チャーン島3日目(1月8日)
(1日シュノーケリングツアー)

 今日は予約していた1日シュノーケリングツアーに行く事になります。今の時期は乾季なので雨の心配は無く、天気を気にする必要が無いというのは良い事です。
 8:30にホテルのレセプションに迎えの車が来て私達をピックアップしてくれる予定です。その前に朝食を済ませなければ。

 朝食はホテルのレセプションを通って行くのですが、バイクを返す時間が9:30です。8:30には迎えの車が来るので、レセプションの人に鍵を預けて「返しておいて下さい」とお願いしました。

本日の朝食

 もうここの朝食3回目です。飽きてきてあまり食べる気がしません。

本日の日替わり品は、フレンチトースト、エビのおかゆ、焼きソバやチャーハンは白いごはんに変わっていました。毎日夫が食べているベーコンは、干からびていてポークジャーキーのようです。

 シュノーケルで海に入った時に浮力でゲロを吐いたら嫌なので、あまり食べませんでした。

 今回の旅ではシュノーケルをするためにけっこうたくさんの荷物を持ってきたので楽しまないと。

ホテルでは風が強くて、海は大丈夫なのかちょっと心配しました。風のせいかそんなに暑くありません。


 8:30少し過ぎにホテルのレセプションに迎えの車が来ました。荷台に乗り込み船着場まで移動です。
 ホテル前に置いてあったバイクはもう無くなっていました。バイク屋さんが取りに来たのでしょう。特に文句も言われなかったので大丈夫だったみたい。あ〜ドキドキした。

 今回の一日クルーズでは島の南側の島を巡りながらシュノーケルをするというもの。帰りは夕方になりそうですが、ランチや飲み物付きで一人1250バーツ(3375円)と、なかなか安く遊べそうです。

 どこかの港まで行くと思ったのですが、豪華そうなリゾートホテルのプライベートビーチに来ました。
 乗っていく船は沖に停泊していて、その船までは小型のボートで移動です。このボートはけっこう波しぶきが当たったりして写真に撮れませんでした。

豪華リゾートのプライベートビーチ


 私達とこのホテルの白人のオジサン、オバサンの4人が小型ボートでシュノーケルツアーに行く船に乗り込みました。すでにたくさんの人が船に乗っています。船はいろんな場所でお客さんをピックアップしているようで、私たちが乗り込んだ後も何回か止まって小さいボートでお客さんを乗せていました。
 白人の客ばかりです。若い女性はかなりセクシーです。

全員、英語圏。説明ももちろん英語。ちょっと不安になりましたが、「なんとかなるさ」。

ウェルカムドリンク?
甘くて冷たくて美味しいオレンジジュース
やっぱり風が強くて、日陰では寒く感じました。日当たりの良い所で暖をとったりしました。

 けっこう長い時間船に乗っていました。かなり遠くまで来てようやく第一ポイント到着です。
 45分間で戻ってきてと言われました。
 泳がずに日光浴している白人女性もいます。

第一シュノーケルポイント。他の船もお客さんを
乗せて来ている。

 私達は早速シュノーケルの準備をして海の中へ。最初冷たかったけどすぐに慣れました。
 水中カメラで海の中を見ましたが、思ったほど綺麗じゃなかった。トングさんは今の時期が風も無く海も綺麗だって言っていたんだけど、実際ここに来るまではもの凄い風でした。風のせいで波も少しあります。海や珊瑚礁の綺麗さで言えば、フィジーや宮古島の方が断然勝ち。ボルネオに行った時の海よりはマシだけど。

 
 泳いで岸のほうまで行きましたが、岸近くの岩場では小型のカニがたくさんいました。

 そろそろ戻ろうかと思い、船の方に泳いだんだけど、風が逆風で泳いでも泳いでも船にたどり着きません。かなり一生懸命泳いでなんとか船にたどり着いた時にはかなり疲れてしまいました。

必死で泳ぎました。早くも体がだるいです。そして、Tシャツが濡れているので、寒くてバスタオルで体を包んでいました。

 第二ポイントに着く間に昼食です。バイキング形式でけっこうたくさんのものが出ていて美味しかったです。1250バーツのツアーだからあまり期待していなかったんだけど、期待以上に良いものが出ていました。写真は撮り忘れました。

バジルのスパゲッティやマカロニのトマトソース、タイ風カレーなど、ちょっと飽き気味のタイ料理とは遠ざかった料理もあったので、美味しく頂きました。でもこれから泳ぐのでほどほどにしました。

 第二ポイントは島です。小さな島でそれ自体がリゾートになっているようでした。泳いでもよし、島に上陸して休んでも良し、ただし自由時間は45分間です。
 私は島に上陸して休む事にしました。妻は少し泳ぎたかったみたいだけど、第一ポイントで疲れました。
 島にはちょっとした店なんかもあって、缶ジュースを買って飲んだり一服したり。島に行くには小型ボートに乗り移って行くのですが、自分自身も海水で濡れているし、小型ボートでも水しぶきで濡れるのでカメラは持って行かず、写真は撮れませんでした。

上陸する前にスタッフが「サメがでる」と冗談を言いました。私が夫に「サメが出るらしいよ」と冗談っぽく言ったつもりだったのに「サメがでるから泳がない」と言われていまいました。
島で、ジュースを買ったり、夫は海の中でウォーキングをしたりしました。

 第二ポイントの島から船に戻り、第三ポイントに移動です。第三ポイントが一番コーラルが綺麗なポイントだって言うから期待していました。
 第三ポイントに着くまではデザートが出されていました。


 私は風でTシャツなどを乾かしながら日差しを浴びて昼寝しちゃいました。

昼寝する私(妻撮影)


 そうこうしているうちに第三ポイント到着。一番綺麗だというので期待して入りましたが、珊瑚はそれほど見られませんでした。ただ、魚が凄かったです。昼食の残りのご飯を持って海に入ると、小魚がどんどん寄ってきてご飯を食べます。魚が群がってくるって感じ。これは楽しかったです。何度もご飯を取りに船に戻り、おにぎりのようにして固め、また海に入ります。海水を付ければすぐにおにぎりはバラバラになりますが、そのたびに魚が寄ってきて、たまに私の指とかに噛り付きます。でも小さいから痛くない。

 今日は一日風が強いのか、波が高くていつまでも海に入っていると大変です。妻は「波に酔った」とか言って早々に船に戻ってしまいました。風が無ければ楽しいんだろうけど・・。

体が上下に揺れ、昼食を食べたばかりのせいか、だんだん気持ち悪くなってきました。魚はたくさんいて楽しかったけど、残念です。中には、ブリの子供(イナダ?)っぽいのも泳いでいました。

 私もご飯が無くなったので船に戻りました。船に戻ると妻は釣りをしていました。イカを餌にして。私もやってみましたがボウズでした。

波が高いので、皆早々に船に上がって、釣りをしていました。それに、パウンドケーキと暖かいお茶も用意されていました。
その後、スイカを8分の1位に切ったデザートも出て、私達は海に向って種を飛ばして遊んでしました。

 以下の4枚はインスタント水中カメラの画像、全然ダメですね。でも魚が多いことだけはわかっていただけると思います。
 三つの場所を巡って船は戻る事になりました。戻るのにも時間がかかるのですが、途中、サルの島に立ち寄ってくれました。私たちが残したスイカの皮などを放り投げるとたくさんのサルたちが出てきてスイカの皮を食べていました。

ボートで近寄り餌を投げる

サルの顔アップ。目の上が変な化粧しまくりの女子高生みたいになってる。日本のサルとは違いますね。

 チャーン島のリゾートホテルはそれぞれプライベートビーチを持っていて、こんな感じでみんなくつろいでいます。

 船はそれぞれの場所でお客さんを小型ボートに乗せて陸に連れて行ってくれます。
 水色の服を着た兄ちゃんが従業員。ちょうど船のエンジンを操作している兄ちゃんは私に「ジャパニーズ?」って聞いてきて、「イエス」と答えると、「I’m ノビタ」って言ってました。ドラえもんののび太の事。妻の事は「シズカチャン」って言ってた。なので私は「I’m ジャイアン」って言ったら笑ってた。この兄ちゃん、のび太のくせに入れ墨してたけど。

夫は知りませんが、このスタッフに「ドラえもん、カムヒア」と言われていました。ジャイアンよりドラえもん体型?

 帰りの船が私達をおろす所に近づいてきたので、船から小型ボートに移る場所に移動しました。するとこのツアーで色々な事を英語で説明していたお姉さんと、白人男性二人組みがなにやらクイズや手品をして遊んでいました。輪ゴムを使った手品はすぐに見破りましたが、白人男性二人組みは全くわからないようです。答えを教えてあげたかったけどお姉さんが「言うな」と言うので黙っていました。
 そのままお姉さんが英語でクイズを出します。妻が訳してくれましたが訳されなくても理解できていました。

 「ある子供と父親が車に乗っていて事故に遭った。父親は死んでしまい、子供は病院に運ばれた。オペレーションルームに運ばれた子供を医師が見た。その医師は子供を見てこう言った「この子は私の子供だ」
 何で医師は子供を見て「私の子だ」と言ったのでしょう??

 というクイズ。

 白人男性二人組みはそんな事より輪ゴムの手品が気になって気になって・・・。クイズどころではないみたい。

 このクイズ、日本で聞いた事がある気がしたんだけど、答えがわかりませんでした。そしたらお姉さんが教えてくれました。「その医師は子供のお母さんだったの」って。

なるほど!

 二人の白人男性のうちひとりは「そっかぁ〜」とオーバーリアクション。もう一人はゴムが気になって仕方ない感じ。

 そんな時間を過しながら私たちが降りるポイントに到着し、小型ボートに乗り移り「バイバーイっ」って手を振って船を去りました。

 妻は「あの白人男性二人組み、絶対ホモだ」って言ってたけど、私は全然気付きませんでした。
「大体、男二人でシュノーケリングツアーに来るはず無い」って。そう言われればそうかもね。

 車でホテルまで送ってもらって、部屋に入るときに、面白い鳥発見!

尾羽が凄い

 シュノーケルツアーから帰ってきて、手洗いの洗濯をしました。

 街のアチコチに「ランドリー」と書いた看板を見かけました。洗濯屋さんのようです。キロ単位の値段が書いてあり、旅行中洗濯を溜め込んで、洗ってもらうつもりでいました。でも、レンタルバイクの関係で、預けても出発まで取りに行けないことがわかりました。夫のズボンだけでもホテルのランドリーに出そうと思ったのですが、300円近くかかり、バーツ感覚では高すぎます。そこで、残りの滞在日数を考えて、下着を数えると何とか間に合う事がわかりました。でも、海で濡れたTシャツや水着はそのまま持って帰りたくなかったので、ホテルの洗面所で手洗いをしました。

 今夜のディナーはホテル近くのシーフードレストランに行きました。
 チャーン島最初の朝に散歩で歩いた所なのですが、こんなところにこんな立派なシーフードレストランがあるとは知りませんでした。ちょっと奥まっている所にあるし、穴場だと思う。

ガイドのトングさんが「ホワイトサンドビーチは高いよ。ホテルの裏のシーフードが良いよ」と言っていたのを思い出しました。この日はレンタルバイクを借りていなかったので、二人でぶらぶら歩いて巨大ヤモリなどを見ながら行きました。

 若い兄ちゃんのバイトみたいのが対応してくれましたが、ここでもDSを使ったりしてお勧めを聞いたりしました。

 ガイドブックに「エビのすり身揚げ」がおすすめと書いてあったので、お兄ちゃんにガイドブックを指差し「これこれ!」。それに透明なスープに入った麺が食べたかったので、それもお願いし、夫は得意のチャーハン。もう一品何にするのか迷ったので、またまたDSで「おすすめは?」と聞いたら、エビのオイスターソース炒めを選んでくれたので、これらとスイカシェイク、オレンジシェイクを注文しました。

チャーハン

コショー入り春雨スープ

エビすり身の揚げ物

オイスターソースのエビ入り野菜炒め。最高!


 料理が運ばれてきます。スイカシェイクは一番美味しいと、夫は大満足。私のオレンジシェイクは普通のオレンジジュースに変わっていました。
えびの揚げ物は、メンチカツの味がしました。はちみつ味の甘いタレを付けて食べたのですが、サックサクでとても美味しい!でも最後まで、エビだったのか肉だったのかよくわかりません。春雨スープもコショウが効いてとても美味しいです。
夫が2杯目に「ミックスフルーツシェイク!」と言って空になったスイカシェイクのグラスを指差しました。お兄ちゃんはにっこりして奥へ。出てきたのはスイカシェイクでした。でも美味しいから許せます。


 はっきり言ってこれまで2回ホワイトサンドビーチで食べましたが、こっちのほうが断然美味しかったです。特にオイスターソースの野菜炒めは美味しくて、この旅で2番目に美味しい料理でした。(一番は鳥皮)
 
DSで「おいしい」「とてもおいしい」をその場で学習し、お兄ちゃんに伝えるととてもうれしそうでした。ポケットに入っていた飴をあげたり、チップもすこしはずんで置いてきました。

 タイの習慣に合わせて食事をしますが、例えばかぶりついてはいけないとか、食器に口をつけてスープなどをすすってはいけないとか、麺を食べる時に音を出さないとか。郷に入れば郷に従えで、色々頑張ったんだけど、気を使いすぎて疲れます。また、スプーンとフォークだけで食べると食べづらくて。
 そんな姿を見て店の兄ちゃんが箸を持ってきてくれました。「ワォ、コップンカー!」タイ語でありがとうの意味。

 大満足して帰って来ました。

 今日は蝶の写真は1枚も撮れませんでした。明日はチャーン島最終日。エレファントトレッキングは朝7時にホテルのレセプション集合との事。
 3時にはチェックアウトなのですが、妻が「エレファントトレッキング終わってからバイクを借りてチョウチョ探して来ていいよ、私は後片付けするけど」と言いました。

 バイクレンタルは8時間コースと1日コース(24時間)があり、8時間コースだと250バーツ(675円)です。
 値段は安いからどうでもいいんだけど、もしバイクを借りた時に店の人が「おい、昨日バイク借りた時に転んで傷つけただろ!4000バーツ払え」と言われたら怖いので、「バイク借りない」と言いました。

 でも妻は「もう最終日だし、そんなこと言ってこないから大丈夫、借りよう」と何度も言うので、明日はエレファントトレッキングが終わってからバイクを借りる事にしました。

すっかり怯えて「借りない」と頑固でした。でも借りるときめたら、「明日はどうしよ〜!」とご機嫌ではしゃいでいました。


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