのですが、もしかしたらぼったくられていたのかもしれません。観光客相手の店が多そうです。

 自分は蝶の標本や虫の標本をお土産に買いたかったのですが、値段が思った以上に高くてびっくり。

 「そんなに出せるかよ!こんな標本に」

 という感じでした。

 標本とかを見ていると、マレーシアに生息していなさそうな蝶や虫の標本もありました。更にどの標本もイマイチ汚れているというか、綺麗じゃないんです。何店かこういう標本を売っているような店がありましたが、あまり買う気になりませんでした。

標本を売っている店

 虫がアクリル樹脂に埋め込まれたものが売っていて、生物部員へのお土産で買おうとしましたが、値段が高かったので交渉しました。確か100リンギットを50リンギットにしろと言ったのですが交渉がまとまらず、しょうがないから70リンギットは?と言ったのですが、交渉がまとまりませんでした。

 「そしたらもういいや」と言って、店を出てしばらく歩いていたら、交渉していた女の人が私を追いかけてきて、「店のボスに電話した、75リンギットでどうだ?」というので、まぁいいかと思って75リンギットで購入しました。絶対ボスには電話してないと思うけど。

 結局ぼったくられそうという気持ちからあまりお土産を購入せずにホテルに帰ることにしました。でも自分たちで地下鉄に乗って、クアラルンプールの雰囲気を味わえただけでも来てよかったと思いました。

帰る時のモノレールの駅。イスラム教の女性は頭に何か巻いています。


クアラルンプールのモノレール


汚い川のゴミ

モノレールでの禁止事項。ドリアンがダメだというのは東南アジアならではじゃないでしょうか

 ホテルの近くの駅まで戻り、お昼ご飯を食べることにしました。ツインタワー周辺はかなりたくさんの店が集まっていて、シャネルとかグッチとかハイブランドの店がいくつもあります。それ以外の店もたくさんあるし、食べ物の店もかなりあります。少しブラブラして人気がありそうな店で昼食をとることにしました。

お昼ごはんを食べるところ

 お昼を食べた後、ホテルの準備ができていそうな気がしたので、チェックインすることにしました。

店舗の中を移動(ホテルに向かうところ)

 外に出るとツインタワーが目の前に見えました。さっき昼食を食べたところがツインタワーの中だと思っていたのですが、どうやら違っていたようです。

ツインタワー(1つしか見えませんが)

 同じマレーシアでもボルネオはあまり信号がありませんでした。でもクアラルンプールは大都会なので信号も多かったです。

信号待ちしているところ

 ホテルに戻ると玄関先にランボルギーニとフェラーリが止っていてびっくりしました。絶対自分では一生買えないような車だし、この前行った東京モーターショーでも見ることが出来なかったような車です。あたかも自分の車のように記念撮影しました。

ランボルギーニ


フェラーリ

 チェックインしてホテルに入りました。立派な部屋でした。

ホテルの部屋


バス


部屋の窓からのツインタワー


ウェルカムドリンク


窓から見えるツインタワーの下。池みたいになっています。

 少し休んで買い物に行くことにしました。無料の循環バスがあるので、それに乗ってちょっと離れたデパートみたい所に向かいました。

無料の循環バス


バスの中

 荷物が多くならないように、私は着替えをあまり持ってきませんでした。現地調達の予定で。東南アジアは物価が安いイメージがあったので、安く購入できるだろうと思っていましたが、実際には物価は日本と変わらず、しかもハイブランドの店が多く、とてもTシャツを買う気にはなれませんでした。どうせなら地元のメーカーのものを購入したかったので、妻に「聞いたことが無いメーカーで買いたい」と伝えました。そして妻が「これ聞いたことない」と言ったのがPULL&BEARという服屋さん。

プルアンドベアー


中の様子

 比較的安めなTシャツが売っていたので少し購入しました。

 その後妻がマンゴーのデザート屋さんに行きたいと言いました。このデパートの中にあるのはリサーチ済みだそうです。少しさまよいましたが、見つけることが出来ました。

妻が来たかったマンゴーのデザート屋さん


妻が頼んだやつ


自分は3種のデザートが少しずつのやつ

 店員は愛想が無く、「なんだこいつ」と思ったけど、クアラルンプール店員さんはこういう人が多かったです。日本の店員さんの接客の良さがとてもよくわかりました。無愛想だったり、他の人とお喋りしながらレジ打ちしたり、ありがとうと言う表情すら無かったり。マレーシアではこれが普通なのかもしれません。

 デザートを食べた後、妻が「みつけちゃった!」と言いました。台湾で食べた小龍包の店?だったかな?ちょっと時間は早かったけど、ここで夜ご飯にしてしまうことにしました。

福という字がさかさまになったコーラ


チャーハン(すごくおいしかった)


豆苗の炒めたような奴(美味しかった)


小龍包(すごくおいしかった)

酢豚みたいのの鶏バージョン(すごくおいしかった)

 夕食を食べ終え、ここからホテルに戻ろとしましたが、ここで妻と別れて行動することにしました。自分は歩いてホテルに戻り、妻はまた循環バスで戻る事にしました。それでホテルで落ち合おうと。

 妻と別れてスマホの地図アプリを使ってホテルに戻ろうとしました。本当はツインタワーをめがけて歩けばいいなと思ったけど、他にもビルが多くてツインタワーはあまり見えませんでした。

ここで妻と別行動になりました


でかいモニター

 道が入り組んでいて、スマホを使ってホテルに戻ろうとしても結構大変でした。しかも止んでいた雨がまた降りだしてくるし。街の様子を観察しながら一人でプラプラ歩きながらツインタワーを目指して歩きました。

ツインタワー

 それほど時間はかかりませんでした。ホテルに到着しました。妻はもう帰ってきてるだろうか部屋に戻ろうと思いエレベータに乗りました。他に白人のおじさんも乗り込んできました。自分は11階。おじさんは何階か知らないけど、何故かボタンを押しても押しても行きたい階の電気がつかず、エレベーターが上に上がってくれません。

 おじさんと顔を見合わせ、「変だね〜」という感じで、二人して違うエレベータに乗ることにしました。だけど同じように行きたい階のボタンを押しても電気がつかず、エレベーターも3階位までしか動いてくれません。

 おじさんは半分怒ったようになってどっかに行ってしまいました。自分もエレベーターが壊れたかもと思いました。そうやっている時に、妻が来ました。まだホテルに到着していなかったようです。

 エレベーターが変だという事を妻に伝えると、「これじゃないの?」って部屋のカードキーを出しました。部屋のカードキーをエレベータの中の読み取り装置に読み込ませないと、自分の部屋がある階に行けないシステムのようです。以前ベトナムのホーチミンで泊まったホテルでも同じシステムがあり、ホテルのカジノをやった後にカードキーを持っていなくて部屋に戻れなくなったことを思い出しました。

 だけど今回は妻がカードキーを持っていたから無事に部屋に戻ることが出来ました。

 きっとさっき一緒に乗った白人のおじさんもこのシステムがわからなかったのかもしれません。その後おじさんはどうしたのか気になりました。

部屋がある所の廊下

 クアラルンプールが明るくなるのは日本よりかなり遅かったですが、暗くなるのも遅くて、7時か8時位までは真っ暗にはなりませんでした。

 真っ暗になると、ツインタワーの下の池で噴水ショーがあると妻が言ったので部屋の窓から見てみたら、まさに噴水ショーをやっていました。30分おきくらいにやるというので妻と見に行くことにしました。

 パラパラと雨が降っていたけど見物の人もけっこういました。

 噴水にカラフルな電気が当たり、とても綺麗でした。音楽も鳴っていたので、音楽と噴水と光のショーみたいな感じでした。

噴水ショー


カラフルな光


いろんなバリエーションがある

 これはツインタワーをバックに噴水の写真を撮ったら綺麗じゃないかと思い移動したのですが、バックのツインタワーや建物の電気が意外と強く、噴水のカラフルな光を打ち消してしまって逆にあんまり綺麗ではありませんでした。

ツインタワーをバックに

 噴水ショーを見た後、近くのデパートにお土産を買いに行くことにしました。食品売り場では日本で見かけないようなものや、日本にもあるけどすごく値段が高そうなものなど、色々見学しました。

鶏の足


ジュース類

 そしていろんなお土産を買ってホテルに帰りお風呂に入ってすぐ寝ました。


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