千歳〜マニラまで
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 2013年年末、旅行と帰省の準備をして帯広を出発しました。まず札幌で1泊してから私の実家のある函館へ。そこで年越しをして1月2日は妻の実家へ移動、そして1月4日、千歳へ向かいました。
 雪が降っていたりして千歳への到着が遅れないようにかなり早めに出発したのですが、天候もよく、余裕をもって駐車場に到着しました。千歳空港からちょっと離れた駐車場に車を止めそこから小さいバスで空港まで送ってもらいました。フィリピンは多分暑いのですが、北海道は氷点下の寒さです。千歳〜韓国〜マニラというルートでのフライトになりますが、スーツケースを開けて着替えるのが面倒くさそうなので、もうここから半袖になって行くことにしました。
 旅の興奮のせいか、アロハシャツでも寒くないようです。
 空港に入るとかなり目立っていましたが、夫は気にせず歩いていました。

氷点下の千歳空港で半袖のアロハシャツ

 時間にかなり余裕があり、千歳空港にあるという床屋さんで髭を剃ってもらおうと思ったのですが、どうやらもう撤退してしまったようでした。実家に帰省している時には髭を剃っていなかったのでちょっと困りました。フィリピンでは日焼けする予定なのですが、髭を剃らないと多分口の周りだけ青白くなってそのほかの部分だけ日焼けという、かっこ悪い状態が予想できたからです。

 そこで、まず飛行機のチェックインをした後に千歳空港内にある温泉に入り、その後まだ時間がありそうなので映画を見ようという事になりました。今話題の「ゼログラビティー」です。

 ところが時間が早すぎて私たちの乗る飛行機のチェックインがまだ始まっていませんでした。そこで、荷物を預けることにしました。1300円もかかりました。
 iPadを持っていくので、事前に海外用Wai-Fiレンタルを申し込んであったので、国際線のロビーにあるカウンターで受け取りました。その場で設定もしてもらいすぐに使えるようにしてくれました。一日750円位。
 そして温泉に行きました。すると、ただで荷物を預かってくれるサービスがあり、1300円損しました。まぁしょうがないか。

 温泉はかなり綺麗でした。そして思ったよりたくさんのお客さんがいて驚きました。空港で風呂に入る奴なんているのかと思ったけど、いるんですね。

 温泉で髭を剃りさっぱりして映画館に行きました。3D眼鏡をかけて迫力ある「ゼログラビティー」を楽しみました。



 温泉、映画と楽しみ、もうチェックインの開始時間も過ぎているのでカウンターに行くと、すごい人ごみでした。さっきはほとんど人がいなかったのに。日本人より外国人のほうが多く感じました。ネットの格安航空券だったので座席は期待できません。
 けっこう並んでようやく飛行機に乗り込み千歳を飛び立ちました。今回は千歳〜韓国〜マニラは大韓航空を利用しました。大韓航空は以前にも使ったことがあるんだけど、綺麗だし、座席の間隔が少しゆったりしていて好きです。
搭乗口近くの売店でプリッツと柿の種を購入。

離陸直後

 今回の飛行機では、離着陸時にデジカメを使ってはいけないというアナウンスがありませんでした。ビデオカメラはダメ、パソコンもダメなど注意書きにも書かれていたんだけど、デジカメはダメだと書かれていなかったので離陸直後の景色を撮影できました。でも後で思ったんだけど、もしかしたら自分たちだけがダメなのに気づいていなかったのかも。それともデジカメは使ってOKになったのかな。
機内食 あまり口に合わずほとんど残しました・・・。夫はビーフ。私はパスタ

 無事に韓国に到着したのですが、乗換だけで時間は1時間半くらい。空港内の免税店でブランド品を見たりしました。バリーのバックを買いそうになりましたが、値段が思ったより安くなかったのでぐっとこらえて我慢しました。
もう、円高の恩恵を受けられません。セールの看板はあるのですが、ブランド店はあまり人も入っていませんでした。欲しい物も特になく、コーヒースタンドで夫はホイップタップリのラテの写真を指差し注文したのですが、すべて混ぜられて黄土色の甘いコーヒーが渡されました。なんか違う。

 マニラ行の大韓航空に乗り込みました。席は一番後ろでした。一番後ろだと座席のリクライニングを倒しても誰にも迷惑がかからないから良かったです。

 液晶画面が大きく、ipodみたいに音楽を聴けたりゲームができたり、映画を見れたりします。千歳で映画を見たばかりでしたがウルヴァリンというアクション映画を見ながら過ごしました。最新の映画で日本語版でした。
 機内食はビビンバでした。これまで機内食はたいしたことがないという印象でしたが、このビビンバはなかなか美味しかったです。アイスももらいました。
 やったー!ビビンバです。これを楽しみにしていました。さとうのご飯?を野菜と混ぜてゴマ油とチューブに入った焼きコチュジャンをたっぷり入れて混ぜます。わかめスープもあり、千歳線の機内食よりずっと美味しかったです。
 4時間のフライトは、映画を見たりゲームをしたりして過ごした結果あまり長いとは感じませんでした。
マニラ行になると日本人らしき人はほとんどいないようです。フィリピン人の手荷物が「日清シーフードヌードル」。箱で持ち込んでいます。フィリピンで人気なのかな???

 マニラの空港に到着し、飛行機を降りた瞬間、暖かい空気と高めの湿度、そして外国特有の匂いが私たちを迎えてくれました。「外国に来た〜!」と嬉しくなりました。

 空港で一通りの審査などを受け、荷物を受け取り外に出ると、私たちをホテルまで運んでくれる人が待っていてくれました。車に乗り込み20分か30分くらいでホテルに着きますが、その車の窓から見える光景は東南アジア特有というか、夜遅いのにたくさんの人たちが外にいて何かをしています。涼んでいるのかよくわかりませんでしたが、ごちゃごちゃしている感じがしました。

 外を見ると今まで行った東南アジアの街とはちょっと違います。街灯が少ないのと、建物が古く密集していて外を歩ける雰囲気ではありません。ガイドブックなどで先入観があるからかもしれませんが。
 ホテルがあるマカティは高級住宅街で夜も外を歩けるようです。低い建物ばかりの街から高層ビルが立ち並ぶマカティ地区に入ると街並みも変わりました。


 でもホテルは超高級感満載でした。治安の面を考えて、あえてしっかりしたホテルを妻が選んだようです。車がホテルの敷地に入るだけでもチェックを受けるし、警察犬みたいのが荷物の匂いを嗅いで麻薬とかが無いかチェックされました。ここはマニラでも特に治安が良い場所だということでした。

 ホテルでチェックインしたときに、英語の洗礼を受けました。ホテルの人の英語が早すぎてわからないのです。事前にフィリピンは英語がかなり話されているというのは知っていましたが、これだけ本格的だと聞き取れません。これまで行った外国では、英語にちょっと不慣れな人の英語が多く、お互い片言の英語だと逆に通じやすいのですが、片言の私と本格的なホテルの人ではうまくコミュニケーションがとれなく、ちょっと苦労しました。

 なにはともあれホテルの部屋に入りました。

 フェアモントマカティホテルです。旅行会社に予算を伝えるとこのホテルを勧められました。一昨年の12月にできたようで、日本の旅行サイトの口コミもほとんどありません。中心となるショッピングセンターの近くにあり立地面でも文句なしです。8階からはラッフルズホテルになっていて、超高級ホテルのようです。帰りの宿泊もここにしました。

ホテルの部屋

部屋の窓から見た景色。プールもある。

 広くて立派な部屋です。ベッドも広いし綺麗だし、天井も高いし、書斎みたいのがあって果物も置いてあります。エルニドに行くための途中立ち寄りだけのマニラですが、ちょっと贅沢な感じがしました。この時点で夜中の12時少し前になっていたので、外に出たりせずさっさと寝ました。

 明日はいよいよエルニド(ミニロック)に行きます。どうか天気がいいようにと願いました。

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