ライフジャケットの威力

(トレジャーアイランド3日目 1/4)

昨日は紫外線の洗礼を受け、背中からふくらはぎまで真っ赤に焼けてしまい、外に出るのも怖くなりました。しかし、背中は熱いものの、なんとか眠ることも出来、朝を迎えました。

本日の朝食は食べ放題で、パンやベーコンなどたくさんの種類がありました。日本のベーコンと比べると、少しカリカリ気味に焼いているような感じで、私は柔らかいほうがいいなぁ〜と思いました。
朝食のときはいろんなフルーツのジュースがタダで飲めるのですが、これがとても美味しかったです。

朝食は「コンチネンタルブレックファースト」と「フルブレックファースト」があり、コンチネンタルはパン・タマゴ・ベーコン・ウインナー・フルーツ・野菜・シリアルにフルーツジュースが数種類ある基本の朝ごはんです。ジュースは日替わりでパイナップルだったり、パパイヤだったり、フルーツもとてもおいしくて毎回楽しみにしていました。フルはコンチネンタル+豆料理や煮込み料理、パンケーキにスープなどが食べられます。この日はフルブレックファーストを食べていますが、コンチネンタルで十分お腹いっぱいになります。普段果物を進んで食べないSENNSEはトロピカルフルーツを気に入り、毎回しっかり食べていました。酸味の強い果物より南国のほうがあっているのかもしれません。
今朝の朝食

さて今日一日どう過ごそうか。そんなことを考えながらもレストラン近くの船着場に二人で歩いていくと、従業員の人2,3人がベンチに座りギターで歌っていました。

その様子を見ていると、沖のほうからグラスボトムボートがやってきました。

私たちはこのグラスボトムボートに乗ってトレジャーアイランドに来たのですが、今やってきたグラスボトムボートにもたくさんの人たちが乗っており、全て日本人でした。どうやらこの人たちもトレジャーアイランドに遊びに来た日本人観光客達のようです。

ギターで歌っていたのは、この人たちを歓迎するためで、ボートが船着場に到着する少し前から立ち上がって歓迎の歌を歌っていました。
この場所にはユミコさんもいて、「みんなで歌いましょう」と言われ、もちろん歌は分からないので歌えませんでしたが、手拍子をして私達も歓迎隊の一員になりました。

この頃はすっかりトレジャーに溶け込んでいる私達。SENNSEはフィジー人となんとなく話をしているし、もう外国人も怖くなさそう。しかし、この時、白人のおじさんに「グット カメラだね。〜すごい早口英語〜」と話しかけられたのですが、ちゃんと答えています。わからない単語もたくさん出てきますが、なんとなく言っていることがわかり「レンズは交換できるのか?」「できないよ」などなど、始めの頃のSENNSEとは大違い!とうとう国際人に変身してしまいました。

今到着した日本人観光客を見ると、中に一人だけ、松葉杖をついており、なかなか船から降りるのも大変そうな女性がいました。

きっと旅行に来る数日前に足を捻挫か何かしたのでしょう。せっかくのフィジー旅行なのに、とても気の毒だと思いましたが、船着場から従業員の人がその女性をお姫様だっこで運んでいきました。

しほわんは「もし私が足を捻挫したら旅行をキャンセルしてるかもしれない」と言っていました。そう考えるとこの女性はよほど旅行を楽しみにしていたんだろうなぁ〜と思いました。

トレジャーアイランドは小さい島なので、この女性とはたびたびすれ違ったりレストランで顔を見ることが出来ました。
私達とは交流を持つことはありませんでしたが、私達が彼女の話をするときに、「アシク ジキ子」さんと勝手に名づけてしまいました。

島にいる外国人の人たちにも特徴的な人がいて、何ていう名前か分からなかったので勝手に名づけていました。
人をあだ名で呼ぶのは失礼だとは分かっているのですが、どうせ私達二人でしか分からないし、他の外人も私達を見てあだ名をつけているかもしれない。私達は他の観光客から見てどんな風に見えるのだろう?何てあだ名を付けられてるのだろう?とちょっとワクワクした気持ちになりました。
どうせなら変なあだ名をつけて欲しいなぁ〜。

今上陸した日本人観光客達は私達が来たときと同じように島の説明を受けていました。
私はその横を素通りしながらも「俺のほうが先輩で、島のこともよくわかってるよ」ってな感じで上陸したみんなを眺めていました。

始めは食事の時に飲み物を注文するのもやっとだったのに、BARで昼間からくつろいでいます。もちろんアルコール抜きのソフトドリンク。上陸時の説明の時に出してもらったピンクのジュースがとてもおいしくて、それが何というジュースなのかわかりませんでしたが、国際人に変身したSENNSEはウェイトレスに「ピンクでスウィートでアルコールは入っていなくて・・・」「OH!トロピカルパンチね!」と幻の飲み物の正体を知ることになりました。その「トロピカルパンチ」を飲みながらSENNSEはご満悦に新人さんを眺めていました。
幻のジュース、トロピカルパンチ!トレジャーアイランド上陸時にウェルカムドリンクとして出してもらった時にはもっと白っぽいピンクでしたが、日によってオレンジ色になったり赤っぽくなっていたり・・・

船着場の近くで歌う従業員の人。
中央の人はこの島のレジャー(遊び)に関する
主任みたいな感じの人。
グラスボトムボートに乗って日本人観光客到着!
グラスボトムボートは釣りやサンゴ見学など、滞在中かなりお世話になりました。
そして私達もこのようにしてこの島にやってきた。
みなさん「ブラ!」
ボートが近づくと立ち上がって歓迎の歌を歌う。 足を怪我してるのにやってきた女性。お姫様だっこで上陸!でもこんなんで海水浴とかできるのかな?「アシク ジキ子」さんと名づけてしまいました。

足を怪我している女性もいれば、背中が真っ赤に焼けて海に入るのが怖い日本人もいる。(私の事ですけど)
さて今日はどうやって過ごそうか。

その後少し海岸を歩き、足を少し海水に付けてみたらふくらはぎがヒリヒリしませんでした。ふくらはぎは少しなら海水につけても大丈夫そうということになり、妻が提案しました。「カヌーに乗ろう」と。

カヌーならもし落ちれば海水で背中がヒリヒリするかもしれないけど、落ちなければ大丈夫だし、ふくらはぎに少し海水が付くくらいなら大丈夫だなと思い、今日はまずカヌーをすることにしました。

ビーチハウス(シュノーケルとか借りたところ)でカヌーを貸して欲しいと言うと、係りの人がライフジャケットを着せてくれて操縦方法とかも教えてくれました。縦に二人で乗れるタイプで、妻が前、私が後ろ側に乗り、足にはバスタオルをかけた格好でオールをこいで海に出ました。

私たちが借りた時は、係りのお兄さんがとても親切に接してくれました。SENNSEの前が止まらないライフジャケットを調節してくれたり、カヌーも海まで出してくれたり。次の日、日本人のオジサン二人組みは、全部自分でやっていました。よほど、危なっかしく見えたのでしょうか。

意外と簡単に操縦できました。しかし、妻と私の体重の差があまりにも大きいのか、カヌーの後ろ側は少し沈みかかっていました。

少し沖に出て海を見るとサンマのような細くて銀色で、先がとがっている魚がたくさん見られました。レストランから食事のときに持ってきたパンを撒くと、寄ってきて食べていました。妻はなんとかそのサンマみたいな魚をカヌーのオールですくおうと頑張っていましたが、もちろん捕まえることはできませんでした。

朝ごはんからちょっともらってきたパンを海に撒くと、あっという間に魚が集まってきます。銀色の半透明の口ばし(?)が長い魚です。周りにうじゃうじゃいるのですくえるような気がして何度もやってみるのですが、ダメでした。次の日海中で目の前を泳いでいてSENNSEは長い口ばしで刺されるのではないかと怖かったと言っていました。

カヌーから手を水中に入れシャッターを押しました。ゴミみたいのは餌のパンです。
口ばしの長い魚、何ていう魚なのかな??


今、私はTシャツの上にライフジャケットを着てカヌーに乗っています。ライフジャケットを着ると、背中や胸の辺りは完全に日差しから守られていることに気づきました。もっと早くライフジャケットを着ていればよかった・・。
しかも考えてみると、もしライフジャケットを着てシュノーケルすれば、足の届かない場所でも泳ぐことが出来るんじゃないか?と思いつきました。島に来たときからそのことに気づいていれば、もっとたくさん泳いだり、沖に出てもっと綺麗なサンゴや魚達を見れたのかもしれない。
しかし今は背中が焼けてしまったので海に入れない。そう気が付くと、とても残念な気持ちになりました。

海岸から50m位沖に行くと、下の写真のようなジャンプ台のような場所があり、子供達が遊んでいました。
わたしたちはここまでカヌーで行きました。そしてその近辺をカヌーで移動しながら、出国直前に空港で買った水中インスタントカメラで海の中の写真を撮影しました。

1時間ほどカヌーで遊んだでしょうか?妻が疲れたと言い出しました。そのため海岸に戻ることにしました。明日は下の写真のジャンプ台の少し沖に見える砂浜の小さな島まで行こうということになりました。
ちょっと見づらいので大きくしました。
ジャンプ台のようなところで遊ぶ子供達。もちろん足は届かないんだけど子供達はお構いなし。
ジャンプ台の左上側に白く見える砂浜の島。明日はここに行こうとカヌーに乗りながら妻と計画したのだが・・・。


カヌーで海岸まで戻り、カヌーから出ようとしたときアクシデントが起こりました。最初に妻がカヌーから出たのですが、そのとたん、カヌーがバランスを崩し横に倒れてしまったのです。私は海に落ちました。もちろん砂浜の海岸ですから溺れるわけはありませんが、背中の焼けた部分におもいっきり海水が付いてしまったのです。背中がヒリヒリーッ!!!するかと思ったのですが、あれ??ヒリヒリしな〜い!
日焼けのところに海水が付いても別になんともないということがわかりました。

とても嬉しくなりました。これでまた海で泳げる!

紫外線恐怖症に陥り、すっかりパワーダウンしていたSENNSEもあっという間に元気になりました。この時から私たちは「ライフジャケット信者」になり、もうどこへでも行けるようになりました。

ライフジャケットを返しにビーチハウスに行き、先ほどカヌーの使い方を教えてくれた従業員のお兄さんに私は嬉しさのあまり得意げになって「ベリーイージー、ナウ イズ プラクティス。トゥモロー ゴー ザット」と言い白砂の島を指差しました。

この英語が合ってるかどうかわかりません。自分としては「(カヌーの操作は)とても簡単だった。今日は練習で明日はあそこ(白砂の島)に行きたい」と言ったつもりですが。

従業員のお兄さんは私の言いたいことを理解してくれたかどうか分かりませんでしたが、「それは良かったね」という様なことを言言ってました。ってか表情がそう語っていました。

しかし、日焼けした部分が海水についても大丈夫だと分かるとやはりシュノーケルをしたくなってきました。
そして昼食後、グラスボトムボートに乗って白砂の島に行きシュノーケルをする遊びが出来ることがわかりました。

私達は昼食をとり、先ほどのビーチハウスでまたライフジャケットを借りて船着場に行きました。
グラスボトムボートに乗り込みました。
ボートには日本人の中年のカッコイイ感じのおじさんや、インド人の子供など10人くらいいたでしょうか。
日本人のおじさんはとても感じのいい方で、「今はちょっと曇っていますが、これでも紫外線はかなり強いんでしょうね」なんて話しかけてくれました。妻はこのオジサンと少しお話していました。

細身の40代前半のオジサンは英語も堪能で、船長の話も全部わかっているようでした。きれいに日焼けをしていて、長い間ここで過ごしているようです。ここまで会話ができるのなら旅も楽しいだろうな、と、うらやましく思いました。

そうこうしているうちにボートが白砂の島に出発しました。
グラスボトムボートから撮影した海 グラスボトムボートの底が見えるガラスから撮影した海底。魚が泳いでいるのがわかる
グラスボトムボートから撮影した海底。サンゴがたくさん見える グラスボトムボートの底が見えるガラスから撮影
ボートに乗り合わせたインド人と思われる人

ボートはすぐに白砂の島に到着しました。運転してきたフィジー人のおじさんが英語で何か言いました。
私達は何て言ったのかわからなかったので、日本人のカッコイイおじさんに「何て言ったんですか?」と尋ねると、「ここらへんでシュノーケルしていいですよ、って言ったんですよ」と教えてくれました。

かっこいい日本人のおじさんは座っていた船の椅子にしゃがみこみました。そのままダイビングのように後ろ側にひっくり返りながら船から海に飛び出て行こうとしているのが明らかにわかりました。私はそんなこと出来ないので、「かっこいいなぁ〜」と思いながらその日本人のおじさんを見ていたのですが、その時見てはいけないものを見てしまいました。

その日本人のおじさんがしゃがんだ時、海水パンツの太もものところからキン○マが片方だけ飛び出ていたのです。

あちゃ〜、せっかくかっこいいおじさんが台無しだよ〜・・・。
妻にはこの時、この事を話しませんでした。

おじさんは太もものところから片方出したまま、バク転するようにカッコよく海に飛び出て行きました。

船が止まったところは足の付かない深い場所。私はちょっと怖かったのですがライフジャケットもつけているし、思い切って船から海へ飛び込みました。

飛び込んだ瞬間、私の体全体が水中に沈み、ビックリしましたが、ライフジャケットの威力ですぐに浮き上がりました。横になって泳がなくても肩位まで浮いていてちっとも怖くありませんでした。

気が付くとオジサンは海の中。インド人の子供たちもみんな飛び込んでいきます。SENNSEが躊躇もせず海に飛び込んだとたん、頭が完全に沈んでしまいました。「おぼれたらどうしよう!」と心配になったのですが、ライフジャケットで浮いてきました。船から飛び込むがちょっと怖かったのですが、SENNSEと比べると全然沈みませんでした。あっという間にみんなは思い思いにどこかへ行ってしまっています。下を見ると、すごいサンゴ礁。日本で買った水の入りづらいシュノーケルも絶好調で何の問題も無く楽しむことができました。私は以前、バリ島でホースのようなシュノーケルを借りて、波をかぶり水抜きもできずおぼれかけたことがあったのです。海水をたっぷり飲むのだけは、もうカンベン、と思っていました。

トレジャーアイランドに来た時、ユミコさんが、この白砂の島のサンゴが凄くきれいだから是非行って来たらいいと言っていたので、楽しみでしたが予想通りサンゴがとても綺麗で魚もたくさん泳いでいました。もう最高です!

海中にはたくさんの魚・魚・魚!!自分のすぐ近くを泳いでいます。すごく楽しい!


しばらく泳ぎ、妻は白砂の島に上陸したりしていました。私はいろんなところを泳いでいましたが、サンゴが見えないあまり綺麗でない場所に来てしまい、どこに行けばまた綺麗なサンゴの場所に行けるかわからなくなってしまいました。
そうこうしているうちに島に戻る時間になってしまいました。

グラスボトムボートに戻り島に帰る途中、向こうの空が(ボートから見える大きな島の方向)雲に覆われて雨が降っているような感じに見えました。
そういえば昨日、白人の女性が「ヘビーレイン?」って言ってたなと思い出し、私も船を操縦している人に「ヘビーレイン?」と、雲の方向を指差して言ってみました。そうしたら「イエス」と答えが返ってきました。新しく覚えた英語を使うことに成功し、とても嬉しかったです。

ボートが島に戻る直前、海岸沿いを進みました。ビーチで寝転がっている水着の白人の女性や子連れの水着の女性が見える。これまでほとんど外国人と接したことが無かったし、中学時代の英語の先生が「テレビで見るアメリカの女性はみんな綺麗に見えるけど、実際はブスな女性がほとんどだ」と言っていたので、そのように思っていたのですが、実際に目の当たりにするとどの女性もスタイルがいいし美人ばかりに感じ、思わず船から写真を撮ってしましました。

また、最近出来たという島のチャペルも見ることができました。実は私達はチャペルのすぐ近くのコテージに泊まっているのですが、ガラス張りでとても綺麗なチャペルが海のほうから見れました。

すぐそばにチャペルがあるので、滞在中に結婚式があるのでは、と楽しみにしていたのですが、残念ながら無人のチャペルしか見ることが出来ませんでした。
白砂の島近辺から見たトレジャーアイランド全景 島のチャペル
白人女性。カッコイイ! この女性もカッコよかった

島に戻り部屋に戻る途中、ポツリポツリと雨が降り出してきました。
部屋に戻り休憩することにしました。
雨はだんだん強くなり風も凄く出てきました。これがスコールかな?などと思っていると雷まで鳴り出しました。
雷はとても乾いた音で爆音でした。きっとすぐ近くで鳴っているんだと感じられました。

今までに聞いたことのない雷です。雨もすごくて、それでもホテルの人は雨の中スケジュール表やタオルをもってきてくれました。
雨で湿度がとても高く、エアコンをつけているのですが、SENNSEと私の暑がり度が違い、SENNSEは暑い、私は寒くて布団の中、という状態で過ごしていました。


ここで妻に先ほど白砂の島に行ったときのカッコイイ日本人おじさんのおじさんの恥ずかしい話を教えました。
妻は顔を真っ赤にして両手で顔を覆い、恥ずかしそうに爆笑していました。
本当にカッコよくて感じのいい紳士的で気さくなおじさんだったのですが、「カタタマ ダシ雄」さんと名づけてしまいました。

妻はまた読書タイム。とても幸せそうに読書をしています。私は文だらけの本は苦手で、写真の本とかを買って持ってきましたが、それでも旅行中はあまり見る気にはなりませんでした。
コテージからみた風景。実は凄い雨が降ってる。
厚い雲で暗くなっている。木の葉も吹き飛んでいた。
コテージのシャワー。風呂はついていない。真水で熱いお湯も出る。狭いけど特に不便は無かった。

雨は全く降りやまず、夕食の時間になりました。ガイドブックにはディナーは軽装で良いが襟の付いたシャツが望ましいと書いてあり、私はいつもアロハシャツ、妻はワンピースを着てディナーに行っていました。
コテージからわずか500歩ほどでたどり着けるレストランまで行くのに、傘を差してもびしょぬれになりました。

今日のディナーもスープ、前菜、メイン、デザートから3品頼むことが出来る形式(ミールクーポン)にしましたが、メインディッシュのメニューの中に1品だけ値段が高いものがありました。(通常はメインの中のメニューは大体同じ値段で数種類のメインディッシュメニューの中から1品選びます)
そのメニューはロブスターでした。
ミールクーポンって最初から値段が決まっているのに、高いロブスターって頼むことが出来るんだろうか?と思い、ウエイトレスの人に聞いたら「オッケー」というので、二人ともメインは他のメニューより20ドル近く高いロブスターにしました。

「同じ値段なら他のもの頼むよりロブスターにしたほうが特だよね〜」なんて言いながら。
(しかし、やはりロブスターは別料金だったらしく、チェックアウトの時しっかりと差額を請求されたようです)

ロブスターなんて食べたこと無いので期待していましたが、出てきたのはもの凄いボリュームのロブスターでした。
前菜のボリュームも凄く、ある程度満腹になっていましたが、凄くリッチな気分で一口食べました。
一口目は味が濃くておいしい!と思いましたが、何口か食べていくうちに味が濃すぎて食べにくく思うようになりました。
妻は半分も食べられなかったでしょうか?「無理して食べなくていいよ」って言われましたが、もったいないので妻の分までもらって食べました。かなりキツかったです。

「わーい!ロブスターだ!」と何口が食べたのですが、チーズと生クリームのこってりとした味でだんだん口の中があきてきます。量もたくさんあり、毎回の料理は二人で一人前で良いほどのボリュームです。こんなに豪華な料理は普段食べられないので、がんばって食べるのですが、やはり厳しかったです。
前菜 メインのロブスター。凄い濃厚な味

ディナーの時は生演奏と決まっています。女性の心地よい歌の後、フィジーのダンスショーみたいのが始まりました。
賑やかなダンスショー。とても楽しい雰囲気

この人を妻は「サブちゃん」と名づけていた
この若い男の人、凄くカッコよかった お客さんも混じってみんなで踊っていた。妻に「行ってきたら?」って言われたけど恥ずかしくて行けなかった。一番右の白人女性横のはカッコイイ男の人にうっとりしてるような目でずっと見つめていた。
ちなみに手前に座っている日本人女性は「アシク ジキ子」さんとても楽しそうにショーを見ていました

ここのディナーは3品食べるのに2時間もかかります。前菜が出てくるのが結構遅いし、その後、メインやデザートもなかなか出てきません。前菜を食べてメインが出てくるまでに、確実に満腹中枢がやられお腹一杯になります。でもその間、こうやって楽しいショーが繰り広げられ、暇を感じることはありませんでした。

食事を終え、コテージに戻りシャワーを浴びました。暖かいお湯が背中やふくらはぎにあたるとヒリヒリと痛みました。なので湯温は上げられず、海と同じか少し暖かい位の温度で、背中などはタオルがヒリヒリするので妻に手で洗ってもらいました。

すると足のほうがムズムズとしました。何かな?と思い手を伸ばすと何か付いていました。取って見たらそれは小さなヤモリでした。そのまま逃がそうかと思ったのですが、ちょっと観察してみたくなり、水中眼鏡をしまうケースの中に入れました。

とても小さなヤモリでしたが観察するととても可愛いく愛嬌のある顔でした。

電気の下に置いていたら体色が変化し、黒っぽくなりました。ヤモリも日焼けするのかな?

シャワーから出て寝ることにしましたが、今日は雨のせいか部屋の壁に大きなヤモリが来ていました。壁や天井を走り回り、部屋に侵入してきた蛾を追いかけたり、ヤモリ同士で追いかけっこなんかもしていてとても楽しかったです。カエルのような鳴き声を出すことも初めて知りました。
どうしても一匹捕まえてみたくなり、天井にいた大きいヤモリに手を近づけました。天井に吸い付く力がかなりあるようで、なかなか離れませんでしたが、ヤモリが少し暴れたので私の手がヤモリの尻尾をつかむような感じになりました。

電気を消して寝ようとすると天井から「ゲッ・ゲッ」という音が。それがヤモリだと知るとSENNSEは捕まえたくて、いてもたってもいられません。ベッドの上を行ったり来たりして「つかまえたー!」。けっこう大きいので私は見ることが出来ません。

その瞬間、ヤモリの尻尾がブチッと切れてしまいました。
尻尾の切れたヤモリは床に落ち、尻尾を残しどこかに逃げてしまいました。

「やったー!つかまえたー!」その後「しっぽもげたー!」。もうカンベンしてください・・・・。

私はびっくりして「あっ、尻尾もげた!」と言うと、妻は「ギャー」と悲鳴をあげていました。
切れた尻尾はしばらくムニュムニュと素早く動いていました。そのうち動かなくなるかなと思ったのですが、いつまでも動いているのでティッシュでくるんで捨てました。
とても可愛そうなことをしてしまったと反省しましたが、まさかヤモリの尻尾が切れるとは思いもしませんでした。
トカゲじゃあるまいし。
(帰国後インターネットで調べたら、ヤモリも尻尾を切る事があり、それを自切というと知りました)

SENNSEは夜遅くまで、シャワーで捕まえた小ヤモリを眺め「かわいーなー。持ってかえりたいなー」とずっと呟いていました。

それでもまだ天井には2,3匹のヤモリが走り回っており、そんな中私達は深い眠りに付きました。
シャワーの時、足についていた小さいヤモリ。
手乗りにして撮影してみた。私の指に吸い付くヤモリの指の感触がなんとも言えず気持ちいい。
天井に張り付く大きなヤモリ。20センチ弱くらいの大きさだった。

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