チャーン島2日目昼編(1月7日) (島南側、東側の滝) (バイクでこけた・・) |
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朝起きると今日も晴れています。今日は一日、蝶を追いかけることにしました。バンコクから届いた荷物には虫捕り網も入っていたので、私はカメラを持ち、妻はリュックに網と水を持ち。 でもまずは朝食です。今朝の朝食はこんな感じです。 |
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オムレツコーナーでたこ焼きを焼いていました。「たこ焼き!たこ焼き!」と一人3個ずつ持ってきたのですが、1個口に入れると、タコは入ってなく、クリーミーな甘いココナッツが口中に広がります。昨日のココナッツシチューにやられていたので、やっとの思いでココナッツたこ焼きを食べました。 この日はチャーハンではなく、焼きソバがメインでした。 手前にある茶色い飲み物、甘いんだけど何ジュースかわかりません。最初飲んだ時案外いけるぞと思ったのですが、徐々に不味くなり飲み干すのが大変でした。 「飲めば飲むほどマズイ」と言いながら飲んでいました。 朝食後ホテルのレセプションに戻り、バイクのレンタルを一日延長するという事と、明日はシュノーケリングツアーに行きたいので予約して欲しいということと、あさってにエレファントトレッキングをしたいということを英語で伝えました。 バイクの延長はすぐに了承、シュノーケルツアーは半日と一日の2タイプあり、それぞれの行く場所などを確認して、1日シュノーケルツアーにしました。船に乗って近郊の島やシュノーケルポイントを周ります。1日シュノーケルツアーにも色々あり、自分達の好みを選びました。 エレファントトレッキングは2タイプあり、1時間コースと2時間コースです。あさっては午後3時にはチェックアウトして島を離れるので、午前中にしてほしいということと、1時間コースを選びました。(早く終わらせて蝶の撮影をしたいため) でもエレファントトレッキングは予約を取れるかどうか今は分からないので後で行けるかどうか伝えるという事でした。 とりあえず、レンタルバイク1日延長700バーツ(1890円)、1日シュノーケルツアー1人1250バーツ(3375円)×2=2500バーツ(6750円)を支払いました。 1日シュノーケルツアーは飲み物や昼食付きということでした。 これだけ英語で伝えるのも私たちにとっては大仕事で、朝から疲れてしまいました。 一度部屋に戻り準備をして出発!最初、島の東側に行こうかと思ったんだけど、けっこう遠いし、昨日調べた感じではあまり良いポイントが探せなかったので、とりあえず午前中は昨日行った島の南側へ行く事にしました。 水などもたくさん持って出かけました。 夫が「頭が日に当たって痛くなりそうだ」と言うので(帽子は風で飛ぶ)、普通のタオルを頭からかぶりアゴの所で輪ゴムでとめました。ちょうどキリスト教のシスターがデコまで出しているようなスタイルです。 周りでは誰もそのようなスタイルはいませんが、本人は気に入っていたようです。 走っていると、急な坂の下りが終わったあたりで蝶が結構飛んでいるポイントを見つけました。まずはここで撮影と採集をしてみようと思いました。 でもこのポイントは島を周るメインの道路。たくさんの車やバイクが通り過ぎます。ちょっと危ないのと恥ずかしい気持ちを抑えつつ蝶を観察です。 蝶が飛んでいたので私はカメラと網を持ち、妻には網を持ってもらい、いよいよと思ったとき、妻が何か叫んでいます。 「あそこにサルがいるぅ〜!」 見ると、電線の上にサルがいました。 後ろの方で、犬がうなっているような声がしました。昨日夫が犬を見たと言っていたので野良犬がいるのかと恐る恐る声のするほうを見るとサルです。北海道には野生のサルがいないので初めてみました。 |
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んもぅ〜、サルなんてどうでもいいよ!と思いつつとりあえず撮影。そのうちいなくなりました。 蝶よりサルが気になります。 通行人は網を持って、変な被り物をしている日本人に釘付けです。 何か声をかけてくる人もいます。 蝶は花から花へ飛びまわり花の蜜を吸っています。道路下の崖に生えている木の花の蜜を吸っているようで、なかなか近づいてくれませんが、300mmのレンズをつけてなんとか撮影しました。 |
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マルバネ何だか? |
わからんアゲハ |
パンダシジミ(仮名) |
タテハ? |
その他にトラフタテハなんかもいて素早く飛びまわっていたんだけど、なんと妻が採集に成功!「やった」と思ったんだけど、ボロだったので逃がしました。数頭の蝶も採集しました。 ここで感じたのは、なんだかチャーン島の蝶はボルネオの蝶に似ているかもという事です。緯度はほぼ同じくらいなので、蝶の種類も似ているのかな?? だんだん暑くなってきたし、車通りも多いのでもう少し落ち着いて蝶の観察が出来る場所に移動しました。昨日めぼしをつけていた場所です。(道路が流されている所など) 宅地造成か何かをしようとして頓挫したような場所があり、建物は無いけど道路だけがあるような所もあり、そこでは白いウラナミシジミみたいのがたくさん飛んでいたり、緑に輝く大きめの蝶がいたりしました。緑の蝶はなんとか採集したかったんだけどダメでした。 |
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それでも思ったよりも蝶の姿がありません。例えば北海道の林道よりも少ないです。乾季で土や空気が乾燥しすぎているのかな。 このままではあまり蝶の写真が撮れないまま終わってしまうんじゃないかと不安になってきました。そこで、午後は思い切って島の東側にあるウォーターホール(滝)まで足を伸ばしてみる事にしました。 今いる場所を北上し、ホワイトサンドビーチのファーストフード店で食事をしました。 |
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チキンのファーストフードチェーン店のようで島の中にも何店かあります。チキンバーガーセット99バーツ (267円)だったので、夫はポテト・コーラLサイズセット、私はポテト・アイスティーMサイズセットを注文しました。でも払ったのは150バーツ位だったので、私がMサイズだから?と思っていました。ポテト・飲み物が運ばれ、バーガーが来るまで少し待ちましたが、やってきたのは1個。あら??また注文するのは面倒だったので二人で仲良く1個を食べました。チキンが辛くて辛くて、日本には無い味でした。 そして、ホワイトサンドビーチからまた北上し、急な坂道を通っている時、白人女性のバイクが転倒しているのが見えました。ちょうど急な下り坂のヘアピンカーブです。転んでいた女性は足が痛そうにしていましたが、仲間が数人いたようなのでその場をスルーして先に進みました。 ちょうど私の後ろにピックアップトラックがぴったりくっついていたので、ヘアピンカーブが嫌で嫌でたまりませんでした。白人の女性には悪いのですが、そこでゆっくりとカーブを曲がることが出来たので私にとってラッキーでした。 夫は相変わらず調子に乗ってスピードを上げてスイスイ走っています。 私や妻はいつも他の車やバイクに抜かされるときは道路の左端によってスピードを落として走行していました。 急な坂道をクリアして少し走っていたら、後から車が抜かしてきました。そこで私はいつものように左端に寄ったのですが、その時、左端により過ぎてしまいました。「あぶね!」と思った次の瞬間、私のバイクは道路を外れて路肩に落ち、そのままこけてしまいました。 坂道の標識が見えて、後にランクルのような車がついてきていました。カーブもあるのが判っていたので、急カーブが来る前にランクルに先に行ってもらいました。下り坂になり夫を抜かすのかな?と思っていたら、夫が路肩に落ちて、パタッと倒れました。「うわ〜。大変だ!」 スピードがそんなに出ていなかったのと、道路の左側はちょっとした草むらだったので、自分にもバイクにもダメージはほとんどなかったのですが、かなりびっくりしました。 シスター姿の夫は、ダルマが転がっているようでした。 転倒してからすぐに起き上がりバイクを起こして道路に戻ろうとしたのですが、バイクのタイヤが溝にはまっていてなかなか脱出できませんでした。 妻が「落ち着こう、ゆっくりでいいから」と何度も私に言っているのが聞こえていましたが、転んだのが恥ずかしくてさっさとその場を立ち去りたい気持ちでいっぱいでした。 転んだ衝撃で左ひざと左ひじが少し痛かったのですが、怪我というほどの痛さでもなく、自分が無事だというのはわかっていました。 夫はすごくあせっていました。怪我は無さそうです。 肘に少し擦り傷がありますが、血も出ていないし、安心しました。 なんとか体勢を立て直し、すぐにまた出発しました。カメラが壊れてないか心配だったのですがそれも無事でした。バイクは少し傷がありましたが、それが最初からなのか、転倒で付いたのかよくわからず、返す時に 「ここに傷がついている、4000バーツ払え」と言われたらどうしようとかなり心配になりました。 それから島の東側を走り、ウォーターホール(滝)に到着しました。 入場料一人200バーツ(540円)、バイクの駐車に一台10バーツ(27円)取られました。 入場料は意外と高いけど、これは外国人価格らしく、タイの人なら20バーツだとどこかの旅行記に書いてありました。せこいぜ! |
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駐車場にバイクを止めて200mほど歩くとウォーターホールがあります。道はあまりよくありませんが、急な登りとか危ないと感じるところはありませんでした。 歩き出してすぐに係員がいたので、妻にチョウチョを採っていいかどうか尋ねてもらいました。 3人の係員がいて、一人にチケットを見せ、もう一人はご飯を食べ、もう一人はハンモックで昼寝。 OKが出たという事で、何か良い蝶がいたら採集しようと思いました。 岩場でチラチラ飛んでいる小さなシジミチョウがいたり、トラフタテハも飛んでいます。とりあえず滝のところまで行く事にしました。 |
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滝は上の写真のような感じ。別にどうって事無い滝で、何でこんなのに一人200バーツも払うのか、よくわかりません。川を見ると小さな魚がたくさんいました。 |
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普通、魚が人間の姿を見たら逃げると思うんだけど、全然逃げない。むしろ近づいてくるかのような感じで、変だなぁ〜と思いました。警戒心が無い魚なのかな?? とりあえず蝶はいないか探しました。辺りを見回しているとき、大きめの茶色っぽい蝶が飛んできて水辺に止まりました。これまで見た事の無い蝶です。「逃げるなよ〜」と思いながら遠くで一枚、一歩進んで一枚、って感じで撮影しました。 |
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タテハチョウ科だと思うけど、全然わかりません。一生懸命何か吸っています。けっこう近づいて撮影することが出来ました。すると、同じ場所にもう一頭ヒラヒラ蝶が舞い降りてきました。「イシガケチョウだ!」 この蝶とイシガケチョウのツーショットが撮れました。 |
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イシガケチョウは羽を水に付けながら水を吸っています。この場所の何が魅力的なんだろう??もう少し待てば他の蝶も現れるかと思ったんだけど、現れませんでした。 で、採集する事にしました。妻に網を用意してもらい、2頭一気に採集する作戦です。 そーっと網を近づけて、「えいっ」って採集しました。2頭とも網に入りましたが、イシガケチョウは僅かな隙に逃げていってしまいました。 その他ではトラフタテハが飛んでいました。やっぱりトラフタテハ多い! |
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そうこうして遊んでいたら、妻が「水に足をつけてみる」と、靴を脱ぎだしました。そして水に足を入れたら驚く事が起こりました。なんと、小魚たちが妻の足に寄って来たのです。 何だ何だ?と思っていると、妻が「ぎゃぁ〜」って。足を魚に突っつかれたらしい。みるみる魚が妻の足元に増えてきて、何度か突っつかれたみたい。 魚が足をカプッと一瞬かじります。痛くはないのですが、体の割には強い衝撃が伝わります。 |
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おぉ、これは面白そうと思い、私も靴を脱いで足を入れてみました。足の裏の角質を食べるのかもしれない。私の足の裏はガサガサしているので、魚にとったらご馳走かも。 |
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ガンガン魚が寄ってきて、私の足の裏を突っつきまくり!!面白い! 妻は3回くらいやられたと言っていましたが、私は300回くらい突っつかれました。 これはもしかして人間の皮膚の角質などを食べる、ドクターフィッシュというやつかもしれないと思いました。 夫は始め片足を入れていたのですが、そこに100匹以上の魚が集まっています。同じ場所に白人のおばさんがいて、私達を見て自分も足を入れていました。 夫が両足を入れると、魚がますます寄ってきて、おばさんには1匹も寄り付きません。恐るべし、夫の足。角質だけではなく、臭いにも寄ってきたのかもしれません。魚は凄い勢いで夫の足を食べています。 おばさんはしばらく足を入れていましたが、つまらなそうに帰って行きました。 日本に帰ってから家で飼いたくなりました。これで夫の足もツルツルになるし、魚に餌をあげなくてもいいかも。 そんなことをして遊んでいるうちに午後3時位になってきたし、他に蝶も出てこないので引き返すことにしました。 来た道を引き返し、バイクの近くまで戻ると、何かの木にたくさんの蝶が群がっていて花の蜜を吸っていました。 ここでまた遊べるぞと思い、妻には網を渡し、私はカメラで撮影です。でも距離が少しあってなかなか写真撮影は難しかったです。妻も網の竿をいっぱいに伸ばしてますが苦戦しています。 急な坂になっていて、蝶に届きそうで届きません。足もグキッとなったり。それでも2〜3匹採取できました。 木からはいい匂いがします。色々な蝶が群がっていて「蝶の木」と呼んでいました。 |
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マルバネ何だか? |
黒い大きな蜂みたいのもけっこう多かった |
更にバイクの駐車場にはヒョウモンっぽい蝶も止まっていました。シジミもいました。 |
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この時点で3時半くらいになっていたので、ホテルに戻る事にしました。ホテルに戻って妻は昨日買ったドレスに着替え、また二人乗りでホワイトサンドビーチに行く事にしたのです。 帰りはバイクにも慣れ、流れに乗って運転する事ができました。夫が「帰ったらバイクの免許取りたいな〜」とふざけた事を言っていたので「コケる人には信用は無い」と答えました。 島の北側のセブンイレブンで飲み物を買い、ひと休みしていました。タイのセブンイレブンでは、日本のレストランの飲み放題ドリンクバーのようにコーラなどのサーバーが置いてあり、自分でコップ(大・中・小)を取り出し、好きなだけジュースを入れ、レジに持っていきます。コップの大きさで料金が決まっています。 店の前でカップのファンタを飲んでいると、目無し帽をかぶった男が道路を渡りこちらに歩いてきます。30℃を越えるのに毛糸の覆面。「お金を取られる!」と一瞬固まりましたが、男は店へ入って行きました。強盗?後で夫が見ていると、店のレジの前で覆面を取って、ニコニコ話しをしていたようです。 危なかった・・・。 |
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