ミニロック(ハウスリーフ)
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 シークレットラグーンからミニロックに戻ってきたのが11:30頃。まだ昼食を食べる気分でもなかったので、またハウスリーフでシュノーケルをして遊ぶことにしました。ディルマカド島などでのシュノーケルではちょっと物足りなかったかも。とにかく、魚たちと遊びたくて、今回もたくさんの魚たちの写真を撮ろうと思っていろいろな場所を泳ぎ回りました。

パンをあげるといろんな魚が

イソギンチャクには必ずニモ

 ハウスリーフ内には何か所もイソギンチャクがある場所があり、そこには必ずクマノミがいます。何でかわからないけど複数います。近づいて観察すると、必ずクマノミもこちらをうかがっています。クマノミはパンを食べるのかな?と思いパンをあげてみるのですが、クマノミよりも前に他の魚がやってきてパンをかっさらっていきます。
 クマノミはイソギンチャクが生えている海の底からなかなか出てこないので、そこまでパンが届く前に他の魚に食べられちゃうのです。
 そこで、クマノミにパンをあげるため、自分が潜ってみることにしました。この時はライフジャケットも着用していなかったので、きっと潜れると思って。
 でも、これまで一度も潜ったことはありませんでしたので、イメージとしてはよい子の浜口が黄金伝説で潜っているような感じで潜ってみようと。
 ちょっと怖かったのですが、息を思いっきり吸い込んで、垂直に潜ってみようと思いました。実際浜口みたいに潜れているのかどうかはわかりませんでしたが、わかったことは潜るのは意外に難しいという事でした。潜ろうと思って頑張るのですが、すぐに浮き上がってきてしまいます。何度か練習しましたが、なかなか潜ることができませんでした。
 これまでライフジャケットを着用しないと溺れて沈んでしまうのではないかと思っていたのですが、実際はライフジャケットを着用せずに、しかも自分で潜ろうと思ってもなかなか潜れないんだなという事が初めてわかりました。こんなに自分に浮力があるなら、ライフジャケットなしでも大丈夫だなと。ライフジャケットって案外窮屈なので、これを付けないで泳いでも大丈夫だとわかるとかなり機動的に泳げるので、それがわかっただけでも良かったです。

 見ていると頭から潜って一瞬で浮き上がってきます。それも逆を向いて浮き上がってきます。大爆笑。浜口と言うよりあまちゃんです。

 なんとか潜ってクマノミにパンをあげようと思いましたが、結局クマノミのあたりまで潜っても、その瞬間に体が浮き上がるというのが続いてうまくパンをあげることができませんでした、

潜って真横からクマノミを撮りたかった

パンはすぐにほかの魚の胃袋に

 クマノミにパンをあげようと必死になっていると、どんどん他の魚がやってきて、しまいにはかなり大きめな顔の不細工な魚もやってきました。クマノミは迷惑そうでした。

クマノミと不細工な魚

ちょっと歯が怖い


縄張りを主張してくる地味な魚もたくさん

青く光っているようで綺麗な魚

まだらでちょっと毒々しい

ミネラルポイントにはやっぱり魚がいっぱい


カニ

これも青く光って見える魚。黒と青でコントラストが強く、写真撮影は難しかったです。


大きなクマノミはあまり可愛くない

コチみたいな魚

綺麗な熱帯魚

あまり特徴のない熱帯魚


青い点々が湿疹みたいでちょっと気持ち悪い

同じ種類の小さな群れ

 足が立つか立たないかという感じの場所で、また潜る練習をしました。けっこう潜る練習が楽しくなってきました。何度も潜る練習をして、浮き上がってくる直前に魚の写真を撮影したりなんかして遊びました。そしたら目測を誤って、サンゴ礁に思いっきりおでこをぶつけてしまいました。かなり痛くてサンゴ礁も私の頭突きをくらってポッキリ折れてしまいました。あまりの痛さにちょっとびっくりしましたが、これはもしかしておでこを切ったかもと思いました。でもおでこを確認して血が出ていたら一旦海から上がらなければならないなと思うと、おでこが痛いままでもいいからシュノーケルをしていたいと思い、確認するのをやめました。痛いけど、海水でしみたりしなかったので、きっと大丈夫だと思い、シュノーケルを続けました。

よく見るとあまり可愛くない顔をしている

個性的な形の魚


稚魚?の群れ

生クリームのケーキみたいな色で、甘そうに感じました

 1時間半ほどシュノーケルを楽しんで部屋に戻りました。妻におでこを見てもらったら「皮がむけてる」と言われました。鏡で見てみたら、しっかりすりむいていました。
 「おでこをサンゴにぶつけたさ〜」ってとてもうれしそう。「記念に写真撮って☆」
昔、馬に腕をがっちり噛まれ怪我をしたのに「馬に噛まれてうれしい」と言っていた事を思い出しました。

サンゴ礁にぶつけたおでこ

 部屋に戻り、昼食に行く準備などをしていると、いきなり天気が悪くなって雨が降り出しました。結構すごい降り方で、まさしく南国のスコールみたいでした。

ちょっとわかりずらいけど、雨がザーザー降っています

 しかし、そこはやはり南国。5分もたたないうちに雨は上がり、すぐに晴れてきました。(今回の旅行での雨はこの時の1回だけでした)
 ベランダからパンを投げてみると数匹の魚が寄ってきて食べていました。自分は変な形の魚(ウマズラハギみたいの)にパンを食べてほしくて、そいつを狙ってパンを投げるのですが、どんくさくてすぐに他の魚に食べられます。妻と笑いながらパンを投げて遊びました。
 

どんくさくてなかなかパンを食べられない魚
(ベランダから撮影)

 1時半ころに昼食を食べに行きました。今日の昼食には半分になったカニが出ていて、妻は喜んで食べていましたが、私はまだお腹の調子が戻っておらず食欲がわきませんでした。
ランチにはカニが山盛りで置いてありました。お腹にはオレンジの卵がびっしり。う〜ん、おいしい。もちろんおかわりしてお皿はカニだらけになりました。
デザートコーナーにはハロハロといって、フィリピンのデザートを作るコーナーができていました。グラスに甘い小豆や白花豆風の煮豆、紫の芋?でつくられたあんこ、フルーツのシロップ煮や寒天風なものなどを入れ、細かい氷とココナツミルクをかけていただきます。氷入りあんみつのようでとてもおいしいです。
本当は自分で作るのですが、顔なじみになったレストランの若い兄ちゃんが夫にグラスたっぷりのハロハロを作ってくれました。


半分にぶった切られたカニ(妻喜ぶ)

私の昼食。これだけ・・・。
 この時、初めて虫に刺されました。雨や湿度に関係したのでしょうか。みるみるうちに腫れてきて、夫が私の腕をスタッフに見せると医務室に行って薬をくれました。これが抜群に効きます。部屋でも外でも虫さされはなかったのにレストランで私だけ刺されたのは不思議です。

 昼食後、実は船でシミズアイランドという所に行ってシュノーケルをする予定だったのですが、さっきのシュノーケルとその前のディルマカド島などへ行ったので少し疲れてしまいました。お腹の調子も良くないし、午後の予定をキャンセルしてゆっくり過ごすことにしました。

 一回部屋に戻ってから、ミニロックのビーチのリクライニングに行き、横になってハウスリーフで遊んでいる子供たちを見たりしながらゆっくり過ごしました。暖かくて天気も良く、昼寝もしました。

 ビーチでは女の子がパドルサーフィン(ちょっと大きめのサーフィンで、パドルをこいで進む)をしていました。実はこの女の子、私たちがミニロックに来てから何回もパドルサーフィンをしているのを目撃しています。最初のころはそれほどでもなかったんだけど、上達が早く、今ではスイスイ乗りこなしています。自分もちょっとやってみたかったのですが、今回の旅では挑戦しませんでした。

この通路を渡って部屋に向かう


ハウスリーフでパドルサーフィンをしている女の子
 夫は水着一枚で昼寝をしていましたが、風が強くなってきたのでビーチタオルを掛けてあげました。目覚めると「綺麗なお姉さんがタオルを掛けてくれて、うちの妻は俺を針の壁におしつけたからコノヤロー!って怒った夢をみた」そうです。今後、タオルを掛けてあげることはないでしょう。

ハウスリーフ内のリクライニングに横になって宿泊している水上コテージを撮影。午後になると日陰になる。
半日ベッドでゴロゴロし、私はiPadに入れた半沢直樹の原作を読んでいました。たくさんアクティビティの予定を入れて思い出をたくさん作るのも良いけれど、こうしてビーチで読書も贅沢な過ごし方だと思います。昼間はほとんどの人がアクティビティに参加し、ホテル内はベッドでゆっくししたりバーでお茶やお酒を楽しむ人たちが数人いるだけで、静かでのんびりとした時間が流れています。(部屋数も限られているのでいつも静かですが・・・)

ビーチからの景色
 リゾートに来ているのですから、調子に乗って昼間からカクテルを注文しました。夫はトロピカルピッチというミリンダ風ジュース。

この子も昼寝

BARでドリンクを注文

 5時半くらいまで昼寝をしたりしながらゆったり過ごし、一度部屋に戻ってまたのんびりしたりしながら夕食は7時半ころ食べに行きました。まだ調子はあまり良くなかったんだけど、パスタを作ってもらい食べました。けっこう美味しかったです。
部屋に戻るときにリスがいたようです。エゾリスだったと夫は言っていました。
あっという間に3日間が過ぎました。

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