ミニロック(ディルマカド&シークレットラグーン)
(1/8午前)

 昨夜もベランダで寝て朝を迎えました。ちょうど太陽が昇ってくる頃でしたが、雲が多いようでちょっと心配。これまで好天に恵まれているので、そろそろ天気が悪い日が来るかもと。

ベランダからの日の出

 昨夜からお腹の調子があまり良くないので、食欲もわきませんでしたが、オムレツを作ってもらいました。画像にあるパンは自分用ではなく、熱帯魚にあげるために持ってきたもの。
数日前木にサルがいるのを宿泊客が見ていました。いつもは真ん中の海沿いのテーブルだったのですが、サルがいた木の近くのテーブルに座らせてもらいました。サル来るかな〜。

朝食

朝食を食べるカップル

 朝食を食べるころには雲もなくなり、また快晴になっていました。風もあまり強くなく、ミニロックはいつでも風が強いわけではなく、ここに来てからたまたま風が強い日が続いていただけのようです。まぁ、風が強いといっても泳いだりするのにはそれほど問題はなかったし、強風と言うにはちょっと大げさな感じではあったのですが。

 朝食後はハウスリーフの桟橋に行って熱帯魚にパンをあげました。だけど、別にパンをあげなくても魚たちが寄ってくることに気づきました。海の中から人間を確認できれば「餌がもらえるかも」と思って寄ってくるようです。シマシマの熱帯魚ばかりでしたが。付近には相変わらずGTもたくさん泳いでいて、また一緒に泳ぎたくなりましたが、餌やりの時間(8:30)には今日のアクティビティーのため船で出発する予定になっていたため我慢しました。

桟橋の上から熱帯魚を撮影

 8:30になり、予定通り船に乗って出発です。今日の午前中はディルマカド島と、シークレットラグーンと言う所に行く予定になっています。どんな楽しいことがあるかワクワクしながら出発しました。

天候もよく波も穏やか。出航!

 船に30分ほど揺られながらディルマカド島に向かいました。何組かのカップルや家族が一緒でしたが、一人の白人女性に話しかけられました。この女性はミニロックに来た時にも一緒の船に乗っていたオバサンで、旦那さんと小さな男の子を連れていました。彼女はまず私もに「英語はしゃべれるか?」と聞いてきたので、「ちょっとだけ」と答えました。すると、チャーン島の事について話し出しました。

 チャーン島はタイにある島で、タイではプーケットに次いで2番目に大きな島ですが、日本人にはまだあまり馴染みのないリゾートです。

 私たちは2009年の正月にチャーン島に旅行に行っていますのでよく知っています。

 しかし、何で彼女は私にチャーン島の話を言うのかとても不思議でした。だって、私たちがチャーン島に旅行したことを彼女が知っているわけもないのに。
 もしかして、2009年に私たちがチャーン島に旅行した時に彼女もチャーン島にいて、私たちを見ていて、それを覚えていたのかも?と。それにしても私たちが行ったのは2009年だから、そんな前に私たちを偶然目撃したとしても覚えているわけはありません。それに、そんな偶然なんかあるわけないと。

 でも思い出したことがあります。以前、フィジーでたまたま出会った日本人家族に、次の年ボルネオで偶然再会したことを。そんな偶然本当にあるのかとびっくりしたのですが、もしかしてまたそんなことが起こったのか?と思いました。

 私が不思議そうな顔をしていると、彼女は言いました。

 「私たちは12月にチャーン島に滞在して、今はそこからこのミニロックに来たのです」

 ん?2009年に私たちを見たわけではなさそうです。そしたら尚更何で私にチャーン島の話をしてくるのか、もっと不思議になりました。

 私に「チャーンにいたんだって!一緒だった???」 違う違う。

 しかし、答えは簡単でした。私たちと彼女たち家族が一緒の船でミニロックに来たとき、私はチャーン島で買った「チャーン島」と書かれている像の模様のTシャツを着ていたようです。彼女は私が着ていたチャーン島のTシャツを見て、「あいつはチャーン島に行ったことがあるんだな」と思ったようです。
 彼女からそういう説明を受けて私は「ああ〜っ、そういう事ね!」と納得しました。

 彼女は「チャーン島はここに比べてあまり海が綺麗ではなくて残念だった」という事を言っていました。確かに思い出しても海の綺麗さならこっちの勝ちです。私はチャーン島では1度だけシュノーケリングツアーに行きましたが、その時のことはそんなに覚えていません。しかし、チャーン島に言ったときには蝶の撮影をメインに考えていたので、海の綺麗さなどはあまり気にしてもいませんでした。

 私たちがチャーン島に行った時のことなど、もっとお話ししたかったけど、いかんせん英語が・・・。ちょっと残念でした。
 船で一緒の人たちと話しているのを聞いていると、アメリカから来ているようです。ミニロック滞在はマニラから2泊3日の国内ツアー(マニラ⇔ミニロックの飛行機、送迎、ホテル)に3日間延泊を付けたもです。通常の滞在より長いはずですが、私たちが帰る日も彼らはのんびり過ごしていました。時間もお金に余裕があるのでしょう。羨ましい…。

 船はディルマカド島に到着。砂浜になっているため、沖に停泊してそこからシュノーケルで砂浜に向かいました。最初は水深が深かったけどライフジャケットも来ているし安全です。足ひれを持って来てなかったので、進むのが大変でしたが、ゆっくり海の中を観察しながら砂浜に向かいました。綺麗なサンゴ礁を期待していましたが、それはちょっと期待外れ。魚もいたけどミニロックのハウスリーフに比べたら物足りなかったです。だけど、海がとても綺麗で透明度も高く、波も高くなかったのでとても快適でした。

 船はその後、砂浜に着岸しました。あれ?水深が浅いから沖で停泊したんじゃないの??
 

サンゴ礁はあるにはあるんだけど・・・。

 多分ここも無人島です。砂浜も綺麗だし、天気もいいし、風もないし、景色もいいし。南国気分満載です。海に入ったり砂浜に上がったりして遊びました。
 この時案内してくれたスタッフは今までとは違い、あまり笑顔も無く寡黙なおじさんでした。でもビーチでチャーン島夫妻の小さな男の子に付いて泳がせ、両親がシュノーケルが楽しめるようにしてあげています。寡黙なだけに、職人風です。

砂浜からの景色

シュノーケルをしている妻
ここには大きな魚が多かったです。もう少し遠くまで行けば、もっとたくさんの魚とサンゴがあることを帰国後他の旅行記で知りました。知りすぎると感動が少なくなりそうなのと、私たちの旅行のことだから天気が悪いはずなので、綺麗な写真で期待するのも・・・と思い事前勉強はあまりしませんでした。もっと調べておけば良かった・・・。

ちょっとだけ綺麗な海中
 エルニドの街からもアクティビティツアーの船が何艘も来ていました。ほとんどがダイビング。人気のポイントのようです。

プカプカ浮かびながら自分の足を入れて撮影。海で泳ぐときにはこのように海用の靴を履いて泳ぎます。これがないとサンゴ礁や岩で足の裏を怪我します。海の色がとても綺麗で、それだけで楽しいです。北海道では絶対に見られない海の色です。

 砂浜に上がると蝶がいそうな感じの場所があったので、水着にライフジャケット、顔には水中眼鏡という格好のまま草むらに入ってみました。背丈以上の草や木の枝などで、裸(水着)のまま草むらに入ったことをちょっと後悔したけど、何種類かの蝶を見ることができました。

イトトンボもいた。近くに水辺があるのかな?

シジミ

 草むらの中で、水中撮影用に購入したコンデジを使って蝶の撮影をするのはなかなか難しかったです。体とカメラはびしょ濡れ。そのうえ日差しが強くて汗だく。10分程度が限界でした。

マダラの仲間

これもマダラの仲間


イシガケチョウ

 何種類かの蝶の撮影をして砂浜に戻りました。そして着眼している船に戻りました。さっき私に声をかけてくれた女性はかなり沖のほうでシュノーケルをしていて、なかなか戻ってきませんでいた。従業員の人や旦那さんが口笛を吹いたりして気付かせようとしましたがなかなか気づきませんでした。

 しばらくして気付いた女性が船に戻り、次の場所に向かいました。

 次に向かったのはシークレットラグーンという所です。どんな所かよくわかりませんでしたが、そこに到着したら船から降りて、岩でできたトンネルみたいのをくぐるみたいでした。

岩の穴をくぐる(画像右側の女性が私に話しかけてきた人、女性の奥が旦那さん、真ん中の金髪が彼女たちの子供)

 岩の穴をくぐると周囲を岩で囲まれた海がありました。当然波もないんだけど、ただそれだけで、別に何か面白いものがあるというわけではなかったです。1度見ればもう来なくていいかな?と言う感じ。

穴をくぐった所にあった岩に囲まれたシークレットラグーン

 自分たちの他にもいろいろな観光客が来ていましたが、私服の人がいたりもしてちょっと変な感じでした。
 アジア系の人たちで、普通の洋服にブランドバッグ、みんなiPadのようなタブレットで撮影しています。転んだら終わりです・・・
こんなに観光客が来る名所なのでしょうか。英語があまりわからないし、スタッフは小さな声でぼそぼそと説明するのでよくわかりませんでした。


シークレットラグーンの出入り口の小さい岩場の穴から出てくる外人ギャル
この穴を洋服のアジア人がどうやって通るのか見たかったです。

自分も小さい穴から出てきた。最初狭すぎるかと思ったけど、思いのほか余裕で通れました。

 シークレットラグーンの出入り口の小さい穴と船の間には少し距離があります。穴から出たら船に戻るまで少し泳いで行くことになります。途中、ちょっとだけシュノーケリングで遊びました。魚が来るかなと思い、持っていたパンを海中に出すと、ハウスリーフにいるのと同じシマシマの熱帯魚が寄ってきて食べていました。

シークレットラグーンの所の熱帯魚(パンをあげた時に撮影)

 午前のアクティビティーはこれで終わりです。ミニロックに戻ることになりました。この旅では何度船に乗ったり降りたりしたかわかりませんが、船の乗り降りの際には必ず従業員の人が手を取って乗り降りをエスコートしてくれました。従業員の人たちはとても丁寧で親切で、親しみやすく、文句を言いたくなったりムカッときたことは一度もありませんでした。

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