レンタカー、マルビンさんの
バタフライガーデン
(1月10日)

 朝目が覚めるとやっぱり雨が降っていました。昨夜、溶岩が少し見れたし、ホテルのレセプションにいた人は「きっと明日は溶岩が見れると思う」と言っていたので、、天気は回復傾向にあるのかなと期待していましたが、完全に裏切られました。もう、コスタリカに来て毎日雨でうんざりです。

 これから9時にレンタカーを受け取る予定です。朝からのんびりと過ごしていました。

 朝食の前に私たちが滞在している部屋のちょうど3階が展望台みたいになっているので登ってみました。

 アレナル火山はこんな感じでしか見えません。

 しかし、デジタルビデオカメラをズームしてみると、こんなものが見えました。

 アレナル火山から流れ出してきたと思われる溶岩が冷えて岩場になっていると思われます。もし、火山活動が強ければ、このあたりまで真っ赤な溶岩が流れ出て来るのかなと思いました。

 下の写真は、向こうにアレナル湖が見えています、天候によっては全く見えないほど雲に覆われていたので、アレナル湖が見えるだけでもちょっと嬉しかったです。写真に見えている建物はレストランで、手前がバルコニー、アレナル山はこのアングルからだと、ちょうど90度右を向いた場所にあります。

 バルコニーにはあの変な動物がいます。お客さんに餌をねだっているようです。周辺も含め、少なくとも3頭確認でき、人間から餌をもらっていたり、動物同士で喧嘩していたりしていました。

 鳥を見たいおじいさんが、動物にバナナのような感じの餌をあげて可愛がっていたのですが、その動物はしつこくおじいさんに餌をねだります。あまりにしつこく、最後おじいさんはどこかに行ってしまいました。

 その様子をちょっと漫画風に。










 はじめは、ナデナデしたりして可愛がっていたのですが、おじいちゃんのポケットにバナナが入っているのを嗅ぎつけたらしくおじいちゃんから離れません。鳥を見たいのにじゃまばかりして、おじいちゃんはうんざりしてそこを立ち去りました。周りの人たちは(私たちも含めて)ニヤニヤしながら、おじいちゃんの様子を見ていました。

 こんな雨でも鳥はたくさんいます。蝶の場合、雨や曇りだと撮影はかなり難しくなりますが、鳥だと多少の雨や風でも元気に活動していて写真も撮れるみたいです。この際、蝶をやめて鳥屋になっちゃおうかなと少し思って妻にそのことを言うと、「また何万円かかるのさ、レンズに!」と怒られました。確かに妻のいう通り。

イエローテイル(仮)かなりたくさんいたし、鳴き声が凄い!

 そろそろ飽きてきたので朝食にしました。
 夫の前に、体格の良い(太った)欧米人がいました。大きなお皿に果物をテンコ盛り!さすがの夫も「かなわない」と言っています。今日はフカフカのパンケーキ+メープルシロップ、ハッシュポテトに卵、焼きバナナです。コッテリミルク入りコーヒーも。また今日も満腹朝食です。

 朝食を食べて少ししてレンタカー屋さんが来ました。今日、明日、あさってとレンタカーを使って移動等します。

 レンタカー屋さんはまず私の国際免許やパスポート等を確認していました。そして、何が書いてあるかわからない書類に5,6箇所サインさせられました。以前、「なにわ金融」だかなんだかの映画で、契約書をよく読まずにサインして、大変な借金を背負ってしまったという話をやっていたのを思い出し、本当にサインしていいのか少し不安になりました。

 GPS付きナビを頼んでいたので、車の契約とナビの契約の2種類書類があります。

 でも、レンタカー屋さんはとても親切な人でした。英語で話すのですが、彼の言葉の意味が私たちにわからない時には、その言葉の意味を優しい英語で伝えてくれます。そのおかげで妻はだいたい理解できたようです。でも私はダメでした。
 妻が私に日本語で通訳し、私が彼に英語で喋ります。妻は私よりヒヤリングが強いのですが、英語で喋るとカタカナっぽくなって通じません。でも私が喋ると大体通じるのです。いかにも外人風に発音するのがいいのかもしれません。

 妻が私に通訳している姿を見て、レンタカー屋さんは妻を褒めていました。

 「通訳ありがとう」って。
 車が止まったとき(事故にあったとき)などの警察への連絡や会社への連絡も教えてもらいました。とても感じの良い人でした。

 私はレンタカー屋さんに尋ねました。
 「自分たちがレンタカーを借りた目的は、色々な場所で蝶の撮影をしたいからだ。しかし、この付近は雨が降っていて蝶が眠っているから撮影できない。近くで晴れているような所を知らないか?」と。

 するとレンタカー屋さんは地図を見てある地域を指差しました。しかし、そこはけっこう遠くて行けそうもありません。レンタカー屋さんも「そこに行くにはかなり疲れる」という様な事を言っています。

 更に「この辺の地域は朝に雨が降っていても昼間に晴れることもあり、どこがいいかはわからない」と言いました。

 その後、実際に車まで行ってカーナビの説明を受けました。このカーナビ、とてもシンプルなんだけど、表示を日本語に変えることも出来てなかなか良いです。そして、カーナビ用の冊子があって、いろんな名所とか観光地とかが冊子に載っていて、それぞれの観光地などに数字とローマ字の組み合わさった番号が書かれています。その番号をナビに入力すると、そこを目的地に設定して案内を開始するというシステムもあります。もちろん、行きたいところの名前を入力しても案内してくれます。

 日本語表示にしたとたん、レンタカー屋さんがナビを使い方がわからなくなっています。夫がバトンタッチして設定していました。
 コスタリカでは、まだナビがめずらしいのか車を離れるときは必ずナビを外してダッシュボードに隠すよう指示されました。途中、小さな商店に寄った時そのままにして車を離れたのですが、オートバイの少年たちが現れたときは、盗まれるんじゃないかとハラハラしました。

 今日は一日フリータイムです。レンタカーでどこかに行って蝶の撮影をする予定でした。で、レンタカー屋さんが「ここは晴れていると思う」と先ほど指差した方向へ向かって行ってみる事にしました。そして、その途中にバタフライガーデンがある事が冊子でわかったので、とりあえずそこを目的地として行ってみて、途中でよい場所があれば止まって蝶の撮影もしようという事になりました。

 昨日はカニョネグロに行く途中に標高が低くなってきてから晴れてきたので、今ホテルのところは雨だけど、途中からまた晴れてくるだろうと予想していました。大体10時頃に全部の説明等が終わって出発しました。

借りたレンタカー。スズキだ

 ナビに指示された道を進んでいきました。音声案内は英語ですが、大体言っていることはわかります。
 「ワン ハンドレッド ミーラー ライトターン」とか「キープレフト」とか言っています。

 ナビの通りに進んでいくと、アレナル湖でボートを降りた場所を通過しました。更に少し進むと蝶が飛んでいる所もありました。止まろうかなと思いましたが天気があまりよくないので、もっと先に進む事にしました。舗装道路でもいきなり穴ぼこがあったりして、気を緩められないし、初めて右側通行の左ハンドルでもあるので、とても緊張します。あさってはサンホセも走らなければならないので、不安になりながら運転の練習も兼ねての走行です。

 夫にとっては初めての左ハンドル、右側通行です。車が右に右に寄ってきて、助手席に乗っている私は「落ちる〜!」と何度も叫びました。特に橋は、すれすれで通るたびに「ヒヤ〜」っとする感覚に襲われます。欄干の無い橋の時は完全に落ちると思いました。これほど夫の運転に恐怖を覚えたことがありません。

 しばらく進むと砂利道になりました。すぐに終わるのかなと思いましたが、かなり長い間砂利道が続きました。

牛を避けながら砂利道を走行

カーナビはフロントガラスに貼り付けるタイプ。車を止めて降りるときには必ず外してダッシュボードにしまうようにレンタカー屋さんに言われました。盗まれるんだって。
 山越えをしていると、日が差してきました。でも辺りは木も生えていないような乾いたような土地です。牧草地なのか日本の牛よりかなり小さいホルスタインがいます。馬に乗ったカウボーイ風な人にも会いました。山道、砂利道では馬の方が移動しやすいのかと思いました。

 道路を走っていくと、いろんな所で橋を渡りますが、何故か橋だけは狭くなっていてすれ違うことが出来ない事が多かったです。そして、橋のこちら側か向こう側か、必ずどちらかに「CEDA」と書かれた標識があります。最初何かわからなかったのですが、この標識がある方が優先ではないという意味のようです。自分しかいなければそのまま進んでいいけれど、向こうから車が来ていて、こちら側に「CEDA」の標識がある場合はこちらが止まって対向車を先に行かせます。

 また、この狭い橋が近づくと、カーナビも警告音を出して教えてくれます。
 最初レンタカーはカーナビ無しでの予約でした。ゴジツアーでも「道には迷わない」と言っていたのですが、不安だったのでナビ付きにしました。実際走ってみたらカーナビ付きにして良かったです。ナビ無しなら絶対に迷っていたと思います。

 車で走っているといきなり検問がありました。何も悪いことはしていないけど不安になりました。警察に止められて何か言われましたがスペイン語なので、私は「ノーエスパニョール!」と言うしかありませんでした。
 検問ではパスポートを提示するだけで通過させてくれました。

 2回検問を受けました。何か事件でもあったのでしょうか。車の後ろに回り、中を覗き込んだりしています。警察(POLICIA)は、機関銃のようなごつい銃を持っています。怖かったのですが、警官はとてもフレンドリーでした。パスポートを出すように言われたときは、日本語で「返してよね!」と言ってしまいました。ニセ警官だったらと思うと・・・。
 夫のパスポートの名前を見て「トシニーコ!トシニーコ!」と連呼していました。訂正しても「トシニーコ!」。こちらで「名前は?」と聞かれたら「トシニーコ」の方が言いやすいのかもしれません。
 私は警察(ポリシア)を「ポリカ、ポリカ」と呼んでいたので、夫に「トミカかよ!」と突っ込まれました。


 天候は一向に回復せず、雨が降っています。空を見てもどの方向にも青空は見えません。途中でガソリンを入れました。

 ホースが付いている機械には、ガソリンの量と料金が表示されるのでお金を払うのが簡単でした。でもお兄さんはお金を自分のポケットに入れてしまいました。日本とはずいぶん違います。

(最初の段階でガソリンが半分しか入っていませんでした。「返すときも半分でいいよ」ってレンタカー屋さんには言われていました)

 

途中の商店でお菓子購入
 上の写真は本日の昼食。買い物をして車に乗り込もうとした時、乳母車を押した若いお母さんと3歳ぐらいの女の子がいました。女の子が母親に何か言っています。「このおじちゃん変だね」的な・・・。
 車の中に、子供用のおもちゃを乗せていたので風船セットをあげました。帰りに手を振ってくれました。

 そのうち、車はとうとう目的地に設定したバタフライガーデンの近くまで来てしまいました。雨が降っていてどうしようもないので、バタフライガーデンに行ってみる事にしました。

 アレナルのホテルでこのバタフライガーデンを目的地に設定したときに出た予想到着時間とほとんど誤差がなく到着しました。

 しかし、到着したはいいけど、「ここって本当にバタフライガーデンなの?」って感じの場所でもしバタフライガーデンであったとしても営業中なのか休みなのかもわからない感じでした。特別駐車場があるわけでもなく、ただの民家の庭先みたいでした。

 とりあえず、車を降りました。するとオバサンが一人やってきました。どうも英語が出来ないようです。
 「ここはバタフライガーデンですか?」と聞いたけど、理解してもらえません。オバサンは何か言っていますがスペイン語のようでこちらも理解できません。

 しかし、オバサンが「マリポサ」という言葉を言いました。その時私はピンときました。ホームページでリンクしているゲンかぁ〜さんという方のホームページで、蝶のページにリンクしている所に「mariposa」と書いてあったのを思い出しました。

 「あ、mariposaって蝶の事だな!」と思い、私も「マリポサ、マリポーサ」などと言ってみました。すると、オバサンに通じたのか「ちょっと待ってて」ってな感じでジェスチャーされてオバサンは誰かを呼びながらどこかに行ってしまいました。

 少ししてオジサンが出てきました。どうやらこのバタフライガーデンをやっている人のようです。後で名前を聞いたのですが「マルビン」と言っていました。50歳前位かな?

 マルビンは「英語が少ししか出来ない」と英語で私たちに言いました。しかし、私も少ししか出来ないので「ミートゥー」って言いました。それから、「この雨で蝶は見れないのか?」と聞くと「ノープロブレム」マルビンが言い、私たちを案内してくれる事になりました。

 お互いに片言の英語でコミュニケーションをとります。最初どうなるかと思ったのですが、なんか片言同士のほうがしっくりくるみたいでわかりやすかったです。片言英語対決みたいで楽しかったし。

 雨が降っているので私たちにポンチョを貸してくれました。犬が2頭ついてきました。ここで飼われている「ピンコ」と「ピンキー」という犬です。大人しくて可愛いです。

 最初、マルビンは木の上の葉を指差し何か言っていますが、何がいるのかさっぱりわかりませんでした。その後もマルビンはバタフライガーデンの敷地内を色々と案内してくれました。蝶以外の事も教えてくれたりして。

 ランの花や栽培している植物を説明します。夫は「蝶はいないのか?」と不安になっています。でも私は農園見学をしているようでとても楽しいです。

 天気が悪いのでほとんどカメラでは撮影できませんでした。暗くてシャッタースピードも遅くなりブレちゃいますし濡れるし。だからここではデジタルビデオカメラでの撮影が主になりました。

今日一日だけの花

ジャノメ。綺麗!

コーヒーの実

 マルビンさんがコーヒーの実の皮を剥いて食べました。私にも食べるように勧めてくれました。種(豆)と皮の間にヌルッとした部分があり、そこを食べるようです。特に味はありませんでした。

セセリ

ジャノメ
 木に青く丸い実がなっています。皮をむいてしぼってくれました。レモンです!手のひらに果汁を乗せて飲んでみましたが、普段食べているレモンより苦味もなくさわやかな味です。美味しくておかわりしました。魚料理に使うそうです。形はいびつですが、1つ木からもいでお土産をくれました。
 夫もレモンを試食したとたん「ヴゲ〜!」と言って大袈裟に吐き出しました。ぜんぜん酸っぱくないのに、マルビンさんに失礼です。

ピンコ

 このバタフライガーデンの敷地はけっこう広かったですが、敷地内に小屋があり、そこで幼虫や蛹を飼育していました。大きな幼虫や蛹がたくさんいて、触らせてくれたりしました。

幼虫

上の幼虫の蛹

シナモンの葉っぱを食べて見せるマルビン。
私たちももらって食べてみた
 ちょっと背の高い木から葉を一枚取って渡してくれました。かじってみると味わったことのある香りが広がりました。「あっ!シナモンガム!」その木はシナモンでした。ちょっと甘くてガムそのものの味です。枝も縦に裂いてかじると、やはりシナモンの香りがします。
 蝶観察よりずっと楽しいです。

オリケリアって言ってた。
一日だけの花らしい

 敷地内にはまた、網で覆われたスペースがいくつかあって、そこには蝶たちがたくさんいました。網で覆われているので雨が降っても直に当たります。コスタリカのバタフライガーデンの蝶を飼育するスペースはほとんどこの方式。北海道の昆虫館ではしっかりした建物の中で温度管理しています。もちろんそうしないと気温が低くて南国の蝶は飼育できないのですが、ここではそんなことまでする必要はないようです。当然雪も降らないだろうし。

 農園を経営しながら、趣味で蝶を育てているようです。「そうだ!せっかく育てているからバタフライファームにしてしまおう」と思って作った感じがします。お土産屋もないし、お金儲けのために蝶を見せているような感じは全くありません。

カリゴ

この中に虫が入って、この植物に食べられるらしい
 モルフォには4種類あって、羽の淵が黒いものや黒くないものなどがいるとマルビンが説明してくれました。
 4種類の全部の名前を言っていたけど、忘れちゃいました。

ペパーミント
(エスパニョールではクワニマラと言うらしい)
 七面鳥?この前ボアコンというヘビに食べられたとマルビンが言っていました。恐ろしい・・・。

ガリゴの幼虫

モルフォの卵

ハキリアリの行進。ビデオ撮影していたらピンコに邪魔された
 夫がハキリアリを夢中で撮影していると、ピンコが「もういいだろう」という感じで、ビデオを抑えました。おとなしい犬ですが私の気持ちがわかっていたようです。

 天気が悪い中、薄暗くてちょっと入りづらい感じのバタフライガーデンで、本当は入るかどうか少し迷ったのですが、ここに来たことはこの旅でも思わぬ大収穫で、とても楽しい思い出にすることができました。

 こんな天気の中、変な日本人のカップルが現れ、もしマルビンが面倒くさがって「今日はやってないよ」なんて言ったら、もう今日は何も収穫を得られなかったと思います。

 こんな私たちをマルビンは優しく迎え入れてくれて、片言の英語で色々教えてくれて、マルビン自身もとても穏やかな人で、私はマルビンという一人のコスタリカ人をとても好きになりました。そしてマルビンに感謝しました。

 バタフライファームを一回りし、元の場所に戻ってきました。マルビンにお礼を言いました。そして、「もし今日が良い天気なら、この辺にはたくさんの蝶が飛んでいるのか?」と質問しました。マルビンは「yes」と答えていました。
 とても楽しかったのですが、天気が悪かったのが本当に悔やまれます。もしも、またコスタリカに来ることがあったなら、絶対にまたマルビンのバタフライガーデンに行き、「ドゥーユー リメンバーミー?」って聞いてマルビンと再開を喜び合って握手したいです。マルビンにとってはバタフライガーデンに来たお客さんの一人に過ぎないんだけど、自分たちのことを覚えていて欲しいなぁ〜。

 最後にマルビンに、今日のガイド料金はいくらか尋ねました。マルビンは少し困ったような顔をしました。きっとお金をもらおうとは思っていなかったと思います。しかし、私が聞くから「一人7ドル」と言いました。モンテベルデのバタフライガーデンは一人10ドルでしたが、そこに比べてマルビンのバタフライガーデンのほうがとても楽しかったので、マルビンに20ドルと、日本から持ってきたおもちゃを渡しました。「お子さんにどうぞ」って。

 20ドルを渡したときにマルビンは驚いた顔をしました。「こんなにもらっていいのか?」という感じだったと思います。でも受け取ってくれました。そして、マルビンと記念撮影をして私たちはこのバタフライガーデンを後にしました。
 マルビンは私たちが見えなくなるまで見送ってくれました。

 マルビンのバラフライガーデンからホテルに帰る時には、来た道とは違う道で帰りました。距離的に長くなったかもしれませんが、ガタガタ道が嫌だったので。

 ホテルに帰るとやっぱり天候は悪く、期待していた火山はとうとうまともに見ることは諦めなければならないようでした。

 部屋に戻ると、ベットの上がタオルの花になっていました。この部屋の掃除とかをしてくれる人はアロンソとう人らしく、ベットの近くに名前の書いた封筒のようなものが置いてあります。多分チップを入れろということだと思うのですが、1ドルとおもちゃを置いて行ったのでサービスしてくれたのかもしれません。洗面所にもタオルでできた唇みたいなものがありました。タオルアートですね。

 日本から持っていったメモ帳セットや簡単な飛行機のおもちゃを置きました。アロンソがアートを作ってくれるので、親近感がわきました。「もう、アロンソだったら〜」って。

アロンソ作(タオルひまわり)

アロンソ作(唇からチョイベロ)

ミニョンステーキ

パスタ
 夕食のメニューを見て夫が「コックテイルって何?」 私「???」 
 メニューを見ると「COCKTAIL」と書いています。カクテルでしょ!
 今夜も期待してスパゲッティを注文しました。撃沈です。


 せっかく火山がベットから眺められるという最高の部屋に3泊も宿泊したのに、アレナル山の溶岩はまともに見ることができませんでした。とても悔しい思いをしたので、帰国してからパソコンのペイントで描いてしまいました。もし晴れていたらこんな風に見えてたんじゃないかなぁ〜という予想で。

予想で描いた(ベットから見るアレナルボルケーノ)

 明日はここのホテルをチェックアウトして、レンタカーでサラピキという所に行く事になります。

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