ベトナム(タクシーぼったくり、カメラ壊れる、動物園)
2018.12.28

 ベトナムに無事到着しました。ホーチミンは2回目です。ベトナムは治安は良いものの、タクシーでボッタクリの被害がけっこうあるので気を付けなければなりません。その事は前にベトナムに来た時にガイドをしてくれたウィーさんから聞いていました。
 どのタクシーが安全でどのタクシーが危ないのか見極める方法も教えてもらっていたのですがすっかり忘れてしまったので、機内でガイドブックを読んで勉強しました。

 ビナサンタクシー、またはマイリーンというタクシーなら比較的安全だと読んだのですが、両方の名前を覚えきれないなと思ったので、とりあえずビナサンタクシーだけ覚えてそれに乗ろうと思いました。

 空港から出ると、タクシーチケットを売っている場所があると聞いて、そこに向かおうと思ったのですが、そこに行くまでもタクシーの客引きが多くて引っかかりそうになりました。妻が「その人に付いて行っちゃダメ!」と言い、空港から出て左側にあるタクシー乗り場に自分を引っ張って行きました。

 「今の人なんて言ってたかわかる?俺がタクシーチケットだと言ってたんだよ。怪しいに決まってるでしょ!」と私に言いました。私は彼がなんて言ってたかさっぱりわかりませんでした。

 空港から出て左側のタクシー乗り場に到着し、そこにいた案内の人みたいのに「ビナサン」と告げると、「はい、ビナサンね、これに乗って!」的な事を言われたので乗りました。ビナサンタクシーに乗ったのでこれで安心と思いました。

 ところがそうではありませんでした。

 ホーチミンの空港からタクシーに乗ると、空港利用料のようなものをタクシーが支払わなければならないのですが、これはタクシー料金に上乗せされます。10000ドン(50円)なのですが、空港から出て少し走ると高速道路の料金所みたいのがあって、そこでタクシーがキャッシュで支払います。

 その事は以前ホーチミンに来た時に経験していたので覚えていました。
 運転手が何か言っていたので、妻に10000ドン払うように行ったのですが、ちょっともたついている間に、運転手は「OKOK」的な感じで先に建て替えて払ってくれました。
 
 今振り返ると、このもたついている感じで運転手は悟ったのかなと思いました。「この客、あまり慣れてないな」と。

 料金支払所から少し走った時、運転手はいきなりメーターを元に戻しました。それまでは料金が表示されていたのですが、メーターには「hallo」としか表示されなくなって、金額は出なくなりました。

 タクシー運転手は「目的地まで40万ドンで行くけどいいか?」としきりに聞いてきました。
 実際、空港からホテルまでどのくらいかかるのかわからないけど、これはきっとボッタクリだなと思いました。

 でも40万ドンって日本円で2000円位です。ボッタクリのタクシーの中にはもっと法外な値段を要求したり、後部座席に鍵をかけて出られなくしたり、悪質なタクシーがかなりあるらしいです。

 運転手が40万ドンというのを「フォーハンドレッド」(400)と言っていたのですが、これは単に400という事ではなくて、0を3つ省いた言い方です。タクシー料金のメーターも、実際のドンから0を3つ省いて表示されます。
 例えば、100000ドンなら、0を3つ省いて100と表示されます。

 フォーハンドレッドと何度も言うので、最初は何言ってるかわからなかったし怪しいから一度タクシーを降りようかと思ったけど、もうめんどくさいので「OK」と言って、40万ドンでホテルまで連れて行ってもらいました。

 こういうぼったくりタクシーに引っかからないように空港から出て左側のタクシー乗り場に向かったのに、そこでやられるとは。ちょっと詰めが甘かったようです。

 それでもちゃんとホテルまで連れて行ってくれました。仕方ないので40万ドン払うと、運転手は嬉しそうに握手をしてきました。とっても嫌な気分になりました。
 実際、あとで分かったけど、ホテルから空港までなら15万ドン以内位で行けそうでした。2倍ちょっとの値段を取られました。ま、プチぼったくりかな?

 このタクシーは、結局ビナサンタクシーではなく、ビナタクシーという会社のタクシーで、車体が黄色いタクシーです。ビナサンタクシーは白地に緑のタクシーです。ここまでしっかりわかっていたら、黄色いタクシーには乗らなかったのに。

 この旅行記の後半では、安全なタクシーとぼったくりタクシーの画像を紹介します。

ボッタクリタクシーでホテルに向かっているところ

 とっても嫌な気分になりました。ボーチミンの洗礼でしょうか。でもホテルには無事にチェックインも出来て、寝ました。


 次の日の朝になりました。朝食はホテルのレストランでとることにしました。

朝食。バインミーやフライドライスなど


フォー

 あまり高級ホテルではないのですが、日本人街のところにあるホテルで、朝食もおいしかったです。

 朝食後、妻がここまでの旅行で溜まった洗濯物をランドリーに出したいと言いました。ホテルでもランドリーサービスがあるけど値段が高いので、街にあるランドリー屋さんに直接出したいと言い、ネットで調べて近くのランドリーを探しました。だけど距離が1km弱あるからタクシーで行こうかと言うのですが、昨日ぼったくられたばっかりでちょっと嫌だったのと、1km位ならタクシーで行くまでも無いと思い、「俺が一人で歩いて持っていくよ」と言いました。

 スマホで地図を調べて、そこに向かって歩いて行きました。少しだけ迷子になりかけたけど、ホーチミンの朝の様子を見学しながら両手に洗濯物が入った袋を抱え、ランドリー屋さんまで歩きました。

ランドリー屋さん

 ランドリー屋さんでは重さあたりの値段で料金が決まるらしかったのですが、多分自分が抱えていた洗濯物は5kg位はあったと思います。それが、夕方までに出来上がるやつで98000ドン(約500円)でした。明日でいいなら78000ドンだったかな?

 とにかく両手で抱えて持って行った洗濯物がその日のうちに出来て500円なら激安だと思います。夕方5時に出来上がると言っていたので預けてホテルに戻りました。

ホーチミンの朝の様子。バイクらだけ!

 今日は昼までは別行動をすることにしました。妻は雑貨などの店を見て歩いて買い物、私は一人でサイゴン動物園に行くことにしました。

 サイゴン動物園は前にホーチミンに来た時も行ったのですが、楽しかったのでもう一回。
 前はタクシーで行ったけど、歩いても十分いける距離にホテルがあったので、またスマホの地図を見ながら歩いて動物園に向かいました。

動物園に向かっている最中にあった路地


マセラティー屋さんがあった

駐車場のマセラティー

 楽勝で動物園に到着しました。前に来た時もそうだったんだけどガラガラに空いています。けっこう大きな動物園なんだけど、こんなに客がいないのにどうやって維持しているのか、国か市から相当補助金が出てないとやっていけないだろうなぁと感じました。

ガラガラの動物園入り口
入場料は5万ドン(250円)

 ここにはバタフライガーデンがあって、でも以前来た時には閉まっていて入れませんでした。今回はどうかなと思ったら鍵が開いていて入ることが出来ました。やったー!

 でも入ってみると、蝶の姿はそれほど多くなかったです。シンガポール空港のバタフライガーデンの方が蝶の多さも種類も勝ちだったと思います。

 それでも中で飛んでいる蝶の写真を撮影したりしました。




トカゲ


なんかのタイマイ?









 蝶の数も多くないし、バタフライガーデンの中の蝶の写真を撮ってもあまり意味も無いかなと思って、動物園の中を歩きながら蝶が飛んでいたら撮影しようかなと思いました。

 バタフライガーデンを出て、いろんな動物を見学しながら蝶を探したりしました。

 ところがここでオリンパスのコンデジの調子が悪くなりました。電源を入れても撮影できる状態にならないのです。何度もスイッチを入れなおすとたまに撮影できるのですが、電源を切るとまた撮影できなくなったりして。これはちょっとまずいなぁ〜と思いつつ、一眼レフで写真撮影をしました。

クジャク


これもコンデジで接写して取りたかったんだけどできなかったので一眼レフの望遠レンズで撮影


サイ


牛?


自然の所にいる蝶


自然の所にいる蝶


トカゲ


自然の所にいる蝶


やる気のないハイエナ









 ここの動物園はかなり歴史が古く、1864年に出来たようです。函館で言えば五稜郭が出来た年です。

 前回来た時に、ここにいる猿がとても面白く、檻の中から自由に出入りしているのです。檻の柵の間隔が広くて子ザルが自由に出たり入ったりしているのを見て、「こんなんでいいのかー!」と思いつつ、とても楽しかったのを覚えていて、今日も自由に出入りする猿を見ようと思ったのですが、全部檻の中に入っていて、どの猿もも檻から出入りしませんでした。




 この猿の檻もかなり歴史がある檻のようです。
 自由に出入りする猿を見たかったのでちょっと残念でした。


人間の唇みたいなイグアナ?


こういうの好き




都会の片隅に動物園があるのがわかる


自然にいる小さなシジミを撮影していたら、どうも卵を産んでいるようだった


接写してみたら卵があった
(コンデジ壊れる前に撮影したか、偶然復活した時に撮影したか忘れた)

 ある程度満足したけど、また明日来ようかな〜と思い、お昼位になったので帰ることにしました。また歩いてホテルまで帰りました。

 ちょうど妻もホテルに帰ってきた頃で、この後二人でプリンを食べに行くことになりました。妻がガイドブックで見つけた甘いもの屋さんです。

 ホテルからも遠くないので歩いて行きました。大きな病院の敷地を横切って歩いて行きました。

 お店屋さんを見つけて中に入り、プリンなどを頼みました。

プリン

 特別美味しいのかなと思ったら、ただのプリンでした・・・。

 あと甘そうなカフェオレみたいのも頼みましたが、特別なものではありませんでした。




 妻にコンデジが壊れたっぽいことを言い、急きょ買う必要があることを説明しました。

 ホテルから歩いて行ける距離にビンコムセンターというデパートのような場所があるので、そこに行って探すことにしました。しかし、韓国系の家電屋さんみたいのはあったのですがデジカメは売ってませんでした。

 妻が調べたところ、ホーチミンに最近ビックカメラが出来た事がわかり、そこに行ってみることにしました。
 タクシーに乗って行きました。もちろんビナサンタクシーを使いました。(以降この旅ではビナサンタクシーにしか乗りませんでした)

 ビックカメラに到着すると、そこは家電量販店ではなく、カメラ専門店でした。

 旅行に出る前、カメラを買い替えようかちょっと悩んでいました。今使っているオリンパスのTG−2というカメラ、防水のカメラなのですが、側が割れちゃった場所があり、もう防水としては使えないなと感じていたので、買い替えようかと。でも今回の旅では海に潜ることも無いので、今急いで買い替えなくてもいいかと思い、買いませんでした。まさか旅行中に壊れるとも思わなかったので。

 だけどこうやってカメラが壊れてしまった時、この旅行中だけ使えればいいような安いデジカメを買ってその場をしのぐか、買おうかどうか悩んでいたTG−2の進化版であるTG−5を買うか。どっちにしようか、これも悩みました。

 でも、安いカメラを買ったとしたら今回以外使わないかもしれないなと思ったので、欲しかったTG−5を買うことにしました。

 日本の価格ドットコムでは最安値で4万円ちょっとでしたが、ホーチミンのビックカメラでは約51000円でした。物価全体は安くても、こういうものは安くないんだなぁと思いました。

 店員さんに「日本語の表示は出るのか」と聞きたかったけど英語で何て言えばいいのかわからなかったので、Ipadの翻訳機能を使って店員さんに理解してもらいました。店員さんが調べてくれた結果、日本語表示も出るという事がわかったので購入しました。

購入したデジカメ

 けっこう親切に対応してもらいました。ベトナムは香港と違って店員さんの対応はそこまで悪くないです。

 夜ご飯はホテル近くの美味しそうな店を妻がガイドブックで探していたので、そこに行くことにしました。

チーホアって読むのかな?

お茶


店内の様子


豚肉を焼いたやつにご飯。
かなり美味しかった


空芯菜っぽいやつ
これも美味しかった


何だっけ?

 このお店はどれもおいしくて、また来たいなと思いました。

 食事を終えて店を出たけど、まだもう少し食べられるなという事で、ラップ&ロールと言う春巻きが美味しい店なのかどうかわからないけどもう一軒店に入ることにしました。

 ちょっと今時なオシャレな感じのお店でした。

生春巻き
おいしくない・・。


ジュース


画像左の焼き鳥みたいのだけを頼んだつもりが、いろんなものが付いてきた

 ここの店は自分たちには合いませんでした。来なきゃよかった。

 ホテルに戻る時、ホテルの近くでとても賑やかな食べ物屋さんがありました。

賑やか


みんなビール飲みながらワイワイしている

 妻が入りたそうだったけど、なんとなく抵抗があったので入りませんでした。
 「明日来る?」って妻に言われたけど、「いやぁ〜、いいかな・・」って答えました。


ホテルの近くにあった店


ホテル


ホテルの狭い廊下

 ホテルに帰ってきて、その後マッサージをしに行くことにしました。

 miumiuspaって店に行きました。この辺りには真面目なスパとセクシーヤングガールがいるスパが混在しているようです。当然興味はあってもセクシーヤングガールのスパには行けないので、真面目なスパに行きました。

 ホーチミンのマッサージ店は日本に比べて激安で、この時は1時間コースか1時間半コースか忘れたけど、二人で5000円位だったと思います。妻はストーンアロマだかで、自分普通のマッサージ。最初、男の人がマッサージしてくれる予定だったけど何故か女の人がやってくれました。

 肩こりとか、一眼レフカメラを首からぶら下げて疲れたりした部分をほぐしてもらい、とっても気持ちよくなり体も軽くなりました。

 セクシーヤングガールのマッサージ店の前を通り、コンビニで買い物をしてホテルに帰り、寝ました。


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