モンテベルデのバタフライガーデン
(1月6日午後)

 バタフライガーデンに到着しました。外観を見る感じではそれほど大きな感じを受けず、また、やっているのか休みなのかもよくわかりませんでした。

 「やってるかな?」と思い、中に入ってみると何人かの人がいました。係りの人らしき女性に「蝶はいるか」と尋ねると、「この天気だから蝶はみんな眠っている」と答えました。

「バタフライ、スリーピング」

 せっかく来たけど蝶が見れないなら帰ろうかな?と思ったのですが、ちょうどこのバタフライガーデンのガイドが昆虫や蝶についての説明をしているので、それを一緒に聞いてきたらいいよという様な事を言ったので、どうせ英語でわからないだろうけど、中に入ることにしました。料金は一人10ドルでけっこう高いんだけど、ガイドの説明は料金に含まれているそうです。

 部屋の中に案内されると、すでにガイドの人が説明をしていました。私たちの他に外人の夫婦らしき人が一組いました。
 部屋では蝶や蝶以外の虫が飼育されていて、ガイドの兄さんが英語で説明していました。このガイドの兄さん、F1のジェンソン・バトンに似ていました。この後私たちは彼の事を「バトン」と呼びます。とてもかっこいい兄さんです。

確かウデムシってやつ

クワガタムシらしいです

大きなゴキブリ
触らせてもらった

カマキリ

でかい角のバッタ

ちぎれた葉っぱに擬態するバッタ?

ナナフシ

キアゲハの幼虫にしか見えない

何かの蝶の幼虫

生きている蛹たち

 バトンの説明はとても丁寧なように感じましたが、やはり何を言っているかさっぱりわかりませんでした。

 この部屋で一通り説明を受けた後、部屋を出て蝶を飼育している所に行きました。何箇所かあったんだけど、多分生態別か何かで分けているんだと思います。ここでこの旅初めて生きているモルフォチョウを見ることが出来ました。

 蝶は陽の当たるところで飛んでいるはずですが、天気が悪いので飼育部屋は薄暗く、数頭の蝶しか見えません。

 室内とはいえ、ヒラヒラ青く輝きながら飛んでいる姿は感動でした。しかし、その姿を写真に撮る事は出来ませんでした。この室内でもバトンは色々蝶の説明をしてくれました。

葉っぱの影から見える蝶の羽の先っちょが、ヘビに見えるから小鳥とかに食べられないとバトンが説明してくれました。

タテハ系と思うけど、羽が透けています。金網に止まっているのが残念。

 しばらく蝶の観察をして次の部屋に行きました。今モルフォチョウがいた部屋に比べると少し薄暗い感じでした。

シマシマの蝶が集まっていた

わかんない

スケスケの蝶。この蝶も見たかった

 飼育の部屋は全部で4つ位あり、順にバトンの説明を受けながら歩きました。部屋と部屋を移動するときには一旦外に出ますが、特に風が強くて外にいる自然の蝶は1頭も見つけることが出来ませんでした。

 でも、外を歩いているときに、有名なハキリアリを見ることが出来ました。葉っぱや花びらを運んでいる姿はテレビで見たことがありますが、まったく同じような光景が目の前で見られていて、とても嬉しかったです。

花びらを運ぶハキリアリ

 更に恐ろしいグンタイアリもいました。バトンが「デンジャラス」って言ってました。やっぱりグンタイアリは怖いみたいです。アーミーアントって言ってました。

 出発前にテレビでお笑い芸人がコスタリカへ行く番組を見ました。そこでグンタイアリに刺され、タレントもカメラマンも足が腫れ上がったり、ホテルのベッドの下からサソリが出てきて大騒ぎしていました。それを実家の母が見てとても心配していましたが、加瀬さんにその話をしたところ「そんなはずはない」と言っていてました。よほど怒らせないと襲ってこないようです。でも「デンジャラス」と言われると怖いです。

恐ろしいグンタイアリ

 バトンの説明を受けながら歩いたモンテベルデのバタフライガーデン。とても楽しかったです。バトンが何を言っていたかはよくわかりませんでしたが。


 バタフライガーデンの入り口まで戻ると、もう他には誰もいなくなっていました。一緒に回った夫婦がバトンに赤い色のお札をチップとして渡しているのが見えたので、私たちもバトンに赤い色のお札を渡して感謝の意を伝えました。ちなみに赤い色のお札は1000コロンです。

 一緒に回った外人夫婦の奥さんのほうが、虹が出ているのを見つけ、私たちに教えてくれました。モンテベルデに来てからさんざん虹を見ているので別にどうでもいいのですが、一応「ワォ」とリアクションしておきました。

 バタフライガーデンを出ました。外人夫婦は車に乗ってさっさと行ってしまいましたが、私たちは歩きでホテルに帰らなければなりません。強風と細かい雨に当たりながら、急な坂を上ってホテルに戻ります。ハーハー言いながら。

 帰る途中に小さなスーパーマーケットがあったので、そこでジュースなどを買ってホテルに戻りました。

 ポテトチップやスナック菓子、私は水とオレンジジュース、夫は得体の知れない飲み物を買っていました。

ホテルに戻る途中、すぐ近くに出た虹

 ホテルに戻りました。午前中にキャノピーで濡れたポンチョなどを窓に干していましたが、それもだいぶ乾いた感じです。だんだん日が沈んでいきました。

 雨でも、日差しが入るので窓側に濡れたものを干すとあっという間に乾きました。
 外は、ゴーゴーと音が聞こえるほど強い風です。ここでは普通の風なんだろうなぁと思っていました。

一日中天気雨と暴風だった。

夕日

日が暮れていく

 本当ならキャノピーやつり橋を楽しみ、午後からは自然のチョウ達の撮影を満喫するはずが、わけのわからない天候にもてあそばれ、散々な一日になってしまいとてもがっかりしました。なので、夕食はステーキでも食べようということになりました。

 ホテルのレストランに行きました。

レストランはこんな感じ

 メニューを見せてもらいますが、スペイン語と英語で書かれていて、なんだかよくわかりません。でもなんとか頑張って読んで、今夜はスープから頼むことにしました。

読めないメニュー

夫のポテトスープ
しょっぱい

私のマッシュルームスープ
信じられないくらいしょっぱい

レストランの本日のサラダ
生野菜半分、炒めた野菜半分 美味しかったです

フルーツパンチとパイナップルジュース
なぜか夫のジュースの飾りはトマト

何だかよくわからないけどステーキを頼んだらこんな塊が来た。焼き加減はミディアム。付け合せはご飯をチョイスしたんだけど、パサパサで最悪!

テラピアのソテー ガーリックソース
付け合せの野菜は、鉄板焼きの最後の隅に残った野菜のよう。炒めすぎ。
 
 昨夜は途中でお湯が止まったので、今回は浴槽に暑いお湯を張っておき、先にシャワーを使う作戦にしました。やはり夫がシャワー中に水になり、最後に浴槽で温まることが出来たようです。大成功!!

 思いどおりの一日を過ごせなかったこともあるし、特に午前中は拷問並みのアクティビティーで疲れたので今夜はさっさと寝ることにしました。

 明日は朝早くからモンテベルデ自然保護区探索ガイドツアーがあります。森の中を歩きながら色々な動植物を観察するのです。明日こそは是非とも晴れて欲しいと願いながら就寝しました。

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