自然保護区探索ガイドツアー
(1月7日午前)

 コスタリカに来て3回目の朝を迎えました。今日こそ晴れろ!!!


 ガーン!また天気雨です。一体どうなっているんでしょう?確かコスタリカの1月ってバリバリの乾季だよねぇ?何でこんなに雨が降ってるの??しかもやっぱし風が強い。

 今朝は7時に迎えが来て、モンテベルデ自然保護区のガイドツアーに行く事になっています。
 時間的には6時過ぎに朝食を食べたいのですが、朝食の時間は朝6時半から。なので6時半ギリギリにレストランに行ったのですが、まだ準備ができていないということで少し待たされてしまいました。でも朝食を食べたら部屋に戻らずにまっすぐに迎えの車にピックアップしてもらうように妻が用意してくれたので、準備は万端です。

 日程表には、濡れるので雨具を準備するように書いてあります。また雨??

 
 レストランの奥に鉄板コーナーがあり、そこで卵を焼いてもらえます。6種類ほどの具があり、トマト・玉ねぎ・きのこ・チーズなどが容器に入っています。ちょうど注文している人がいて「オール!」と言っていたので、私も「オール!」。全部の具を入れてもらいオムレツを作ってもらいました。卵3個分ほどのボリュームですがとても美味しいです。夫もそれをみて作ってもらいました。
 今日のコーヒーは、コーヒーとミルクのハーフ&ハーフ。ボーイさんが片手にコーヒー、片手にミルクのポットを持って席を回ってくれます。苦味が強いのでミルクを入れると飲みやすいです。

 朝食を食べてホテルの玄関でワゴン車に乗り、モンテベルデ自然保護区のガイドツアーの場所に向かいました。

 天候の状況が昨日と全く同じで、到着した頃にはしっかりとした曇り空に雨という、最低の天気になっていました。

 この天気では、一眼カメラを出しての撮影は難しそうなので、センターに荷物を預けたいと言ったところ、快く預かってくれました。

 ここでは森の中をトレッキングして歩きながら動植物を観察するというアクティビティーなのですが、初めての人はまずビデオを見せられます。もちろんビデオは英語なので、何を言っているかわかりません。

 ビデオを見終わった後、いよいよトレッキングです。英語で話すガイドさんがついてくれましたが、私たちがあまり英語を理解できないとわかり、なるべくゆっくりと話してくれる感じでした。気を使ってもらいありがたかったのですが、ゆっくり話されてもほとんど理解できません。
 また、今回は天候が悪いので、たくさんあるコースのうち、もっとも短いショートコースでのトレッキングとなりました。
 昨日活躍したポンチョがまた今日も活躍しました。

 林道を歩いたり、森の中を歩いたりするのは慣れていますが、さすがに雨の中の林道を歩くなんて、普段ならほとんどすることはありません。そんな中を歩いても蝶はいないからです。

 ゆっくり歩きながら、何かあるとガイドさんが立ち止まって解説をしてくれます。ペースがゆっくりなので疲れることもなく歩けますが、地面がドロドロなので気持ちよくありません。

雨の中ガイドさんの話を聞きながら歩く

 すると、ひとりの男の人が何か指差しました。指差した先には名前がわからない動物がうごめいていました。そこで私はデジタルビデオカメラで撮影したのですが、顔を見せてくれなかったこともあり、その動物が何かわかりませんでした。
 仕方ないので、別に撮影したくもないようなそこらへんに咲いているような花の写真とかを撮りました。

 サルの声が聞こえます。でも姿が見えません。
 その後、同じグループの人がサルを見つけました。チラッと見えただけで、よくわかりませんでした。

雨に濡れた花

これは花で、雨に濡れないように葉っぱを傘にして咲いている・・・
という様な事をガイドさんが言っていた気がする。

 
トレッキングした森の様子

 1時間か1時間半ほど歩いたでしょうか?歩いた距離としては1km前後だと思います。スタート地点が近くなってきた頃、他のトレッキンググループが何やら発見して騒いでいました。

 何かな?と思ったら、どうもケツアールの雌がいたようです。みんなケツアールを見たくてガイドさんの双眼鏡を覗いています。私もガイドさんが三脚にセットした望遠鏡を覗かせてもらいましたが、レンズが曇っていてどこにケツアールがいるかよくわかりませんでした。しかしよく考えると数日前にケツアールは飽きるほど見ていたんだから、ここでわざわざどこにいるかわからないくらい遠くにいるケツアールを見る必要もないなと思いました。

 今回のガイドさん、とても親切な方でした。ガイドをしているときに、しきりに「ハミングバード」と言います。100回以上言ったんじゃないかな?ハミングバードってのはハチドリの事のようです。ハチドリについて色々話してくれていたんだと思いますが、このトレッキングでハチドリはほとんど見せませんでした。ハチドリどころか、見れたのは正体のわからない動物一頭とサルが1頭、そして確認は出来なかったけど、ケツアールの雌が比較的近くにいたらしいという位。

 「この花にハミングバードが来る」と言われても、一向にハミングバードは見えません。

 植物が大きくて驚いたりすることもあったけど、蝶も一頭も見れなかったし、たいして面白いものにはなりませんでした。晴れていたらきっと楽しかったと思います。

 あっけなくトレッキングツアーは終わってしまいました。札幌で買ったトレッキングシューズ、鈴鹿で買ったポンチョに加え、持参した杖がとても役に立ちました。

 スタート地点に戻ってガイドさんにチップを渡しました。少しだけ離れた場所にお土産屋さんがあり、そこでハチドリが見れるよとガイドさんが教えてくれました。スタート地点の小屋にもお土産屋さんがあって自分用に帽子などを少し購入し、まだ時間があったのでハチドリのいるという場所に行く事にしました。

 帽子2つと「コスタリカ」と書かれたステッカーを購入しました。あわせて$25。ステッカーはホテルに帰ってから、スーツケースに貼りました。

 歩いて1分程度のところなのですが、どうせお金を取られるかなと思いながら行きました。有料ならやめようと思っていたのですが、タダでした。そして、そこにはたくさんのハチドリが来ていました。餌付けをしているのです。

 ハチドリは小さいのから大きいのまで、何種類かいました。上手にホバリング視ながら餌をとるものもいれば、ちゃっかり餌代に乗っかって、飛ばずに餌をとるものもいました。

 やっとハミングバードと対面です。鮮やかな色で、南国の鳥って感じです。

 たくさん写真とビデオを撮りましたが、こんなにたくさんハチドリを見れるなら、わざわざ雨の中ジャングルを歩かなくてもよかったなと思いました。雨の森の中を歩くのも少しは楽しかったんだけど、総合的にはやっぱり楽しくなかったです。

 
 ここで妻はお土産を買うというので、私は一人でホテルに行くワゴンを待ちました。朝、私たちを乗せてくれたドライバーさんが、11時に戻ってくるというので。戻った時点でもう10時55分は過ぎていて、運転手さんはすでに待っていました。

 行くときは私たち二人だけだったのですが、帰りはたくさん人が乗っています。もう11時になったのに妻はお土産を買って帰ってきません。

中にカフェを見つけました。とてもおいしそうなパンがたくさん売っていて食べていきたかったのですが時間がありません。そしてそこでケツァールの写真が付いた小袋のコーヒーを見つけました。お土産に最適!!
 レジでお姉さんに渡したのですが、いちいちマウスでクリックしています。会計に時間がかかり、11時になっていました。


 ドライバーさんが「お前の奥さんはどこ行った?」とか、「すぐに戻ってくるのか?」とか、かなりせかされました。そのたびに「ジャストモーメント」って言いながら謝りました。

 ごめんなさい・・・。

 11時から少しして妻が戻ってきました。そして私たちはホテルに戻りました。

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