北の国から2006 旅立ち
昨年始めての海外旅行(フィジー)に行き、私には2回目の海外。旅行へ行こうということになったきっかけは夏休みに行った宮古島旅行でした。 これまで蝶の撮影を趣味にしてきましたが、自分の住んでいる地方の蝶を対象としていると考えていましたが、宮古島で見たことも無いような蝶がたくさん飛んでいるのを見て凄く嬉しくなりました。宮古島から帰ってきた後、妻が「今度の正月に、海外に蝶の撮影に行ってもいいよ、行きたいところだけ決めてくれたら全部手配してあげる」というので、自宅にあった”大昆虫記”という本を見てマレーシアあたりに行きたいと言ったのです。 その後色々ツアーを探しましたが、納得できるものが無く、今回は妻が全部ホテルや飛行機、現地でのレンタカーまで手配して完全な個人旅行になりました。 旅行会社のツアーを申し込もうとしたら「年末年始のため延泊できません。帰りの飛行機が取れません。帰りは午前0時の飛行機ですが、昼の12時にチェックアウトしてもらいます」などなど、思い通りに行かず自分で飛行機会社やホテルに問い合わせるとあっという間に予約が取れました。なーんだ、簡単。 2006年1月1日早朝、私達夫婦は函館の実家を出発しました。南国ボルネオ島に向かうためです。 まずは車で函館〜千歳空港へ。初日の出は高速道路を走りながら拝みました。 |
初日の出は高速道路から |
車は順調に進み千歳空港に到着。東京への飛行機まで時間があったので空港内のリトルスプーンで食事をすることにしました。妻はカレーライス、私はカレーラーメン。それでも時間があったので空港内で使えるインターネットで自分のHPに書き込み等をして時間を潰し、12時発の飛行機で東京へ向かいました。 機内に預ける荷物がスーツケース、キャリーバッグ、長靴などをいれたスポーツバッグ。それだけで精一杯なのにSENNSEの虫網の棒をゴルフクラブのケースに入れられました。こんなに荷物があって移動だけで大変です。 |
意外と辛かったカレーラーメン これから乗る飛行機。Jクラスで快適な旅 |
飛行機は定刻に出発。窓側の席を取れたので、窓から地上を見ながら過しました。 |
千歳空港。こんな形になってたんだ。 福島か栃木あたりのダム。 |
元日の富士山 これが海ぼたるってやつかな? |
無事に東京へ到着、リムジンバスに乗り成田空港へ。2人で6000円!去年も乗ったけどやっぱり高い。 バスの窓から外を見ると道路わきにやたらとゴミが落ちていました。日本は経済的には世界に通用する国だと思っていましたが、このゴミの散乱する道路を見て悲しくなりました。精神的に日本人はまだまだ成長しなければならない国民なんだと改めて思いました。 成田空港にバスが到着し、今日は近くのホテル、成田日航ウインズに宿泊することになっています。迎えのバスに乗りチェックイン。少し休憩しました。ここのホテルの場所は成田空港近くなので歩いていける距離に食堂とか街とかが無かったのですが、ホテルの食事は高いので、ホテルから空港までのシャトルバスに乗り東京のどこかまで地下鉄で行こうと考えたのですが、地下鉄の料金が高いので、そういえばさっきバスに乗っているときイオンまで900mという看板があったので、タクシーに乗ってイオンまで向かい夕食にしようという事になりました。 ホテルの夕食を見ると、「新春バイキング お一人様 3800円」!! 出発前からそんなお金ありません。 ところがタクシーに乗ってすぐに着くと思ったのに一向に着かない。900mどころか9kmは走り、タクシーは成田市街に。そこでようやくイオンに到着。2500円くらいかかってしまいました。さっきの900mって看板は一体なんだったのか?? 成田市街のイオンがある場所はゲーセンやパチンコ屋などもありとても楽しそう。小腹がすいたので妻はクレープをひとつ買って二人で食べ、ゲーセンで遊んだりして時間つぶし。夕食はイオンのウエスタン料理のお店で食べました。 ホテルに戻るのにまたタクシーを使えば高いので、イオンからの循環バスで成田駅まで行き、そこから鉄道で空港へ、空港からホテルまでの無料循環バスで帰ろうという事になり、イオンからバスに乗りました。 一人200円でしたが、駅まではけっこうあり、その間バス観光のような感じ。不思議な感じのところを通りながらバスは成田駅に到着しました。成田駅から乗った電車はほとんど貸し切り状態。私達の乗った車両には誰もお客さんがおらず、贅沢な感じがしました。 成田空港は何度か行った事があったのですが、成田市は初めて。お正月ということもあり古びた町並みがちょうちんなどで灯りが灯され、店先で甘酒などを振舞ったりして京都の清水寺のあたりにいるようです。 こんなお正月もあるのかと思うと同時に、日常と変わらないイオンとの違いに違和感を感じました。 |
成田市のゲーセン前でクレープを購入 成田駅 |
貸し切り状態の車内 乗った電車 |
結局作戦は成功し、タクシー代よりも安くホテルまで戻ることが出来ました。 バス―電車―バスでホテルに戻るなんて自分ひとりだったら絶対出来ない作戦だったため、妻の凄さを感じました。 明日、ボルネオに向かうのに、前日に遊びすぎて相当疲れてしまい、夜はぐっすり眠りました。 |