ホーチミン1日自由行動
(動物園と買い物)

(1/9)

 朝目覚めると、なんと晴れていました。やったーー!こうなったら作戦通りサイゴン動物園に行く事に決定です。さっさと朝食を食べて出発する事にしました。
ホーチミンのホテルでの朝食も楽しみにしていて、パンケーキやお肉も目の前で焼いていくれます。「次何食べようかな〜」って思っていたら「もう行くよ!」って。
今日の朝食

 朝食をさっさと済ませて部屋に戻り、動物園に行く準備をしました。空港からホテルまで案内してくれていたウィーさんに、ホーチミンでの予定を聞かれたときに「動物園に行きたい」と言ったら、「あそこは大した事無い」と言われていたのですが、目的は動物ではありません。蝶を撮影したいというものです。あまり整備されていたら蝶は見られないと思うんだけど、「大した事無い」という言葉が逆に「蝶がいるんじゃないか?」という期待で膨らんでいました。

 カメラを持ち、妻にお金をもらい、タクシーで行く事にしました。事前に見ていたガイドブックでは余裕で徒歩でいける距離(2km位)なんだけど、歩く体力は動物園の中で使いたかったし、けっこう気温も上がりそうだったのでタクシーにする事にしました。
 妻は同行せず、一人で行く事になりました。妻はこの時間を使ってお土産などの買い物をしたいらしいです。
 携帯電話等も無いので連絡が取れないのがちょっと不安ですが、妻はホテル近くのドンコイ通りでお土産等を買い、ちょくちょく荷物を置きにホテルの部屋に戻ると言うので、私が動物園から戻ってホテルの部屋で落ち合う事にしました。

 ホテルのロビーでタクシーを呼んでもらいました。サイゴン動物園までは思っていたよりちょっと遠かったような印象ですが、3万ドン(120円)ほどで到着しました。
 動物園の入場料は8000ドン(32円)と格安でした。

サイゴン道植物園入り口。派手な門の奥に見える小屋でチケットを買う

 入場料を支払い、進んでいくと、ベトナムのオバサン達が何かしていました。剣のようなものを持って踊っていると言うか体操していると言うか。なんかちょっと面白かったのでバチバチ写真を撮りました。

剣を持って踊るオバサンたち

 さて、いよいよ動物園に入りました。入ってすぐの花壇を見たら、セセリが止まっていました。動物園最初の蝶です。

イチモンジセセリ?

 見た感じはオオチャバネセセリのようでした。入ってすぐにセセリの写真を撮れたので、この先もたくさんの蝶がいるのではないかと期待したのですが、辺りを見回しても他に蝶は飛んでいません。園内には案内図があったので動物園がどの位広そうなのか見てみましたが、けっこう面積がありそうです。とりあえず、色々歩きながら蝶を探そうと思いました。

 歩き出してちょっとしたときに見つけました。「バタフライガーデン!」
 まさかバタフライガーデンがあるとまでは思いませんでした。これは蝶の写真が撮れなくてもバタフライガーデンでしばらく遊べるなと思い、近づいたのですが、なんと、閉まっていました。残念。

 女性の係りの人は出入りしているのですが、入り口には鍵がかかっていて入れません。中ではツマベニチョウやモンキアゲハなど数種類の蝶が飛んでいるのが見えるのですが。少したってから開くのかな?と思いましたが、帰るまで開きませんでした。

閉まっていたバタフライガーデン。残念

 しばらく園内をうろつき、動物もチラチラ横目で見ながら蝶を探します。そんなに蝶が飛んでいません。動物園の環境としては植物もけっこう生えていて蝶がいても良さそうだし、花も咲いているので吸蜜に来ても良さそうなんだけど。

 青いシジミを見つけ追い掛け回してやっと数枚撮れました。

ヒメシルビアシジミ?


 日差しがだんだん強くなってきました。動物園に着いたのが9時くらいで、もう30分ほど経ちました。日差し+歩いているので、汗がダラダラ出てきました。妻がタオルを持たせてくれたのですが、かなり役に立ちました。
 日差しが強くなってきて気温も高くなってくると、徐々に見られる蝶の数も多くなってきました。
 ボルネオのホテル裏で見かけたような白と黄色と赤の蝶も見ることが出来ましたが、高い位置に止まっていてたいした写真は撮れませんでした。

ベニモンシロチョウ


 植物は手入れが行き届いていて、動物園の職員と思われる人がたくさん水を撒いています。小さな青いシジミはたくさん飛んでいます。
 そんな中、小さめのシロチョウが飛んでいました。なかなか止まらずずっと飛んでいたのですが、粘り強く待っていたら止まってくれました。飛んでいるときは気付かなかったけど、写真を撮って見てみるとツマキチョウの裏側にちょっと似ていると思いました。

クロテンシロチョウ


 色々園内を歩き回りましたが、蝶が多い場所が何箇所かあるように感じました。その何ヶ所かをぐるぐる巡りながら蝶の撮影をしました。汗だくになるけどとても楽しいです。北海道じゃ今時期絶対蝶の撮影なんて出来ないから。

 1頭のアゲハが飛んできました。何ていうやつかはわからないけど、オナシアゲハみたいな感じでした。花から花へと飛び回り、蜜を吸っています。とても綺麗でした。

オナシアゲハ

 このアゲハがいた場所では数種類の蝶が飛んでいて、あまり歩き回らなくても蝶の観察が出来るのですが、地元の高校生が騒いでいたり、他のお客さんもけっこういたりして、簡単に写真は撮れないような状況でした。

スジグロカバマダラ

 他の人が来たら違う場所に移動を繰り返しながら、誰もいない場所で蝶の撮影をしました。暑くて汗だくで楽しいんだけどけっこう疲れます。水を買って飲んでいたら、小汚いオジサンが何かを売りに来ました。何か分からなかったけど「いらない」と言ったらすぐに立ち去って行きました。セクシーヤングガールマッサージの客引きオバサンのしつこさは全くありません。

 キチョウのような蝶もチラチラ飛んでおり、黄色い葉っぱに止まりました。もしかして黄色い葉っぱを選んで止まっているのかもしれません。

ミナミキチョウ?
トガリシロチョウ

タテハモドキ


ハレギチョウ

ニャチャンの「壊れそうな橋」の所にいたような蝶(リュウキュウミスジ)が交尾をしていました。見つけたときには飛んでいたんだけど、芝生に降り立ったので撮影できました。

ルリモンジャノメ

この蝶は2頭でグルグルして飛んでいて、喧嘩してるのか縄張り争いしているのかわからなかったけど、、飛んでいるときはとても綺麗な色でした。でもようやく葉っぱに止まったと思ったら凄い地味な色でした。

ウスグロシロオビマダラ?

マダラチョウの仲間も飛んでおり、当然だけど北海道ではみられないような科の蝶を見ていると、自分が南国にいることが実感できます。
メスアカムラサキみたいな蝶も見ることが出来ました。
こいつもアオタテハモドキのメスっぽいんだけど、図鑑で見たらちょっと違うような気もします。
(ジャノメタテハモドキというそうです)
 ハイイロタテハモドキのような蝶。マレーシア(ボルネオ)やタイでもよく見かけた蝶です。ベトナムでも見られるんですね。この蝶は動物園のある場所でたくさん見ることが出来ました。食樹か食草が近くにあるんだと思います。

 蝶はかなりの数が飛んでいて、動物園に行けば蝶がたくさんいるのではないかと言う読みは当たりだったと思います。この他にも撮影できなかった蝶も少しだけいたのですが、大体この動物園にいる蝶の種類はこのくらいだったと思います。(ニャチャンの空港にいたオレンジの蝶(ヘリグロホソチョウ)や、ミカドアゲハみたいのもいました)

 どこかの山の中とか、自然環境のある場所だともっとたくさんの蝶が見られたと思うんだけど、雨の予報が晴れになり、蝶が見られないと思ったホーチミンでこれだけ撮影できたのだから満足でした。とにかく汗が凄くて、妻が持たせてくれたタオルが大活躍しました。

 撮影している最中、カメラを持った地元の人(30歳くらいの兄ちゃん)が近寄ってきて、話しかけられました。英語で話しかけてきてくれて、カメラのレンズの事やメーカーの事などを尋ねられました。また、色々なことを言っていたのですが、何を言っているか良くわかりませんでした。(発音が悪いのではなく、言っている英語の単語の意味がわからなかった)
 ベトナムでも蝶の撮影が趣味の人がいるんだなぁ〜と思いました。

 蝶を探しながら園内を歩き回っているときに少しだけ動物の撮影もしました。
象はけっこう近くで見ることが出来ます。日本の動物園に比べても近いと思います。この2頭の象は柵で隔てられていますがじゃれあっていました。
右側はクジャクでしょうが、左側の鳥はわかりません。これらの鳥は檻に入れられておらず、自由に飛びまわれる状態でした。自分の意思で動物園内にいるようです。
このサルも檻に入れられておらず、自由に動き回れる状態でした。でもこの石の上から動かず、何か考え事でもしているようです。
カワウソか何か分からないけど、凄いだらしない格好で寝ていました。
サルが檻に入れられて展示されているのですが、子供のサルは自由に檻から出入りしていました。こんなんでいいんだろうか?でも面白い!
地元の幼稚園児みたいな子供も見学に来ていました。
蝶を撮影していると、けっこうトカゲを見ることが出来ました。住み着いているようです。撮影したときにちょうどカメラ目線になってくれました。

 動物園は一通りの動物がいます。トラもいたし、ヘビもいたし。ウィーさんは大した事無いと言っていましたが、動物園を見学するだけでもかなり面白いと思います。(サルが檻から出ていたり、管理がアバウトな感じもまた良し)
 ただ、トラの檻のドアが開いていたのはちょっと怖かったです。もしかしてトラも放し飼いしているのかと思って。

 時間も12時位になったし、これ以上ここにいても新しい種類の蝶には出会えない感じだったので、そろそろホテルに戻る事にしました。
 タクシーで戻ろうと思っていましたが、ホーチミンにはぼったくりのタクシーがいるとウィーさんに聞いていました。ボッタクリと優良タクシーの見分け方も聞いていましたので、優良タクシーを捕まえる事にしました。

 ちなみに優良タクシーは緑と白の車体。あと、車に書かれている数字が83838383と、8と3が書かれているのと、83272727だそうです。危ないのは83277727と、優良タクシーとちょっとだけ番号が違うやつだそうです。

 優良タクシーを見つけようと思ったのですが、ちょうど目の前でタクシーが止まり、中学生くらいの子供が3人くらい降りてきたので、「このタクシーなら安全だな」と思い、子供たちと入れ替わるようにタクシーに乗り込みホテルまで行ってもらいました。行きと同じく3万ドンほど。ちゃんと優良なタクシーに乗ることが出来ました。

 ホテルの部屋に戻ると、妻がいました。妻もちょうど部屋に戻ってきたばかりだったという事で、お互いタイミングよく帰ってきたようです。
夫が動物園へ行っている間、おみやげ探しです。ドンコイ通りでバッグ、ポーチ類を購入。
大きな通りを地元の人と一緒に渡り、トンタット通り、パスター通りや小さな路地にある雑貨屋を見て歩きました。日差しが強くて歩いているだけで結構疲れます。

地図を持って歩いているのは危ないと思い、感覚で歩いていると道に迷ってしまいました。大きな公園があったので、地図を確認してホテルまでたどり着けたのですが、観光客の姿がなくなると不安になります。途中おじさんに「ベンタイン市場はこっちだよ」と声を掛けられ、一目で道に迷っていることがバレていたようです。

ホテル周辺も歩き回り、おしゃれなスーパーも見つけました。

今日の昼食はどこだかのホテルのアフタヌーンティーだかに行こうという事になりました。
でも、その前にシェラトンホテルロビーの喫茶店でウェルカムドリンクをいただくことにしました。チェックインのときに券をもらっていて、滞在中1度だけタダでドリンクが飲めるというものです。

 ドリンクを飲んでからホテルを出て、歩いてアフタヌーンティーのホテルに向かいました。ガイドブックの地図を見ながら歩いたので迷子にはならなかったけど、着いた場所はそのホテルの裏側でした。サイゴン川が目の前にあります。
隣の建物にはベトナム国旗と日の丸の旗が掲げてありました。日本企業が関係しているのでしょうか。
 表側に回り、中に入りましたが、値段が高すぎだったのでやめました。で、このホテルに来るときに通った道沿いでも色々食べられそうな店があったので、その中のひとつで昼食にしました。
 その店は、ちょっと高級はスーパーの2階にありました。1階のスーパーはお土産に良さそうなチョコレートやコーヒーとか色々売っていました。
今までのスーパーとは違い、ヨーロッパのお菓子や紅茶がたくさん。カフェもきれいでショーケースにはケーキやマカロンが並んでいます。
注文したパニーニも夫のサンドイッチもポテトもピンパール島で食べたファーストフードとはまったく違うものでした。
頼んだドリンク。ダイエットコーラとオランジーナ 妻が頼んだパニーニ。妻は食べきれず、私が最後食べました。
かぼちゃのスープとサラダ 私が頼んだサンドイッチ。

 食事を終え、外に出るとちょっとあたりが暗くなっていて、今にも雨が降りそうでした。「雨でも降りそうだね」と言った瞬間にちょっと雨が降ってきました。このあと、ガイドブックに乗っていたフットマッサージに行こうという事になっていたのですが、当初歩いていこうかとも考えたのですが、雨が降って来たのでタクシーで行く事にしました。

「健之家」という台湾式フットマッサージのお店です。昼間、前を通ってチェックしていました。

 優良タクシーを捕まえて乗り、行き先を確認してタクシーが動き出した後、雨がもの凄い事になってきました。南国のスコールでもこんなに降らないだろうという位の豪雨です。タクシーのワイパーを最速にしても前が全然見えません。もの凄い雨の中、タクシーはバイクなどでグチャグチャの道路を走り、事故にもならず目的のフットマッサージに到着したのですが、助手席に乗っている私が車を降りて、後部座席に乗っている妻のドアを急いで開けて降ろし、どっかの店の軒先に避難する間、わずか5秒程度だったと思いますが、その5秒で着ている服はびしょ濡れになってしまいました。
こんなに大粒で激しい雨は初めてです。一瞬で全身ずぶ濡れ。

 目的のフットマッサージ屋さんに到着して店の中に入り、コースを選んだらマッサージをしてくれる部屋に通されました。そして、マッサージを受けるための椅子に座らされたのですが、係りのお姉さんが「着ている服を脱いで」というジェスチャーをしました。何でフットマッサージなのに上半身裸にされるのか?もしかしてここはセクシーヤングガールのマッサージ店なのかと思いましたがそうではなく、単にびしょ濡れの服を脱げということでした。

 服を脱ぐとお姉さんはびしょ濡れの服を扇風機で乾かしだしてくれました。心遣いが嬉しかったです。上半身はバスタオルで覆って寒くならないようにしてくれました(部屋の中はエアコンかかっているし)

 
マッサージをしてくれる所に座らされて、最初はしょうがみたいなものの入っているお湯の入った桶に足をつけます。
動物園で歩き回って足はかなり疲れていた感じだったので、マッサージはとても気持ちよかったです。1時間コースで二人で40万ドン(一人当たり800円)
かなり安いと思います。また明日も来ようかと妻と話し合うほど安くて気持ちよかったです。濡れた服も80パーセント乾きました。
フットマッサージ専門なので、もう少し足裏のツボを押すのを期待していたのですが、ふくらはぎをオイルを塗ってつるつると滑らせるマッサージです。背中と肩は力いっぱい押すので、強いマッサージが好みの人に向いているかもしれません。私は翌日もみかえしになりました。
やはり隣から「ぐ〜!」といびきが聞こえてきました。

フットマッサージを終えると、雨は上がっていたので、ここからは歩いてビンコムセンターという所に行く事にしました。
妻のリサーチによると、ビンコムセンターにはアクセサリー屋さんがあるということでした。
実は自分はこのホーチミンで自分用のアクセサリーを買おうと思っていたのです。指輪、ネックレス、ブレスレットなど良いものが安く売って無いかなと思っていました。

ビンコムセンター

 ビンコムセンターの中に入ると、スワロフスキーがありました。それだけでなく、いろんなブランドが入っていましたが、自分が欲しいのはブランド物というよりはロック調のシルバーとかだったので、妻がガイドブックで見つけていたアクセサリー屋さんを探しました。でも探すのに苦労しました。

中に「GAP」や「ジミーチュー」などがあり、「ZARA」では冬のコートが売っています。年中真夏のベトナムで誰が着るの???

 ようやく見つけたそのお店は逆に安っぽいものばかりで、シルバーとかも無かったので残念だったのですが、地下にフードコートがあったので寄ってみました。
結局、夫の髪を止めるカチューシャを買ったのですが日本円で1000円近くしていました。高い!
写真左の店ではMOCHI SWEETSと言って、例えると雪見大福みたいなスイーツが売っていました。いろんな味があり、思わず買ってしまいました。右の写真は購入したMOCHI SWEETSと、隣のドリンク屋さんで買ったタピオカミルクティー(妻は抹茶のシャーベットみたいの)
抹茶シェイク?が冷たい!一口ごとに頭がキーンとなって、むせて咳が出ます。
フードコートは近代的で、フォーなどのローカル食堂の他に日本式焼肉などもあります。


今日の夕食はここのフードコートで済ませようかと妻が言いましたが、確か今夜はホーチミン市のベンタイン市場という所にある屋台のような所で食べようかと言っていたはずだったので、「せっかくだからベンタイン市場に行こう」という事になりました。ベンタイン市場はビンコムセンターから徒歩10分ほどだと思います。

市場に向かう間にもいろんな店があって、かなり熱気があります。勢いのある街という事を肌で感じます。

ベンタイン市場はホーチミンでも有名な市場なのですが、夜はやっていなくて、そのかわり夜市みたいのが出るそうです。そこに色々な店が出店されていて、食べ物屋さんもあるようです。だけど、ベンタイン市場に行くならということで、市場の近くにあるガイドブックに乗っていたヘッドスパみたいな所に行く事にしました。


ベンタイン市場近くにあるヘッドスパみたいな所。この店は髪をシャンプーしてセットしてくれるんだけど、1時間くらいかけて頭皮のマッサージ、首から肩にかけてのマッサージ、両腕(指先まで)のマッサージを丁寧にしてくれました。二人で45万ドン(一人900円)最高に気持ちいいし、激安でした。この店も「明日もまた来ようか」と、妻と話し合いました。
最後におしゃれな若い男性の美容師さんが、私の髪をセットしてくれました。何ヶ所もパーツに分けて一生懸命ブローしてくれます。ドライヤーで乾かすだけで良かったのに(笑)。
翌日、ウィーさんに美容室の話をしたところ「セクシー美容室があるから気をつけてください。そこはミニスカートのお姉さんが頭だけではなく別なマッサージをする所です」と教えてくれました。その話を聞いた夫は街の美容室を見ると「ここはセクシー美容室かな〜」とうれしそうに外からお店をのぞいていました。

ヘッドマッサージで頭がすっきりしたので、夜市を見る事にしました。雑貨などいろんなものが売っていますが、ニャチャンの夜市とたいした変わらない感じでした。ここの市場は観光客にはふっかけてくるらしいですが、妻が針金で出来たベスパというバイクのおもちゃというか置物を欲しいと言っていました。ちょっと探してみたらすぐに見つかりました。値段交渉をして2つ買う事にしたらまけてくれました。1つは妻の職場の人へのお土産、もうひとつは自分たち用のお土産にしました。

ベンタイン市場の付近

ベンタイン市場の夜市
シャネルやプラダのバッグがたくさんぶら下がっています。ぐらっときたけれどニセモノはいけません!

夜市で購入した針金ベスパの置物(値段忘れました)
針金なのですぐに曲がってしまいます。スーツケースにそおっと入れて日本まで大丈夫でした

 ベンタイン市場の夜市では食事をする所が2つあったように記憶しています。最初入ろうかと思った所は凄い混んでいて諦めたのですが、もうひとつの所はまだ席があり、そこで夕食にする事にしました。
夜市の食事屋さんと魚とか肉とかを焼いている場所

席に着き、メニューを見せてもらって注文します。写真つきのメニューなので注文しやすかったです。

レモンサイダーみたいのがあったので、妻は昨日のSHガーデンのような期待をこめて注文したのですが、さすがにあれほどのものは出てきませんでした。グラスに砂糖とレモンの絞り汁みたいのが既に入っていて、ジャリジャリしています。そこに炭酸を注いでかき混ぜれば出来上がり!というものでしたが、グラスに入っていた砂糖とレモンの絞り汁の中に、アリさんが2匹入っていました。妻は嫌がるかなと思ったけど、「別に平気だよ」って。
私がアリさんを取り除いたら、何事も無かったように炭酸を注いで飲んでいました。妻がたくましく見えました。
ジャリジャリの砂糖にレモン汁。そしてアリさん。こんなこともあるかな(笑)。炭酸水に砂糖が全く溶けません。最後までじゃりじゃり。
残念なレモンソーダと、グラスに入っていたアリさん
左写真の揚げ春巻き、お兄さんが持ってきたときにテーブルに置こうとして勢いあまって春巻きがひとつポーンッと飛んでいきました。別にどうでも良かったんだけど、一度持ち帰り、多分1個足して持ってきてくれました。でも最初の数なんてわからないから、実際にひとつ足したのかどうかは不明。右の写真は焼肉みたいの。味がどうだったかは忘れました。
焼肉じゃなく「ステーキ」です!
この串はとてもおいしく、私がベトナムで食べたものの中でナンバー1でした。おかわりしました。
右はカニ入りチャーハンのような食べ物。これもどんな味だったか忘れてしまったけど、チャーハンの中にちゃんとカニが入っていました。
チャーハンに入っていたカニ。
上記の食べ物を注文(串とコーラはおかわりして)して29万ドン(1160円)日本で食べたら倍はするでしょうね。

 食事を終えて歩いてホテルまで戻りました。
帰る最中のライトアップされた建物。左は劇場?右の建物の輪郭に沿って電気がついているのはさっき行ったビンコムセンター。

宿泊しているシェラトンホテルにはカジノがあります。今回初めてカジノに行ってみる事にしました。ここのカジノはベトナム人は入ることが出来ず、私たちが入るときにはパスポートを提示して名前などを記入しました。ディーラーがいてブラックジャックなどをやっている人もいましたが、自分たちはスロットみたいのをやってみることにしました。
100ドル札を10ドル×10枚に交換します。
スロット機に10ドル札を投入すると、500ベットになりました。(要するに1コイン2セント(2円弱))

妻がやったのは1回スロットを回すのに5ベットすれば全ライン有効になるやつで、私がやったのは15ベットだか20ベット位必要でした。
でもこれが意外と当たります。簡単に0になるのかなと思っていたのですが、なかなか0にはなりません。妻は眠くなり、すぐに部屋に戻りましたが、私は1時間半か2時間くらい遊びました。最終的に30ドル負けましたが、1ドル90円換算でも2700円です。パチンコするよりよっぽどお金が減らないと思いました。ただ、ブラックジャックは1回最低20ドルとか、スロット機でも掛け金を何倍にでも出来るので、一度にかなり掛けてやっている人たちもいました。

 このカジノ、飲み物とか食べ物とか全部タダだそうです。何か頼もうかと思ったんだけど、注文の仕方が分からなくて、結局水しかもらえませんでした。それでも初カジノ体験はとても面白かったです。昨日も来てればよかった。

11時過ぎても夫は帰ってきません。もう寝ます。

 部屋に戻ろうと思ったら、鍵が無い事に気付きました。妻が先に部屋に戻ったので鍵を持って行ってしまったのです。そして、このシェラトンホテル、カギ(カードキー)が無ければエレベータが動かないんです。ホテルのフロントに「妻が鍵を持って部屋に行ってしまい、自分はエレベータで部屋に戻ることが出来なくなった」と英語で説明して対処してもらいました。
 ニャチャンのシェラトンでも一度同じミスをしていたのに、自分はバカだなと呆れてしまいました。

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