ミニロック
(ハウスリーフ、エンタルーラ島)

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 今朝もベランダで目が覚めました。まだ夜明け前でしたが天気がよさそう。でもずーっと向こうのほうには大きな雲がありました。特に心配もしないまま、2度寝をしてしまいました。そして2度寝から目が覚めたとき、分厚い雲は私たちの真上に来ていて完全に曇っていました。
 あ〜、曇りかよ・・・。今日も太陽を浴びて日焼けしようと思っていたのに残念!
 でも、蝶の撮影目的なら困ったものですが、シュノーケルをして魚と遊ぶにはそれほど問題ではありません。ちょっと海の色が綺麗に見えない位。
今までの私たちの旅行では考えられないぐらい天気が続いています。

どんよりと曇っているハウスリーフ

 とりあえず朝食です。今朝もたくさん食べ物が並んでいたけど、あまり食べる気にはならず、ちょっとしか食べませんでした。従業員の方たちは相変わらずとても親切に対応してくれます。

朝食
 食事は毎回違うメニューがでるし、飽きないように工夫をされています。私は大丈夫ですが、夫は飽きてきたのかだんだん食欲が無くなってきています。
 朝ご飯を食べながら「晴れないかなぁ〜」と思っていると、ちょっとだけ日差しが出てきました。でも向こうのほうは相変わらず暑い雲に覆われ、もしかしたら雨が降ってるんじゃないかなと思えるほどです。

 朝食後、ハウスリーフから山側を見た写真です。この写真でも雲が覆っているのがわかると思います。

 天気は良くないけど、とりあえず今朝もGTと泳ぐためにハウスリーフに入りました。今日もたくさんのGTが泳ぎ回っています。かなり近くまで来るので、手で触れるんじゃないかとチャレンジしてみました。そしたら尻尾のほうに触ることができました。しかし、触った瞬間にGTはビビビッと逃げます。その時の尾の近辺の動きはすごく力強くて、突き指するんじゃないかと思いました。

優雅に泳ぎ回るGT

 GTやシマシマの熱帯魚以外の魚も撮影したいと思い、ハウスリーフ内を泳ぎながら色々な魚を探しました。とても南国風のカラフルな魚から地味な魚までたくさん泳いでいます。

すごくカラフルで派手な魚

地味な魚

 今日はなぜか、1万匹以上の大群は姿を見せてくれませんでした。どっかに行っちゃったのかな??

 GTの餌やりの時間帯になりました。気付くと桟橋にはたくさんの見物人がいました。泳いでいるのは自分だけで、「もしかして俺、見世物になってる?」と思いました。
昨日も一人だけ。やっと気づいたようです。でも気にせずど真ん中で泳いでいます。

真ん中にいる人がこの後事故を起こす。(帽子をかぶった黒っぽい服の体格がよさそうな人)

GTと泳いでるところを妻が撮影(youtube動画


気付くとたくさんの人が桟橋に
一番右側にいるのが妻
帽子をかぶった黒っぽい服の体格のよさそうな人は画像左側でうつぶせになって海を見ている
(画像右側のオレンジの浮がある階段を降りて桟橋から海に入ることができる)
シュノーケルをしているところを妻が撮影1(youtube動画)

シュノーケルをしているところを妻が撮影2(youtube動画)

シュノーケルをしているところを妻が撮影3(youtube動画)

シュノーケルをしていることろを妻が撮影4(youtube動画)

シュノーケルをしているところを妻が撮影5(youtube動画)


 
 まぁ見世物になってても別にいいやと思いながら気にせず泳いで楽しんでいると、自分の2,3m位横で誰かがザブーン!と海に入ってくるのが見えました。(水の中から目撃した)
 上の写真に写っている体格のよさそうな人でした。私はこの人とぶつかったりしないように、ちょっと違う場所で楽しむことにしました。

貝?

なんだかよくわかんない海の中のもの

 

こっちを見ている魚

桟橋の下のコンクリートの所にはカニもいた

 一通り泳いで満足し、桟橋にある階段の所に行ってハウスリーフから出ることにしました。しかし、この小さな階段には何故か先ほど海に入った体格の良い人がいて、私はその人を何とかよけて階段を上がりました。そして、ちらっとその体格のよさそうな人を見ると、なぜかその人はうなだれていました。がっかりしているような感じに見えました。そして私は彼をビックダディーと名付けました。

 ビックダディーは階段の所でうなだれていて、さらによく見ると足から血を出していました。さっき海にザブーンと入った時にサンゴ礁か何かに足をぶつけて切ったのかと思いました。

 ほどなくして従業員の女性が来てビックダディーを見た後、走って薬箱を取りに行きました。そして何か治療をしていました。やっぱりちょっと怪我したのかなと思いました。
 治療が終わるとビックダディと連れの女性はボートに乗せられてどこかに行ってしまいました。私は、ビックダディは思いのほか傷が深く、エルニドの街の病院に連れて行かれたのかなと思いました。

 ビッグダディはとても太っていて海へ入る階段を降りるのもやっとという感じでスタッフの手を借りて海に向かいました。陸では東洋人の奥さんが心配そうに甲斐甲斐しく足ひれを渡したりしています。太っているから水中のほうが動きやすいのかな〜。でも浅いから怪我しなければいいけど・・・と思いながら眺めていました。

 そして陸から足ひれを付けて階段を降り、最後の段でドボーンっと滑り落ちました。浅いから足は届くのですが、サンゴがありバランスが取れないようです。
何とか持ち直し奥さんがシュノーケルマスクを渡すのですが、一つ目は小さくて頭につきません。二つ目を渡しなんとか泳ぎだしましたがマスクがフイットせずうまく泳げません。

ダディに楽しんでもらいたくて私は奥さんにパンを渡しました。そしてダディへ。でもその時にはもう彼は立つこともできず溺れていました。パンとダディに魚が群がり、ダディはバシャバシャ溺れているし、大変な光景です。
可笑しいけれど笑っちゃ失礼だし、心の中でヒーヒー笑っていました。
ダディはちょっと怒りながら海から上がってきましたが、足は傷だらけ。もう少し深いところか午後に泳いだ方が良かったのに・・・。浅すぎて浮力が効かなかったようです。

その気配を察したのか、ダディに比べ小柄で痩せている夫が上がって来ました。



 事の顛末を聞いて可笑しいやら可哀想やら、何とも言えない感情でしたが、ボートでどっかに連れて行かれたビックダディには何故か哀愁のようなものが漂っていたような気がします。妻のせいでごめんなさい、ビックダディ。

 ハウスリーフで1時間半ほど泳いで遊びました。
 そして10時半過ぎ、今日はエンタルータという無人島にピクニックに行く予定になっていました。運よく天候が晴れてきました。
 

船に乗ってエンタルーラへ
 船には白人の家族4人とカップル、韓国人のカップルの4組だけです。

 エンタルーラ島に近づき、水深が浅くなってくると海の色が青から緑に変わってきます。

 エンタルーラは無人島なんだけど、ちゃんとビーチになっていて従業員の人たちもいます。ここで午後2時くらいまで過ごすことになります。私たち以外にも数組のカップルなどが来ています。韓国の人もいました。

完全に晴れた。ラッキー!

 島の岩場にはロッククライミングができる場所があって、さっそく女の人がチャレンジしていました。自分もちょっと興味があったけど積極的にやってみようという気にはならなかったので見ているだけにしました。

ロッククライミングにチャレンジしている女性

 天候は回復して日差しが強く、とても嬉しいのですが、風が強めのせいで波が高かったです。とりあえず砂浜を散歩してみることにしました。

ビーチチェアもあり、バーもあります。飲み物を注文しても現金を持つこともなくホテルの部屋番号で大丈夫です。
数人しかいないので、貴重品(カメラぐらい)も椅子に置きっぱなしです。


砂浜に打ち寄せる波が透明でとても綺麗

 砂浜には所々、下の画像のような穴が開いています。何かの生き物の巣穴かなと思いましたが、正体はカニの巣でした。砂浜と同じような白い色をしたカニがとても素早く砂浜を走り回っていました。

カニの巣穴
 
 私はカニを捕まえてみたくなり、何度かチャレンジを試みましたが、とても素早く動くのでなかなか捕まりません。でも何度かチャレンジしているうちに、偶然手を出した場所にカニが入りました。ほんの一瞬の出来事でした。

 やった!カニ捕まえた!!と思ってそーっと手を開いてみると、手の中のカニは全く動きません。死んだふりでもしているのかなと思いつつ、「もしかして本当に死んだ?」と不安になってきました。砂浜に手をバンッ!と突くようにしてカニを捕まえたので。

私に捕まったカニ

 全然カニが動かないので、写真を撮影した後に砂浜に置いてみました。カニが動き出すことはありませんでした。どうやら捕まえた時の衝撃でカニがつぶれてしまったようです。とても可哀想なことをしたと反省しました。妻にも怒られました。本当にごめんなさい・・・。

 一緒にこの場所に来た人たちは思い思いに過ごしています。砂浜にタオルを敷いて寝転がり、日焼けを楽しんでいる人もいました。

日焼けを楽しむギャル
 
 せっかくこんなきれいな海に来たんだからと、ちょっとシュノーケルをしてみることにしました。でもやっぱり波が高く、あまり楽しむことはできませんでした。

エンタルーラの海岸沿いの浅いところにいた魚

 数分か十分程度でシュノーケルは諦めました。散歩したりビーチに置いてあるリクライニングで休んだり、日焼けしてみたりしながら過ごしました。

 そうこうしているうちにお昼ご飯になりました。
お昼ご飯

 お昼ご飯で出てきた肉の炭火焼きが妙に美味しく、おかわりして食べちゃいました。この旅の食べ物で一番おいしかったかも。

豚肉・イカ・魚の炭火焼き、パンにフルーツ、別にマンゴージュースを注文しました。
魚が美味しくて夫の分も食べてしまいました。

 お昼ご飯を食べた後もまだ少し時間があったので、他の人たちを観察してみたり、日焼けしたりしながら過ごしました。

他のホテルからもやってい来るようで人によって戻る時間など違うようでした。でも混み合うようなこともなくのんびりできます。
私たちは遅く帰るグループだったようで、時間を持て余し気味でした。

太陽をいっぱいに浴びる私(妻撮影)
これは隠し撮りです。ポーズを要求したわけでもなく、自然の姿です。グラビアアイドル???

 サーフィンのでかいやつがあって、中国人か韓国人かわからないけど、カップルの男の人がチャレンジしていました。でもすぐにザブーンと海に落っこちていました。
パドルサーフィンで上に立ち上がり乗るものですが、この男性は「俺はサーフィンをやっている」と言わんばかりにサーフィン風に乗り込むのですが、うまくいきません。すぐに嫌になって何処かにいくのですが、ボードもパドルも片付けずにそこら辺に投げていきました。マナー悪い!と私が怒っていたら、後で夫がお片付け。


 私は何か綺麗な写真が撮れないかなと思い、面白そうだったり綺麗そうだったりする被写体を探しながら撮影を楽しみました。

南国っぽい写真

綺麗な海とかっこいい船。背景の島も綺麗
エンタルーラ(youtube動画)

 韓国人と思われる人は、砂浜でずっと日焼けしていました。日焼けを通り越して火傷になるんじゃないかとちょっと心配になりました。

砂浜で横になる韓国?の人

 砂浜にあった綺麗な石などを並べて写真を撮ってみました。いかにも南国っぽくていい写真だと思いましたが妻には「わざとらしい」とダメ出しされてしまいました。

いろんな綺麗な石を集めて撮影

 ちょっと歩き疲れたりしたらリクライニングの所にもどってゆっくりしたりもしました。

BAR

 島にはちょっとしたBARがあり、注文するとドリンクを作ってくれます。私たちはマンゴージュースを頼んでみました。実はこれまでも何度か頼んで飲んだことがあるので味は想定内でしたが、香りがとても豊かでした。

マンゴージュース

 そうやてふらふら歩いたり休んだり、好きなことをして過ごしていると、なぜかビックダディを発見しました。歩いています。
 あぁ、病院に運ばれたんじゃなくてビックダディもエンタルーラに遊びに来たのね!!傷がそんなにひどくなさそうでよかったです。

ビックダディー発見!

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