マニラ〜エルニド(ミニロック)へ
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 夜はぐっすり眠れました。朝は早く目が覚めました。窓のカーテンを開けてみると快晴で、昨夜は見れなかったマニラの景色が目に入ってきました。

朝6時半
 エルニドへ行くためにこのホテルは8時半にチェックアウトの予定になっています。朝食は7時からだったので、7時になったらすぐに朝食を食べに行きました。ホテルの1階にレストランがあり、ビュッフェスタイルでした。

 朝食会場に到着すると、席に案内されました。とても高級感があり、たくさんの食べ物が並んでいます。
 

席から

たくさん食べ物がある

おいしそうな食べ物


 いろいろな食べ物や果物がありました。ビュッフェスタイルではよくその場でシェフがオムレツを作ってくれたりするタイプがありますが、ここもそんな感じで何種類かの食べ物をその場で作ってくれます。ただ、ここが違うのは、例えばオムレツを作ってもらうとすると、普通なら出来上がるのをその場で待っているんだけど、ここではシェフにオムレツを頼んだら席に戻ります。そうすると、出来上がったオムレツは席まで運んできてくれます。

 あと、このレストラン内にミツバチがたくさんいる巣箱みたいのがあって、蜂蜜が食べられるようになっていました。昆虫好きの自分にはとても楽しいけど、気持ち悪いという人もいるかなと思いました。

ミツバチ

取ってきた朝食(後ろは作ってもらったオムレツ)

春雨のようなフォー??

 朝食を食べていると、まだお皿に食べ物が残っているのに係りの人が来て「もう終わりましたか?」と聞き、お皿を持っていこうとします。「まだです」と言うと何も持たずに戻っていくのですが、少しするとまた来てお皿を片付けようとします。
 たぶん、とても親切にやってくれているんだろうけど、お皿の食べ物が無くなってから来てくれればいいのにと思いました。あまりこういう超高級そうなホテルには泊まったことがないんだけど、こういうホテルでは当たり前なのかな?と思いました。

 コーヒーor ティー?と聞かれ「ティー」と答えたらハーブやジャパニーズティーとか色々な種類を言われました。普通の紅茶を飲みたかったのにハーブと答えてしまい失敗。「イングリッシュティー」と言えば良かったのね・・・。
 カウンターにはココナッツをまるごと切ってストローをさして置いてあります。お兄さんが笑顔で勧めてくれたのですが満腹で飲めませんでした。また宿泊するのでその時に。


 朝食を終え、少しだけ外を歩いてみることにしました。妻は部屋に戻って片付け。まだ朝早かったので人はまばらでしたが既に暑くて汗が出てきました。昨日の朝は氷点下の所にいたのに。正月に南国に旅行する醍醐味です。
 警備の犬が可愛かったので近寄って「触っていい?」と聞くとOKだというのでなでてみました。尻尾を振っていました。「ビューティーって言うメスの犬だよ」と教えてもらいました。
 車がホテルに来るたびに一度止めてトランクを開け犬に匂いを嗅がせています。でも、一瞬トランクを開けるだけで、とても犬がちゃんと匂いを嗅いでいるとは思えませんでした。これは警備をしているふりをしているのではないかと思いました。

ホテルの外観(でかすぎて写真に入らない)

走っていた車
手前はいすゞのトラック、奥はジプニーと言うバス

 8時前にホテルの部屋に戻ると部屋の電話が鳴りました。ちょっとびっくりしたけど出てみました。女の人の声で何か言っています。でも何言っているかわかりませんでした。「もう少しゆっくり話してください」と言うと、わかりやすい英語で話してくれました。「もう少しでチェックアウトの時間だからロビーまで降りてきてください」と言う事でした。もう荷物はまとめてあったので、すぐに下に降りてチェックアウトしました。係りの人が何か聞いてきましたが、また何を言っているかわかりません。「???」というような顔をすると「ミニバー?」とだけ言われました。部屋のドリンクを飲んだかどうか聞かれていたようでした。「ノー」と答え、チェックアウト終了。

 荷物を引きずってエレベーターを降りると従業員のお兄さんがすぐにスーツケースを持ってくれました。接客も笑顔も声掛けも最高です。でも私たちにはちょっと高級すぎたかも・・・。

 この時はまだ8時少し前だったので、30分ほど時間があると思い、妻と二人でもう一度外に出て歩いてみました。ちょっとだけブラブラ歩いてからホテルに戻り、間もなく迎えの車がやってきたので空港に向かいました。
旅行会社に頼んでいた車も時間より早く到着していました。この後も送迎をいくつか頼んでいましたが、すべて時間通りに来てくれて、ちゃんとした会社を見つけることができてよかったと思いました。

 空港はこじんまりしている感じで、いきなり目に飛び込んできたのはかなり小さな飛行機。以前見たミニロックに行った人の旅行記では、マニラからエルニドまでの飛行機はかなり小さいと書いていたのを覚えていたので、この飛行機に乗るんだなと思いました。
 小さな待合室みたいところに案内されると、自分たちの席が用意してありました。ジュースやケーキが食べ放題みたいな感じになっていました。
 説明書に荷物は一人10kgと書かれています。追加料金を払ってもよい、と思っていたので重量オーバーだったのですが料金は取られませんでした。
 チェックインで体重測定もありました・・・。

 

これに乗ってミニロックへ??

通された待合室

自分たちの席が用意されていた

ケーキとジュースが好き放題!

 実はフライトの予定は11時半だったので、かなり時間がありました。外にも椅子があって座ってお茶できたり、近くではたくさんの小型飛行機があったりしたので、けっこう外にいる時間のほうが多かったです。白いチョウチョが飛んでいるのが見えて撮影したかったけど、ちょっと無理でした。

 フライトの時間が近づくと、木の板を渡されました。これが航空券のようです。

 そして、待合室で待っていると外に出るよう放送がかかりました。小さい飛行機で行く割には結構な人がいます。そこで、エルニドのどこに行くかで人々が分けられ、行き先ごとにシールが渡され、それを服に貼り付けます。私たちはミニロックに行くんだけど、ほかの島に行く人も大勢いました。

ミニロック行きのシールを服に貼り付け

 そうこうしていると、少し大きな飛行機がやってきました。「あぁ、これに乗って行くのね、さすがにセスナじゃね」と思っていたんだけど、その飛行機には別の人たちが乗って行きました。これじゃないの??やっぱりセスナ???
 降りてきた人たちを見ていると日本人の家族がいて、お父さんと子供たちは真っ黒に日焼けしていました。私たちの旅行は雨が降るので、真っ黒に日焼けするぐらい天気になって欲しいと願っていました。

この飛行機かと思ったら違った・・。

 どの飛行機で行くのさ?と思っていたら、なぜかバスに乗せられました。しかもよく見ると日本語が。
ちばシティバスだって。きっと日本で使っていたバスを中古で買って使っているんですね。
こんなところで日本語に会えるとは、ちょっと嬉しかったです。
別のバスには「乗務員募集」と後ろの窓に貼っていました。

 バスは空港内を進みました。この空港、リゾートに行く小型飛行機専用の空港かと思ったら、実は昨日韓国から来た時の空港と同じで、自分たちがいた場所はその隅っこって感じの場所だったようです。ニノイアキノ国際空港でした。

 バスは意外なほど遠くまで進みました。そして、自分たちが乗る飛行機の前で止まりました。案外大きな飛行機でした。きっとエルニドに行く人が多くて、大きい飛行機になったのではないかと思います。小さな飛行機でのフライトを楽しみにしていたので、これはちょっと残念でした。

この飛行機に乗る

乗り込むところ
 
 飛行機は無事に離陸しました。マニラの街並みがよく見えました。かなりゴチャゴチャしていました。

 マニラからエルニドまでは1時間ちょっと位だったと思います。窓の外を見るとだんだん南国の島がたくさん見えてきました。
 海の色がとても綺麗でワクワクしてきました。この色を見たくて南国に来たのです。

 エルニドの空港に着陸すると、マニラよりも3℃位暖かい感じたしました。この気温だけでうれしくなります。女の人たちが歌を歌って出迎えてくれました。可愛いお姉ちゃんかな?と思って近づいてみるとおばちゃんばかりでした。

空港にてお出迎え

空港でのお出迎えの歌(youtube動画)

 ここからエルニドの港に行き、船でミニロックに行きます。早く行きたいと思っていたのですが、少し待たされました。
 その間、近辺を少しうろつき蝶がいないか探しました。マダラや小さいシジミが少しいたので撮影して時間を過ごしました。

タテハの仲間?

マダラ

ルリシジミかヤマトシジミみたいな感じ

 そうこうしているうちにミニロックに行く人たちが呼ばれ、ジプニータイプのバスに乗せられました。そして、エルニドの街を通りながら港に向かいました。バスから見たエルニドの街はなかなか面白そうでした。
 やはりマニラの街と同じようにディープな街並み。もしここに宿泊してもどこでご飯を食べたら良いのだろう、と後ろ向きな気持ちで街並みを眺めていました。もっと旅慣れた人は楽しいのかも・・・。
 でも、街から少し離れると道端にニワトリが放し飼いにされていたり豚が家の庭で昼寝をしていたりとのどかな雰囲気です。






エルニドの街並み。道がかなり狭い。でも観光客がかなりたくさんいるようでした。

 エルニドの街並みを楽しみながらバスは進みます。街外れの感じはかなり蝶がいそうな場所が多く、エルニドの街に滞在しながら蝶を撮影し、ここを拠点に海で遊ぶのも楽しそうだなと感じました。

 エルニドの港に到着し、モーターボートに乗り換えました。このボートでミニロックまで行くのかなと思ったら、沖に停泊していたちょっと大きめの船に乗り換えでした。

エルニドの港にて

モーターボートで移動

ミニロックに行く人たち

 マニラからエルニドに来た人はかなり多かったんだけど、エルニドからミニロックに行ったのは私たちと外国人の夫婦+小さな子供だけでした。ほかの人たちは一体どこに行ったんだろう?と不思議でした。多分もっと違うリゾートか、もしくはエルニドの街に滞在するのかな。

 30分ほど船に揺られると、いよいよミニロックのリゾートが見えてきました。嬉しくなってきました。

見えてきたミニロックリゾート

到着直前。左に見えるウォーターコテージのどこかに泊まるはず。

 船は桟橋に到着。このミニロックリゾートは島全体がリゾートになっています。小さな島で、島のこの場所以外には何も無く、従って車も無いし、道路もないし、スーパーや街もありません。あるのは宿泊施設と食事をする場所だけという感じです。食事をする建物の中にはちょっとした店がありジュースを買ったりすることもできますが、お金を払うのではなく、部屋番号を言えば売っているものを購入できます。代金は帰るときにまとめてクレジットで払います。
 

 島に到着するとまず食事をする場所に案内されました。滞在中、すべての食事はここでとりました。
 ウェルカムドリンクと、従業員の方たちの歓迎の歌と踊りを見た後、滞在中の注意事項の説明がありました。英語だったのでなんて言っているかほとんどわかりませんでしたが、まぁなんとかなるべと思いました。

ウェルカムドリンク

従業員の方たちが歓迎の歌と踊りを見せてくれました。

歓迎の歌と踊り(youtube動画)

 滞在の注意事項を聞いた後は昼食です。ビュッフェスタイルで好きなものを好きなだけ食べていいようです。時間はもう昼の2時を過ぎていましたが、思ったほどお腹はすいていませんでした。でも美味しそうな肉とかもあり、結構食べました。白いご飯がパサパサで美味しくなかったですが、東南アジアでの米はこんなもんだと思っていたので想定の範囲内です。
昼食

ご飯を食べるところからの景色

 昼食後、鍵を渡され部屋に行きました。事前に見ていたミニロックの旅行記などによると部屋はかなり狭いと書かれていたのでちょっと心配でしたが、滞在するには十分の広さだと感じました。だって昼間は遊んで、ここは寝るだけでいいわけだから。いろいろなタイプの部屋があるんだけど、今回は一番人気のウォーターコテージを予約することができました。ベランダがあり、ちょっとしたベッドみたいのがあります。今回の旅ではここに5泊します。

 下の部屋の写真を見ればわかりますが、ベッドの頭のくる場所あたりにエアコンの風が来るような設置のされ方になっていました。私はそれでいいのですが、妻はこれでは寒いので、寝るときにはエアコンを付けられないなと思いました。そのため、今回の5泊の全て、私はベランダの小さいソファーのようなベッドで夜を明かす事となりました。でも気温が暖かくて全然寒くなく、毎日裸で寝ました。波の音が心地よかったです。

部屋の様子

ベランダ

ベランダからの景色

ウォーターコテージの様子。右から4番目の建物が私たちの滞在した部屋です。

 無事にここまで到着して安心したのですが、とにかく海が綺麗で入りたくなりました。すぐに水着に着替えて海に入ってみることにしました。この旅では熱帯魚の写真を撮りたいと思い、水中でも使えるカメラを購入したのですが、とりあえずカメラは持たずに海に入ることにしました。コテージから直接海に入ることはできないのですが、ちょっと歩けばすぐに海に入れる砂浜があります。

 海に入ってすぐに感じたことは、全然水が冷たくない!という事でした。一気にジャブジャブ海に入っていきました。熱帯魚がたくさんいて超楽し〜!
 ハウスリーフ内は水深も浅く、足が届きました。これなら溺れる心配もないかなと安心しました。妻も海に入りました。
 夫はシュノーケルセットを持ってきたのですが、私はマスクだけにしてホテルで借りました(無料)。滞在中ずっと持っていて良いので、毎日洗って使っていました。

 熱帯魚を見ながらとても楽しく泳いでいると、カクレクマノミとかもいて、いかにも南国気分になりました。これをしたくてここに来たようなものなのでかなり嬉しかったです。ハウスリーフ内はほとんど波もなく安心ですが、風は少し強いなと感じました。ものすごい魚の大群がいたり、妻は「GTがいる〜!」と叫んでいました。
 ミニロックには1mほどのGTがたくさん泳いでいて、一緒に泳いだりできるというのを事前に知っていたのですが、いきなりGTに出会えるなんて、ラッキーだなと感じました。しかし後にこれはラッキーでもなんでもないという事がわかったのですが。

 泳ぎ始めたのが多分夕方の4時くらい。1時間くらい泳いで楽しんだと思います。

 ひと泳ぎしてからは、サンセットクルーズに行くことにしました。船で夕日が沈むのを見に行くというちょっとしたツアーです。ミニロックではアクティビティーは全て宿泊料金に含まれていてタダです。スキューバダイビング、マッサージ、お酒やジュースなどは別料金でしたが。

 

このタイプの船がたくさんあり、アクティビティーでどこかに行くときや、エルニドからミニロックに来た時にも利用しました。

 船に乗り、サンセットクルーズに行きました。南国の夕焼けはとても赤くて綺麗な印象を持っていましたが、今回のサンセットクルーズでは思ったほど綺麗な夕焼けではありませんでした。ちょっと期待外れ。

サンセットクルーズでの夕焼け

 サンセットクルーズから戻り、夕食の時間でしたが、お昼ご飯を食べたのが遅かったので、8時くらいに夕食に行きました。せっかく旅行なので、別料金のドリンクは好きなだけ頼んでいいことにして、自分はダイエットコーラを、妻はビールを頼んだりしました。ほかに、マンゴージュースなど美味しいジュースもたくさんあり、滞在中たくさん頼みました。
 今日の夕食は目の前でリゾットを作ってくれました。好きな食材を渡すとテーブルまで持ってきてくれます。豚肉の塊を焼いたもの、チョコレートファウンテンもあり満腹です。マンゴーがおいしくておかわりして食べていました。

 夕食を食べ終わったころに従業員の方が来て、明日は何をして楽しむかという計画を立ててくれました。毎日朝にはGTの餌付けをすると聞いていたので、朝はハウスリーフ内でGTと泳ぎたいという事と、昼からはビック&スモールラグーンという綺麗な場所に船で行きシュノーケリングを楽しむという計画になりました。それと夕方にマッサージを受ける予約もしました。
夕食

 夜は一度はベッドで寝たのですが暑くて汗だくになり目が覚め、裸のまま外に出てベランダで寝ました。
 今日はほぼ移動で終わるかなと思いましたが、ハウスリーフで泳いだり夕焼けを見に行ったりしていきなりけっこう楽しむことができ満足でした。風が少し強かったけど天候もよく、明日以降も天気が良いといいなと思いながらベランダで寝ました。
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