ミニロック
(GTと泳ぐ)

(1/6午前中)
 
 夜はコテージのベランダで寝ました。朝はまだ日が昇る前に目覚めました。一番気になるのは天気でしたが、どうやら天気はよさそうです。ただし風がけっこう強い感じでした。
目が覚めると夫がいません。裸にビーチタオル1枚でグラビアアイドルのようなたたずまいでベランダのソファに座っていました。

ベランダから撮影(早朝)雲はあるけど天気はよさそう

ベランダから撮影。ヤシの木が風にあおられている

 ベランダで気分よく過ごしていると、ちょうどミニロックから帰る人たちの様子を見ることができました。ボートに乗り込み、従業員の人たちがさようならの歌を歌っています。自分たちは昨日の午後に来たばかりで、これからたくさん遊ぶぞと思っているところなんだけど、帰る人たちを見ているとちょっと切なくなりました。来たばっかりだけど、帰りたくない〜と。
昨夜ビーチの砂に日本語の名前を書いたものを見つけました。その後日本人を見ることはなかったので、この時に帰ったのでしょう。
滞在中は日本人は私たちだけでした。

従業員の方たちに見送られて帰る人たち。さようならの歌がここまで聞こえてきました。

 帰る人たちにさようならの歌を歌う従業員の人たちですが、帰る人たちはこの小さなボートからちょっと沖合で少し多きな船に乗り移ります。そして船が島を周りこんで見えなくなるまで従業員の人たちは歌を歌い、手を振ってお別れしていました。船が見えなくなるまでかなり距離があるので、帰る人たちに絶対に歌は聞こえないはずだし、手を振ってもほとんど見えないと思うんだけど、それでも従業員の人たちは手を振り続け歌を歌い続けていました。ちょっと感動したんだけど、船が見えなくなった途端にクルッと振り返り「やれやれ」ってな感じでスタスタと歩き仕事に戻って行きました。まぁ見えなくなっても歌い続けていたらちょっと変なんだけど。

 ほどなくして妻も起きてきたので朝食に行くことにしました。
 ちなみにミニロックアイランドは下の図のようになっています。宿泊したコテージから食事の所までは歩いて1分ちょっとという感じです。
 
 リクライニングチェアには傘が差してあり、木陰の下にもビーチチェアがあり絵にかいたようなリゾートです。
 レストランとビーチチェアの間にはビーチバーとビリヤード台があり、昼間からビールやカクテル、ジュースを飲むことができます。
夕方はハッピーアワーになり、ビールを注文するともう一本ついてきて、日によってカクテルも安くなっていました。夕方になるとバーの周りでは夕日を見ながらビールを飲んでのんびりする姿を見かけます。夫はまったくお酒を飲まないし、2本もビールがあっても飲めないので夕食の時に通常の価格でビールをいただきました。

 


 朝からジリジリ暑い日差しを浴び、食事をするところに向かいました。天気が良いというだけで嬉しくなってきます。

 
食事の場所に向かう途中の景色

 食事の場所に向かうと、係りの人が席に案内してくれます。そんなにお腹がすいている感じではなかったのですが、とにかくいろんなものがあってついつい取りすぎてしまいました。

 朝から豪華です。焼きたてのパンケーキやワッフル、パンも何種類もあり、ソーセージの他にしっかりとした肉や魚料理も並んでします。
朝食のジュースは飲み放題ですが、味が薄くシロップが置かれ自分で甘さを調節して飲みます。

朝食

 朝食を終え、外に出ました。ベランダからパンを投げたら魚が来るかな?と思い、パンを少し持って帰ることにしました。

 部屋に何かの葉で編んだエコバックが置いてありました。滞在中とても役立ち、カメラやバスタオル、水、魚のパンを入れるのに重宝しました。

 外に出ると蝶が飛んでいたので撮影しようと思いましたが、活発に飛び回っていることと、一眼レフを持ってきていなかったのであまり良い写真は撮れませんでした。

部屋に戻る途中にいた蝶1

部屋に戻る途中にいた蝶2

 部屋に戻る前に桟橋に行ってみました。ハウスリーフの浅いところにものすごい数の魚が群れていました。早く泳ぎたくなりました。

画像の中央、もやっと黒っぽい感じの所は全部魚の群れ

 桟橋から反対側を見ると、GTが泳ぎ回っていました。10匹以上はいると思います。8時半からGTに餌付けをするという事だったので、その時に一緒に泳ごうと思っていましたが、まだ少し時間がありました。

餌を待つGT

 持ってきたパンを少しちぎって海に投げてみました。すると、どこにいたの?というくらい大量の熱帯魚たちがやってきてパンを食べました。

パンを食べる熱帯魚

 早く泳ぎたくなり、とりあえずシュノーケルの準備をするために部屋に戻りました。準備をしながらもベランダからパンを投げたら魚たちが食べに来るかなと思い、パンを取出しちぎって投げようとしたのですが、間違ってパンをまるごと1個そのままベランダから海に落としてしまいました。

 しかし、落としたパンには一向に魚が寄ってきませんでした。そこで、水着に着替えてこのパンを回収することにしました。

ベランダから落としてしまったパン

 シュノーケルの準備を整え、パンを回収してからハウスリーフ内を泳ぎ回りました。今回は水中で撮影するために買ったデジカメを持って。
 たくさん熱帯魚を撮影するぞ!とワクワクしました。

 たくさんいるシマシマの熱帯魚が自分にまとわりついてきます。水着のポッケに入れたパンの匂いを察知したのか、それとも人間がいると何かもらえると思っているのかわかりませんが、とにかく魚が寄ってきます。すごい楽しいです。

 そして下の画像が、水中で初めて撮影した1枚です。

初撮影の魚。この写真を撮りたくてわざわざ水中対応のデジカメを購入

 魚を撮影しながら泳ぐと、魚たちも私と一緒に泳いできます。まるで「なんかよこせ!」と言っているような感じで自分に向かってきます。水は綺麗だし、温かいし、魚は多いし、ハウスリーフ最高です!

寄ってくる魚たち

 そして今度はGTが泳いでいる方向に向かいました。1m弱のものから1mを超えているようなものまで、10匹以上のGTが泳いでいます。自分のことなんか気にしていないような感じで、とても近くを泳ぎ回っています。真っ黒のものが多いのですが、青っぽいのもいました。

迫力満点のGT

 大きなGTと小さなシマシマの熱帯魚も一緒に泳いでいます。GTに食べられてしまわないのかちょっと心配でしたが、GTは小さな熱帯魚には無関心な様子でした。もらえる餌のほうに神経を集中しているのでしょうか?

GTと熱帯魚たち
 8時半ぐらいからGTの餌付けを見に人が集まってきました。
「おおっ〜!」とカメラを構えるのですが、GTのど真ん中に丸っこくてオレンジのパンツをはいた日本人が邪魔をしています。
きっと今日がGTを見る最後の日かもしれないのに、写真の真ん中に夫が写ります。この日の旅行記を作っている人の写真には夫がしっかり載っているでしょう。
 餌は魚の切り身でした。遠くに投げるとものすごいスピードで泳いで行きます。水中で見るのもいいけれど、外で見たほうが迫力があるかもしれません。
最初から最後までたった一人、夫は餌付けのじゃまをしていました。


青いGT
 餌付けが終わるとシュノーケルを始める人たちが増えてきて、私も海に入りました。朝の海はやはり冷たいですがすぐに慣れます。

餌をよこせ!と寄ってくるシマシマの熱帯魚。表情が何とも言えない

 ポケットからパンを取り出して与えてみると、一帯はパニック状態になります。オラオラオラオラ!パンよこせ!!!と魚たちがやってきます。しまいには、もっと出せよ!と私の体にかじりついてきます。小さいので痛くはないのですが、かじられるとちょっとびっくりします。でも、それがまた可愛く感じられて楽しいです。

パンをあげたところ

 ハウスリーフの端のほうで、ここから先に行くと足が立たなくなるあたりまで行くと、ものすごい数の魚が群れていました。この群れは昨日も確認したので、今日もいるかどうかわからなかったのですが、一晩ここにずっといたのかもしれません。カメラに収まりきらない位の数で、1万匹以上いると思います。水中で写真を撮影する場合、水の中の屈折率だかの関係で、あまり広角で撮れないという事だったので、広角レンズを買って装着していますが、それでも画面に収まりません。ゆったり泳いでいます。

すごい数の魚

 魚の群れの上を泳いでみました。逃げるかな?と思ったんだけど、逃げませんでした。圧巻です。

 魚の群れの上で観察しているとGTがやってきました。するとそれまでゆったり泳いでいた魚たちは一斉にGTから逃げていました。なかなか面白い光景を目撃することができました。

GTから逃げる魚たち

 たくさんの魚の写真を撮っていると、偶然ですが画像の下側が海の中で、上側が海上の写真が撮れました。これは面白いと思い、このような写真をたくさん撮影しました。

海中と海上が半分づつの写真


GTと記念撮影(妻撮影)
題名:GTと私

 このハウスリーフにはGTとシマシマの魚だけではなく、いろんな種類の魚たちがいます。ある一定の場所(妻はミネラルポイントと言っていましたが)に集まって何かをかじっていたりしています。

ミネラルポイントにて
 海に入るとついつい全力で泳いでしまします。そしてすぐに疲れてしまいます。
陸上から見ていても楽しいし、パンを投げ入れると大量の魚がやってくるので飽きることはなく海で陸で時間を潰すことができます。

 妻は飽きたのか疲れたのか、海から出ていきましたが、私はまだ全然物足りなくて、ずーっと泳いでいました。なんか、ほかの所までアクティビティーに行かなくても、このハウスリーフだけで十分楽しめると思いました。

桟橋で座っているのが妻
デッキに座っているとスタッフが話しかけてきます。
ハウスリーフで誰かが泳いでいると必ずスタッフが見守っていて、ライフジャケットをつけた色々な人種の子供たちが楽しそうに泳いでいました。

一番右端に座っているのが妻

GTと泳ぐ(youtube動画)


 気付いたら8時半から2時間以上泳いでいました。泳いでいる間は全然疲れた感じもしなかったし、いつまでも泳いでいたいと思いました。でも、午後からは船に乗ってビック&スモールラグーンと言うところに遊びに行く予定だったことと、そこではカヤックに乗って行くということもあり、一度海から出てカヤックの練習をすることにしました。

 カヤックはハウスリーフの砂浜に置いてあって自由に使うことができます。2人乗りのカヤックを使い、ハウスリーフ内で妻と練習しました。練習しているうちにちょっと慣れてきたので、ハウスリーフから出てみることにしました。ハウスリーフを出るとちょっと波が高かったんだけど、なんとか操縦することができ、200〜300mほど先にあった誰もいない砂浜まで行きました。(カヤックの時、写真を撮り忘れました)

 カヤックの練習を終えて一度部屋に戻り、昼食に行くことにしました。

 その後ビーチチェアで時間までゴロゴロ。夫は日の当たる所で体を焼いていました。フィジーの時とは違い急激に焼くこともなく程よく赤くなっていまっす。「焼けた?焼けた?」って何度も聞かれました。

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